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宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

大きな船 小さな船

2007年12月08日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

最近読んで、特に心に残った話です。

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アフリカの象牙海岸に小さなカヌーでやってきたアフリカ人の
酋長に対して、イギリス人の汽船の船長がこんな自慢話を
しました。

『いいか、酋長。
ここに水を張った洗面器がある。
これを海に例えれば、お前達の船は、こんなものに過ぎないのだ。』

そう言ってイギリス人の船長は、パイプに火をつけたマッチの
燃えさしを、ポンと洗面器の中に放り込みました。

『ところが、我々白人の船はこれくらい大きくて、しかも鉄で
出来ているし、速力も10倍以上速いのだ。』

と、今度は空になったマッチ箱を洗面器の中に放り込みました。

マッチの燃えさしとマッチ箱は洗面器の海の上に並んでいます。
2つを並べると、白人の船長が言うように、マッチの燃えさし
よりマッチ箱の方が、ずっと立派に見えるのです。

『なるほど。』

アフリカ人の酋長はそう言うと、手を伸ばしてアッという間に水を
床にザーッとこぼしてしまいました。
驚いた白人の船長に酋長は、

『白人よ、見るがよい。
海をくつがえす宇宙の力の前には、白人の船もアフリカ人の
船も、このように無力なのだ。
小さな知恵を誇るまいぞ。』

と言いました。

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この話しには沢山の教訓が含まれているように思います。

例え自身の財力や学歴や権力、徳や才能を誇ろうとも、
宇宙から見るならば、どんな人間でも謙虚にならざるを
得ないように思います。

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