残り37秒
陵南 98
湘北 95
湘北のオフェンスから始まる。
「早い段階で、1本が必要ね。」
と弥生。
「今度こそ、流川君ですね。」
と中村。
「安西先生。俺は信じてます。必ず、湘北を勝たせてくれると。」
と三井。
「センドー。」
「ん!?」
(勝つ。)
「今度は俺が、日本一になる番だ。」
鋭い眼光の流川。
「ふっ。できるもんならな。」
(ふっきったようだな。)
流川と同様の眼力を放つ仙道。
(まずは、俺のゲームメイク。)
と宮城。
(パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!)
「流川!!」
宮城が流川を呼ぶ。
陵南の選手に緊張が走る。
だが。
「!!」
「!!!」
宮城から放たれたパスは、流川とは逆方向。
『バス。』
そこには、柳。
陵南の裏をかく宮城のパス。
(俺のスピード。)
柳が一気にインサイドに切れ込む。
「速い!!!」
「柳がいったーーー!!」
『ダッダム!!』
上杉をかわし、陵南ゴールに襲い掛かる。
(早い1本!!リバウンドは任せましたよ!)
『シュ!』
軽やかなステップから、ジャンプシュートを放った。
だが。
『チィ。』
柳の後ろから伸びた手がボールに触れた。
「!!!」
「空斗!!」
右手の中指が、ほんの掠る程度のシュートチェック。
「外れろ!!」
上杉が叫ぶ。
「入れ!!」
柳が後押しをすると同時に、ゴール下は、戦場と化す。
(ガッデム!)
(もらったぁ!)
角田は、黒川にがっつりスクリーンアウトされ、ポジションが取れない。
福田と桜木は、激しいボディコンタクト。
「どけ!フク助!!」
『ガシ!』
「桜木こそ!!」
『ガツ!!』
お互い譲らない、せめぎあい。
「リバウンドを掴む者は、勝利を掴む!!」
「リバウンドを制する者は、試合を制す!!」
(そして、天才の全てが勝利に導く!!!)
『キュ!』
流川と仙道もリバウンドに加わる。
ゴール下の肉弾戦。
6人の男が、ボールを求めて、汗を散らす。
緩やかな回転をする柳のシュートは、リングに一直線に向かっている。
「入れ!!!」
湘北ベンチ。
「外れろ!!」
陵南ベンチ。
『ガン!』
「外れた!!」
「いや、まだだ!!」
リングにあたり、大きく垂直に跳ね上がる。
ボールは、最高点に到着し、リングを目指して、落下し始める。
体育館にいる全ての視線が、ボールに注がれた。
「!!!」
「!!!」
『ガッ!』
「わずかに外れた!!」
「リバウンドだーー!!」
一斉に6つの体が動き出す。
ボールは。
「うぉぉぉーー!!」
『バチィン!!』
両腕を懸命に伸ばした福田が、空中で掴んだ。
ポジション取りは互角。
女神は福田に微笑んだ。
「福田の粘りが、桜木の跳躍力を超えた!!」
「陵南がぐっと勝利を引き寄せた!!」
だが。
「うぉりゃーー!!」
『バシ!!』
落下してくる福田の手から、ボールが上へと弾かれる。
「!!!」
「さっ桜木!!」
「まだだ!!!」
まるで、自由を手に入れたかのように、ボールは再び舞い上がる。
『ダン!』
『ダン!』
仙道が、流川が、桜木がボールを奪いにいく。
『バス!』
『トン!』
仙道と桜木が、同時にボールに触れた。
「また、桜木だ!!」
ボールは、エンドラインに向かう。
「エンドラインを割る!!」
「どっちのボールだ!!!」
『キュ!!!』
「俺のボールだーー!!」
桜木は、着地と同時に、ボールに突っ込んだ。
『ダン!』
エンドライン手前で大きくコート外にダイブする桜木。
『バス!』
「桜木が掴んだーー!!!」
「なんていうボールへの執着心!!」
空中で、振り返る桜木。
「男なら、根性出してみろ!!ふん!!!」
『ビュン!!』
『ドガ!!』
桜木は、ボールをコート内に投げ込むと、そのままコート外に倒れこんだ。
『バシ!!』
「誰にいってやがる!!どあほう!」
受け取ったのは、もちろんこの男。
湘北のエース、流川楓。
「流川くーーーん!!」
「流川ーー!!」
「決めてくれーーー!!」
「ルカワ!ルカワ!」
「流川先輩!!!」
「決めろーーー!!」
未だ戦場となっていたゴール下に、流川が果敢に一人で攻め込む。
残り27秒
陵南 98
湘北 95
続く。
陵南 98
湘北 95
湘北のオフェンスから始まる。
「早い段階で、1本が必要ね。」
と弥生。
「今度こそ、流川君ですね。」
と中村。
「安西先生。俺は信じてます。必ず、湘北を勝たせてくれると。」
と三井。
「センドー。」
「ん!?」
(勝つ。)
「今度は俺が、日本一になる番だ。」
鋭い眼光の流川。
「ふっ。できるもんならな。」
(ふっきったようだな。)
流川と同様の眼力を放つ仙道。
(まずは、俺のゲームメイク。)
と宮城。
(パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!)
「流川!!」
宮城が流川を呼ぶ。
陵南の選手に緊張が走る。
だが。
「!!」
「!!!」
宮城から放たれたパスは、流川とは逆方向。
『バス。』
そこには、柳。
陵南の裏をかく宮城のパス。
(俺のスピード。)
柳が一気にインサイドに切れ込む。
「速い!!!」
「柳がいったーーー!!」
『ダッダム!!』
上杉をかわし、陵南ゴールに襲い掛かる。
(早い1本!!リバウンドは任せましたよ!)
『シュ!』
軽やかなステップから、ジャンプシュートを放った。
だが。
『チィ。』
柳の後ろから伸びた手がボールに触れた。
「!!!」
「空斗!!」
右手の中指が、ほんの掠る程度のシュートチェック。
「外れろ!!」
上杉が叫ぶ。
「入れ!!」
柳が後押しをすると同時に、ゴール下は、戦場と化す。
(ガッデム!)
(もらったぁ!)
角田は、黒川にがっつりスクリーンアウトされ、ポジションが取れない。
福田と桜木は、激しいボディコンタクト。
「どけ!フク助!!」
『ガシ!』
「桜木こそ!!」
『ガツ!!』
お互い譲らない、せめぎあい。
「リバウンドを掴む者は、勝利を掴む!!」
「リバウンドを制する者は、試合を制す!!」
(そして、天才の全てが勝利に導く!!!)
『キュ!』
流川と仙道もリバウンドに加わる。
ゴール下の肉弾戦。
6人の男が、ボールを求めて、汗を散らす。
緩やかな回転をする柳のシュートは、リングに一直線に向かっている。
「入れ!!!」
湘北ベンチ。
「外れろ!!」
陵南ベンチ。
『ガン!』
「外れた!!」
「いや、まだだ!!」
リングにあたり、大きく垂直に跳ね上がる。
ボールは、最高点に到着し、リングを目指して、落下し始める。
体育館にいる全ての視線が、ボールに注がれた。
「!!!」
「!!!」
『ガッ!』
「わずかに外れた!!」
「リバウンドだーー!!」
一斉に6つの体が動き出す。
ボールは。
「うぉぉぉーー!!」
『バチィン!!』
両腕を懸命に伸ばした福田が、空中で掴んだ。
ポジション取りは互角。
女神は福田に微笑んだ。
「福田の粘りが、桜木の跳躍力を超えた!!」
「陵南がぐっと勝利を引き寄せた!!」
だが。
「うぉりゃーー!!」
『バシ!!』
落下してくる福田の手から、ボールが上へと弾かれる。
「!!!」
「さっ桜木!!」
「まだだ!!!」
まるで、自由を手に入れたかのように、ボールは再び舞い上がる。
『ダン!』
『ダン!』
仙道が、流川が、桜木がボールを奪いにいく。
『バス!』
『トン!』
仙道と桜木が、同時にボールに触れた。
「また、桜木だ!!」
ボールは、エンドラインに向かう。
「エンドラインを割る!!」
「どっちのボールだ!!!」
『キュ!!!』
「俺のボールだーー!!」
桜木は、着地と同時に、ボールに突っ込んだ。
『ダン!』
エンドライン手前で大きくコート外にダイブする桜木。
『バス!』
「桜木が掴んだーー!!!」
「なんていうボールへの執着心!!」
空中で、振り返る桜木。
「男なら、根性出してみろ!!ふん!!!」
『ビュン!!』
『ドガ!!』
桜木は、ボールをコート内に投げ込むと、そのままコート外に倒れこんだ。
『バシ!!』
「誰にいってやがる!!どあほう!」
受け取ったのは、もちろんこの男。
湘北のエース、流川楓。
「流川くーーーん!!」
「流川ーー!!」
「決めてくれーーー!!」
「ルカワ!ルカワ!」
「流川先輩!!!」
「決めろーーー!!」
未だ戦場となっていたゴール下に、流川が果敢に一人で攻め込む。
残り27秒
陵南 98
湘北 95
続く。