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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#241 【戦場】

2009-12-12 | #09 湘北 県予選編
残り37秒


陵南 98
湘北 95




湘北のオフェンスから始まる。




「早い段階で、1本が必要ね。」

と弥生。

「今度こそ、流川君ですね。」

と中村。




「安西先生。俺は信じてます。必ず、湘北を勝たせてくれると。」

と三井。




「センドー。」

「ん!?」


(勝つ。)

「今度は俺が、日本一になる番だ。」

鋭い眼光の流川。


「ふっ。できるもんならな。」

(ふっきったようだな。)

流川と同様の眼力を放つ仙道。



(まずは、俺のゲームメイク。)

と宮城。


(パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!)


「流川!!」

宮城が流川を呼ぶ。

陵南の選手に緊張が走る。



だが。



「!!」

「!!!」


宮城から放たれたパスは、流川とは逆方向。



『バス。』



そこには、柳。

陵南の裏をかく宮城のパス。



(俺のスピード。)


柳が一気にインサイドに切れ込む。




「速い!!!」

「柳がいったーーー!!」




『ダッダム!!』


上杉をかわし、陵南ゴールに襲い掛かる。



(早い1本!!リバウンドは任せましたよ!)



『シュ!』



軽やかなステップから、ジャンプシュートを放った。



だが。



『チィ。』


柳の後ろから伸びた手がボールに触れた。


「!!!」


「空斗!!」


右手の中指が、ほんの掠る程度のシュートチェック。



「外れろ!!」

上杉が叫ぶ。


「入れ!!」

柳が後押しをすると同時に、ゴール下は、戦場と化す。



(ガッデム!)


(もらったぁ!)


角田は、黒川にがっつりスクリーンアウトされ、ポジションが取れない。

福田と桜木は、激しいボディコンタクト。


「どけ!フク助!!」


『ガシ!』


「桜木こそ!!」


『ガツ!!』


お互い譲らない、せめぎあい。



「リバウンドを掴む者は、勝利を掴む!!」



「リバウンドを制する者は、試合を制す!!」

(そして、天才の全てが勝利に導く!!!)



『キュ!』



流川と仙道もリバウンドに加わる。

ゴール下の肉弾戦。

6人の男が、ボールを求めて、汗を散らす。


緩やかな回転をする柳のシュートは、リングに一直線に向かっている。




「入れ!!!」

湘北ベンチ。




「外れろ!!」

陵南ベンチ。




『ガン!』




「外れた!!」

「いや、まだだ!!」




リングにあたり、大きく垂直に跳ね上がる。

ボールは、最高点に到着し、リングを目指して、落下し始める。

体育館にいる全ての視線が、ボールに注がれた。



「!!!」


「!!!」



『ガッ!』




「わずかに外れた!!」

「リバウンドだーー!!」




一斉に6つの体が動き出す。


ボールは。



「うぉぉぉーー!!」



『バチィン!!』



両腕を懸命に伸ばした福田が、空中で掴んだ。

ポジション取りは互角。

女神は福田に微笑んだ。




「福田の粘りが、桜木の跳躍力を超えた!!」

「陵南がぐっと勝利を引き寄せた!!」




だが。



「うぉりゃーー!!」



『バシ!!』



落下してくる福田の手から、ボールが上へと弾かれる。



「!!!」



「さっ桜木!!」



「まだだ!!!」



まるで、自由を手に入れたかのように、ボールは再び舞い上がる。



『ダン!』



『ダン!』



仙道が、流川が、桜木がボールを奪いにいく。



『バス!』



『トン!』



仙道と桜木が、同時にボールに触れた。




「また、桜木だ!!」




ボールは、エンドラインに向かう。




「エンドラインを割る!!」

「どっちのボールだ!!!」




『キュ!!!』



「俺のボールだーー!!」



桜木は、着地と同時に、ボールに突っ込んだ。



『ダン!』



エンドライン手前で大きくコート外にダイブする桜木。



『バス!』




「桜木が掴んだーー!!!」

「なんていうボールへの執着心!!」




空中で、振り返る桜木。


「男なら、根性出してみろ!!ふん!!!」



『ビュン!!』



『ドガ!!』


桜木は、ボールをコート内に投げ込むと、そのままコート外に倒れこんだ。



『バシ!!』


「誰にいってやがる!!どあほう!」


受け取ったのは、もちろんこの男。



湘北のエース、流川楓。




「流川くーーーん!!」

「流川ーー!!」

「決めてくれーーー!!」

「ルカワ!ルカワ!」

「流川先輩!!!」

「決めろーーー!!」



未だ戦場となっていたゴール下に、流川が果敢に一人で攻め込む。




残り27秒

陵南 98
湘北 95






続く。

#240 【音】

2009-12-11 | #09 湘北 県予選編
残り52秒


陵南 96
湘北 95




(音・・・。)


流川は、仙道の秘密に、一歩近づいていた。




陵南のオフェンス。


宮城は、ハーフマンツーを指示。


(1本確実にとめる!)



仙道がボールを運ぶ。

流川が、ハーフラインで待ち構える。


(相手の立場・・・。)


流川が全神経を集中させる。

耳から飛び込んでくる様々な音。



『ダムダム』

弾むボールの音。


「うぉぉぉーーー!!」

「わぁぁぁーーー!!」

観客の声援。


『スー。』

空気の囁き。


「へい。」

ボールを呼ぶ声。


「オッ!オッ!オフェンス!」

陵南の応援団。


『キュッキュ!!』

バッシュの音。


流川は、耳に飛び込んでくる音に集中していた。


(音・・・。!!!)


流川の眼が見開いた。



その瞬間。



『ダム!』


仙道が仕掛ける。



「流川!!抜かれんじゃねーぞ!!」


桜木がゴール下から、大声を上げる。


(ったりめーだ!!)


踏ん張りのきかなくなった足を懸命に前に押し出す。



『キュ!』



だが、仙道の切れたサイドステップが、流川の足を襲う。



(ぐっ!)


悲鳴を上げる流川の膝。


(やっろう!!)



『ガクッ!』


膝から崩れ落ちる流川は、しりもちをつく。




「流川君!!」

晴子の眼が潤む。


『ガタ!』

安西が立ち上がる。




『ダムダム!!』


流川の眼に映る仙道の背中。

背番号7が光り輝いている。




「仙道が抜いたーーー!!!」

「流川は限界だーー!!」




「なにやってやがる!!」


桜木が流川を鼓舞するが、起き上がることはできない。



(くっ!)



流川の眼には、コマ送りのように9人の動きが映った。


桜木が、一気に仙道の前に立ちふさがる。


仙道から福田へのパスを狙う柳。


上杉が、宮城へスクリーン。


宮城のマークが外れた山岡が、仙道の死角へ。



『キュ!』



そして、仙道から山岡へのノールックバックパスが通る。



『シュパ!!』



フリーの山岡は、冷静にリングを射止めた。




「仙道さーーーん!!」

「拓真ーーーーー!!!」




仙道に抜かれ、得点を奪われたにもかかわらず、
流川が見た今の光景が、流川の心に一筋の光をもたらした。



(!!!)




「仙道のノールックパスが凄い!!!」

「3点差!!!!」

「湘北ピーーーーンチ!!!」

「流川は限界だーー!!」




残り37秒

陵南 98
湘北 95




『ピィーーーー!!』


安西は、タイムアウトを要求した。


鳴り止まぬ声援。

ざわつく体育館。


流川は、ゆっくりと立ち上がり、ベンチに足を運んだ。


「シオ!」

彩子がいう。

「彩子君・・・。流川君の交代はありません。」

「先生!!」

驚く部員たち。

「流川君、最後まで、やり遂げなさい。」

「うす!」


「根性見せやがれ!!」


『ドガ!』


「うるせー!どあほう。」


『バゴ!』




「流川君は交代ですかね?」

「いや。彼は絶対にコートに立つ。」

確信を持って、弥生がいった。




「流川のあんな泥くらい格好を初めて見たぜ!」

と野間。

「もう限界じゃねぇのか?」

と大楠。

「いや、まだだ。ここから燃えるのが、三井魂よ。」

「三井魂?」

「俺が唯一、流川に教えてやったもの。それが、最後まで諦めない三井魂。」

「ミッチー。体力が持たないところまで、教えちまったのかよ。」

と高宮。


「なっ!」

緊迫した湘北ベンチとは違い、和やかな観客席であった。




一方、陵南ベンチ。


「仙道。あと、37秒だ。」

と越野。


「あぁ。流川が限界に近いが、油断は出来ない。福田、それは桜木も同じだ。」

「おう。」


「拓真、空斗。宮城と柳に走り負けるな!大蔵は、ゴール下の仕事をしっかり頼む。」

「はい!!」


「もう一度、陵南がてっぺんに立とう!!」

「はい!!」


(ふっ。俺が、いおうとしたことを・・・。やはり、仙道。お前は、最高のプレイヤーだ。)

と田岡。


「よし!!円陣だーー!!!」

キャプテン越野の掛け声により、陵南は円陣となり、最後の攻防に気合を入れた。




再び、湘北ベンチ。


「先生。」

宮城が安西の言葉を促す。

少し間をおいて、口を開く。


「私は信じています。君たちが勝つと。自分を信じなさい。」


「はい!!!」


(自分を信じろ?つまり、俺のゲームメイク。)

と宮城。


(自分を信じろ?つまり、俺のスピード。)

と柳。


(自分を信じろ?つまり、俺がセンドーに勝つ。)

と流川。


(自分を信じろ?つまり、天才の全て。)

と桜木。


「よっしゃー!お前ら、今までこのチームで気持ちがひとつになったことなんて、一度もなかった。
だが、残り37秒!絶対に一つにしろや!!自分たちを信じろ!!」

「はい!!」

「OK!」

「おうよ!!」

「うす!!」


「いくぞ!!」

「おう!!!!」



「おい!キツネ!もう足を引っ張るなよ!」

「てめーこそ。ド素人。」

「その細い眼と、その耳で、この天才に追いついて来い!!」


『キュッッ!』


「これが天才桜木だ!!」

桜木は、思いっきり一歩踏み込み、急ストップした。


「耳障りだ。」


湘北は、逆転に望みをかけ、コートに歩を進めた。



残り37秒

陵南 98
湘北 95






続く。

#239 【流川の困惑】

2009-12-08 | #09 湘北 県予選編
残り74秒。


陵南 96
湘北 93




会場は、緊張感が漂い、選手の動きに視線を注ぐ。




「あと、1分・・・。」

「どっちだ!?」

「陵南が逃げ切るか!?」

「湘北が逆転するか!?」

「眼が離せない!!」




湘北のオフェンス。


宮城が冷静に戦況を確かめる。


(まず1本。この1本が決まらねぇと何も始まらねぇ・・・。やはり、ここは・・・。)




「流川だろうな。」

と腕組の田岡。

(止めろ!仙道!!)




「流川君対仙道君・・・。全国でもトップクラスの2人の勝負がいよいよ決する・・・。」

『ゴクっ。』

弥生は、固唾を呑んだ。




「流川だ!!」

「ここは、絶対流川で来る!!」

「仙道、守れ!!」

観客も空気を悟っている。




次第に溢れる2つの言葉。




「流川!流川!流川!流川!」


「仙道!仙道!仙道!仙道!」


「ルカワ!ルカワ!ルカワ!ルカワ!」


「センドー!センドー!センドー!センドー!」





「なぬっ!なんだこの気持ち悪い声援は!!」

と桜木。

「空気が読めていないのは、お前だけだ。」

と福田。



「どうやら、お前がやらなきゃならないみたいだな。」

「・・・。」


(ド素人にわかって、俺にはわからねぇ、こいつの秘密はなんだ・・・。)


「??」



宮城が指示を出す。

「カク!柳!!」

(頼んだぞ!流川!!)

2人が大きくインサイドを空ける。


宮城は、ドライブをすると見せかけて、流川へのパスを投げる。



『バス!』




「流川だーー!!」

「やっぱり流川で来るぞ!!」

「攻めろ!!流川ーー!!」

会場の声援とは、裏腹に流川は、沈黙していた。




「・・・。」


(わからねぇ・・・。)


(何を考えているんだ?)


仙道が手を出す。


『パス。』


流川の手からボールがこぼれた。


「!!!」




「仙道のスティール!!」

「流川がやられた!!」




「流川!!」

「流川さん!!」

「キツネ!何やってやがる!!」

ルーズボールを拾う流川。




「何やってんだ、流川のやつ!」

と大楠。

「いまひとつ、集中してない感じだな。」

と水戸。

「らしくねーな。」

三井がいった。




「どうした?流川、攻める気あるのか?」

「・・・。」

(わからねぇ・・・。こいつの秘密・・・。)


「来いよ!」


「・・・。」

(わからねぇ・・・。)



『シュ!』



「!!!」


「!!!」



流川は宮城にボールを戻した。




「流川が攻められない!!」

「どうした!!流川ーー!!」




「流川先輩!」

「流川君!」




「この大事な局面で、流川君が試合に集中できていない!!」

「どういうことなんだ!!流川君!!」

「やはり、流川君には仙道君を抜くだけの体力がもう残っていないのかしら。」

記者席の弥生と中村も流川の異変に気付く。




刻一刻と残り時間が過ぎていく。




「流川は、仙道の動きが全く読めていない。
それに対し、花道は仙道の動きに対応している。それが頭から離れないってところだな。」

と水戸。

「動きの予測ができないために、攻められないか。」

と新庄。

「ったく。余計なこと考えやがって。流川なら、身体能力でいくらだってカバーできるだろ。
頭じゃなく、心でいきやがれ!」

と三井が荒げていう。




(時間がない!ここは早く!!)

「宮城さん!」

柳はボールを呼んだ。



『バス!』


宮城から素早く柳へ。

そして、桜木へと渡る。




「桜木だ!!」

「湘北はインサイド勝負を選んだ!!」




「来い!桜木!!」


「いくぞ!!フク助!!」



だが。

桜木は、45°から0°へ下りてきた柳へ戻した。

桜木の言葉に不意をつかれた福田と柳のマークマン上杉。

柳は、フリーでのジャンプシュートを放った。



(流川さんがダメなら、俺が決める!)



冷静に放ったシュートは、湘北に歓喜をもたらす。



『シュパ!!』




「柳ーー!!」

「最高だーーーー!!」

「うぉぉぉーーー!!」

「柳があっさり決めたーー!!」

「桜木が、最高のアシストだ!!」




「サル風!!お前にしては上出来だ!」

「桜木さんこそ、なかなかのパスでしたよ!!」


『パン!』


桜木と柳の手のひらが交錯する。



『ドガドガ!』



「おい!流川!!試合に集中できないなら、さっさと交代しろ!!」


「!!」


「流川さん!はっきりいって、格好悪いっすよ!!」


「!!!」


「ふん!!」


ここに来て、息の合う桜木と柳が力瘤をみせる。

再び、桜と柳の融合。


「いわれてるぞ。」

「どあほうども・・・。」

「お前は頭で考えすぎだ。自分のことしか考えないのは、悪いくせだ。」

と仙道。


(自分のこと・・・。)


流川は桜木の言葉をふいに思い出した。



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<<回想>>


「やっぱり、キツネだったか?」


「てめー、なんで俺が走りこんでいるとわかった?」


「キツネは耳障りなんだ。」

-----------------------------------------------------------------------



(耳障り・・・・。

 耳・・・・・・。

 ・・・・・・・。

 ・・・・・・音?)



残り52秒

陵南 96
湘北 95






続く。

#238 【第七感】

2009-12-07 | #09 湘北 県予選編
残り86秒。


陵南 94
湘北 93




「あかんわ!もう心臓が飛び出てきそうや!」

「うるさい!しっかり応援しろ!!」

越野が彦一を叱る。


「仙道、頼んだぞ。」

田岡は、仙道に抜群の信頼を置いている。

それは、田岡だけではない。


(仙道・・・。)

(仙道先輩・・・。)

(仙道さん・・・。)


陵南選手全てが、仙道に絶対の信頼を寄せている。




再び、湘北のオールコートマンツー。

流川のディナイディフェンスをかいくぐり、仙道がパスを受け取る。


「息が上がってるぞ!」

「うるせー!」


仙道は一気に駆け上がった。

冷静沈着とは真逆。

猪突猛進の勢い。




「仙道が、湘北のオールコートを切り崩す!!」

「はえーー!!流川が抜かれる!!」




(にゃろー!!)


流川は鬼の形相で、仙道と並走する。


「仙道さん、こっち!!」


山岡が呼んだ。


仙道の眼線が動く。

流川が山岡を視界に捉える。

その瞬間、仙道の重心が低くなった。

目線のみのフェイク。



『キュ!』



流川の脇をえぐるような、低いドリブル。



『ダム!!』



「!!」




「流川を振り切った!!」

「仙道が切れ込む!!」




再び、流川を抜いた。



前線にいる黒川が桜木を抑える。

福田は、大きく広がる。

仙道の前に、障害はない。



「いけ!仙道!!」

福田が叫ぶ。


「仙道さん!頼みます!!」

黒川が桜木を抑える。



「黒坊主!どけ!!」


「ん!速い!!」


そういうと、桜木は、小刻みなフェイントで、黒川のスクリーンを外した。



『キュン!』


一瞬にして、仙道のラインに立ちはだかる桜木。

後ろからは流川、前からは桜木が仙道を挟み込む。



(にゃろー。どっちだ?てめーか?パスか?)



迷う流川が取った行動は、パスカット狙い。

後方から、仙道の頭とボールの動きに集中する。



かたや、桜木。


(間違いねぇ!ぜってー突っ込んでくる!!)


桜木は確信を持って、シュートブロックの準備を整える。


湘北ゴールを襲う仙道。

首が右に振れる。


(右!)


流川が右に飛び込んだ。

仙道から上杉へのパスカットを狙った。



だが。



仙道は突っ込んだ。


(・・・。)


流川の選択は、また外れていた。


(くそ。)


焦りの表情を見せる流川。

対する桜木は、堂々としていた。



「きやがったな!センドーー!!」


「ふっ。」


仙道は小さく笑うと、ボールを掴み、左右に振る。


「わかってるぜ!右だろ!!」


桜木は、仙道の右手を確認する。


仙道は右手にボールを持っていた。



「あたりだ!!くらえ!センドーー!!」


桜木の大きな手のひらが、ボールを襲う。


(いい勘してるな。)


仙道は、そういうと桜木のタイミングをずらしたループシュートを放った。



『スカ!!』



空を切る桜木のブロック。



「へっへなちょこシュート!!」



だが。



『ガン。』


ボールは、リングに当たった。


桜木の動きに、さすがの仙道も後手に回り、計算高く得点を決めることは出来なかった。



「どうだ!センドー!!」


ボールの行方を確認するため、振り向いた桜木の眼に映った紺色の影。



『ドガァ!!!』



「いつまでも、やられてばかりいるわけにはいかない!!」


リバウンドダンクを決めたのは、黒川であった。


「大蔵!!」

上杉と柳の声が揃う。


「ナイッシュ!黒川ちゃん!」

と山岡。


「ロールプレーヤーに徹する大蔵が、ぶちかますとは。」

(これで俄然厳しくなった・・・。)

と柳。




「黒川・・・。」

ベンチから白田が険しく黒川を見つめる。




「桜木さん。さっきのリベンジです。」

「ぬっ。黒坊主め、フク助と同じくらい偉そうだな!」



遠くから聞いている福田。

(俺は桜木より先輩。当たり前だ。)



「ぐっ。俺が黒川のマークを外したばかりに、すっすまない。」

「カク。今のは俺が悪い。センドーのシュートを叩き落せなかった俺のミスだ。さぁ、いくぞ!!」

「桜木・・・。」

「この試合、負ける気はねぇぞ!」

「おう。」



「おい。てめー。なぜ、センドーの動きがわかった?」

「庶民がだいぶ困っているようだな。」

「うるせー。早く教えろ!」

「フッ!天才の第七感だ!ハッハッハ!」

「てめーに聞いたのが、間違いだった・・・。」



『スタスタスタ・・・。』



(くそう!なぜ、あいつにはわかる!)


流川の表情は晴れなかった。



試合残り時間74秒。


陵南 96
湘北 93







続く。

#237 【とらえた】

2009-12-04 | #09 湘北 県予選編
試合残り時間は、3分をきっていた。



「リョーナン!リョーナン!リョーナン!リョーナン!」

「ショーホク!ショーホク!ショーホク!ショーホク!」

声を枯らす両ベンチ。

そして、固唾を呑んで見守る観客。



陵南は、アウトサイド陣のミスマッチを利用し、宮城の上から山岡がジャンプシュートを決めた。

お返しとばかりに、桜木のパスアウトから、宮城が気合でジャンプシュートをねじ込む。

桜木の鬼気迫るディフェンスが、福田のシュートミスを誘い、柳のドライブが成功した。

お互いに、集中したディフェンスを展開し、スコアボードが動かぬまま、
3分間が経過したあとの陵南のオフェンス。



仙道がいった。



『ドガァァ!!』



本日3本目のダンクは、流川、桜木を抜き去る最高のダンクであった。




「センドーーさーーん!!!」

「仙道ぉぉぉーー!!」




「イカすわ!センドー君!!」




「仙道!仙道!仙道!仙道!」

「リョーナン!リョーナン!リョーナン!リョーナン!」

陵南ベンチが、弥生が、観客が、本日一番の盛り上がりを見せる。




だが、この男が黙っちゃいない。



『シュパ!』



仙道とは対照的に、静かにネットを揺らした。




「流川の3P!!」

「勝負強い!!」


「ルカワ!ルカワ!ルカワ!ルカワ!」

「ショーホク!ショーホク!ショーホク!ショーホク!」




「流川君もやるわね!」

「仙道君のダンクを帳消しにした!」




息をつかせぬ試合展開に、会場は徐々に緊張感を漂わせていた。



陵南 94
湘北 91




試合残り2分、陵南のオフェンスが開始される。


仙道の眼光が鋭い。




「残り時間から考えて、この1本が勝敗を決するといっていも過言ではないわ。」

(どう攻める?仙道君。)

と弥生。




「流川。ここが正念場だぜ。」

と三井。




(流川君・・・。)

晴子は祈る。


(流川君。君は、仙道君を超えられるはずだ・・・。)

安西も流川に期待を寄せる。




「センドー!センドー!センドー!センドー!」

「いけーーー!!!仙道ーーー!!」

「守れーー!!流川ーーー!!」

「アキラ!アキラ!アキラ!」

「ルカワ!ルカワ!ルカワ!」

会場は、真っ二つに分かれた。




「さぁ、いくぜ。」


「とめてやる。」



『キュン!!』


弾け跳ぶ2人の汗。

凄まじい攻防に、観客が酔いしれる。



(やべっ。)


流川の体勢が崩れる。


(よし!)



そのとき。



「流川ーー!!気合入れやがれーー!!」


ゴール下から、桜木が叫んだ。



(ド素人!)


流川は、再び仙道の前に立ちはだかった。


(そうこなくっちゃな。)


だが、流川の体力、脚力は限界に近かった。



宮城は、山岡の3Pを警戒している。

柳は、上杉のドライブに備える。

角田は黒川を、桜木はゴール下を守る。



仙道の選択は・・・。




「いったーーー!!」

「仙道が自ら切れ込んだーーー!!」




突然トップスピードにギアをいれた。


(センドー!)


ぐらつく流川が、再び抜かれる。


突っ込む仙道。



「センドーは、俺が倒す!!」


桜木がカバーに向かう。



『ダッダン!』


力強いフロントチェンジから、サイドステップで左に跳んだ。

桜木もあわせて跳ぶ。

手足を伸ばし、仙道のシュートコースを塞いだ。



「叩き落してやる!!」


「ふっ。できるもんならな。」



そういうと、仙道は、ボールを肩越しに真後ろへと投げた。




「出た!!!仙道のノールックパス!!」

「また、真後ろに投げやがった!!!」

「見えているのか!!」




そこに走りこんできたのは、フリーの福田。




「陵南のホットラインや!!」

「いけーー!!福田ぁーー!!」




『バス!』



「!!!」


「えっ!」




「なっなんやて!!」




ボールは、飛び込んだ流川の腕に当たっていた。




「流川がスティール!!」

「読んでた!!」




「デカしたぞ!キツネ!!」


「うるせー。ド素人!」



だが、ルーズボールを奪ったのは、黒川。


多彩なステップから、角田を抜き去る。



「ハクタスの仇!!」


桜木が黒川のシュートブロックに向かう。



『スッ!』



ゴール下の冷静なシュートフェイク。

桜木の上体が伸びる。

そして、黒川のシュート。



だが。



「まさに天才の第七感!!」


桜木は跳んではいなかった。



「くらえーー!!ゴリ直伝ハエタタキ!!ウホッホッホ!!」



『バチィーーン!!』



「あっ!!」



黒川のシュートは、桜木によって、豪快に叩き落された。

ルーズボールを拾う宮城。




「戻れ!!」

ベンチの越野が叫ぶ。




「桜木のブロック!!」

「強い!!高い!!凄い!!」

「ナイスブロックーー!!」

「いいぞ!桜木!!」




桜木のブロックが、湘北を勝利の可能性を導き出した。




「よし!いいぞ!花道!!」

「まるで、ゴリのようだったな。」

「本当、あの2人はよく似てるぜ。」

と野間らが笑いながら話す。


その傍らで、新庄と三井。

「まずは、ピンチを回避できた。だが、まだ湘北の不利は変わらない。」

「ここ1本決めて、あと半歩ってところだ。」

(宮城、ここは焦らず、必ず1本だ。)

三井が、コートに向ける。




だが。



『シュパ!』


宮城と柳のコンビプレー。

2人の電光石火が、陵南を切り裂いた。

(とめねーぞ!ここは一気に追いつくんだ!!)




「なっ、宮城のやろー、あっさり決めやがった。」




「速い!!まさに、最速コンビだーー!!」

「1点差ーーー!!!」

「とうとう1本で逆転だーーー!!!」




残り90秒を過ぎ、ついに1点差までとらえた湘北。

観客も湘北の追い上げにざわつきが大きくなった。



(一筋縄ではいかないところは、毎回同じだな。)

仙道は嬉しそうに笑った。



陵南 94
湘北 93






続く。

#236 【縮まぬ得点差】

2009-12-03 | #09 湘北 県予選編
陵南 86
湘北 82



試合残り時間7分。



『キュ!』


黒川から仙道にボールが渡る。


「すかした顔してんじゃねぇ。」

「ふっ。まだまだ余裕だ。」

(にゃろー!!)



『キュッキュ!』


『ダムダム!!』


弾ける2人の体が交錯する。


一歩も譲らない2人の想い。


(いいディフェンスだ!だが、まだまだ。)


『ダム!』




「あっあれは!!!」

「牧君のキラークロスオーバー!!」

弥生と中村。




(くっ!)


流川を抜き去る仙道。




「さすが、仙道!!!」

「流川を抜いたーー!!」




柳がカバーに向かう。


『ダン!』


(なっ!)


柳の裏をかく上杉へのパス。


(ちぃ!)


柳が上杉のほうへステップを踏むとボールは仙道に戻った。

鮮やかに柳を抜く。




「空斗のやつ、仙道さんと息がバッチリや!!」




3Pライン手前。

仙道の前に、角田と桜木。

コースを塞ぐ角田。


『クル!』


高速バックロールで、一瞬にして、抜かれる。




「福田か!黒川か!!」

「自分でいくか!!」




後ろから、流川が、黒川へのパスカットに向かう。

それを見て、桜木が福田のほうへ寄った。




「誘った!」

「桜木、いい動きだ!」

新庄と三井。




『キュ!!!』


明らかに黒川がフリーでいたが、仙道はスリースローライン上で急ストップ。

ブレのない安定したジャンプシュートを放った。


『スト。』




「決めたーーー!!!」

「仙道が一人で決めやがったーー!!」

「アキラ!アキラ!」




陵南 88
湘北 82




(なぜ、パスしねぇ。動きが・・・わかるのか・・・。)



「ふっ。」

流川を見て、軽く笑った仙道が陵南陣内へと戻る。


(あんにゃろー。なぜわかる・・・。)




「先生。仙道は、今流川が後ろから黒川へのパスカットに向かっているのが、
わかっていたような動きでしたね?」

と彩子。

「私もそう思いました。仙道さんは、流川君の動きを見ていなかったような気がしたんですけど・・・。
やはり、経験から、黒川君へのパスは狙われていると思って、自らシュートを打ちにいったんでしょうか?」

と晴子。


「白田君はどう思いますか?」

安西が尋ねる。

「仙道さんは、流川先輩の動きがわかっていた。これは間違いありません。
あの場面なら、フリーの黒川にパスを出して、当然です。
黒川なら絶対決めただろうし、仙道さんもそう思っているはずです。」

「ということは、やはり仙道は、後ろにいた流川の動きがわかっていた・・・。」

「さっきの桜木君も、後ろ向いたまま流川君にパスを出した。偶然かもしれないけど・・・。」

「どうなってんだ。仙道さんと桜木先輩は・・・。流川先輩の動きがわかっているのか?」

「答えはきっと見つかりますよ。さぁ、応援しましょう。」




湘北のオフェンス。


桜木が精力的に動く。


『ガシ!』


「サル風!」


桜木が上杉にスクリーン。

それを利用して、柳がフリーになる。


宮城から柳へ。

柳は、福田がカバーに来ると、鮮やかなパスを出す。

その先には、上杉を抑え、開く桜木。


柳と桜の融合が、ピック&ロールを成功させる。



『バス!』



受け取る桜木に襲い掛かる黒坊主。



『スッ。』



予測していたかのように、桜木はサイドへ流した。



『バン!』



「カク!フリーだぞ!!」


綺麗なステップから、ジャンプシュートを放つ角田。

リングに触れることなく、ネットを揺らした。



陵南 88
湘北 84




(よし!俺にも出来る!出来るぞ!)


角田は自信に溢れていた。




「カクーーー!!!」

「ナイッシューー!!」

自分のことのように、嬉しがる安田と潮崎。


「桜木君!ナイスパス!!」

「ハイ!!ハルコさん!!」




「湘北はここに来て、桜木君の動きが目立ってきていますね。」

「だけど、得点を決めているだけでは追いつけない。
やはり、湘北は、ディフェンスを頑張らないと。」




だが。




「福田が決めた!!」

「陵南のホットライン!!」

「再び、6点差!!」




「いいぞ!いいぞ!フクダ!フクダ!」

「大蔵!ナイススクリーン!!」


「うむ。いいぞ。仙道はもちろん、ほかの4人もみんな冷静だ。」

と田岡。




黒川が桜木にスクリーン。

福田対角田の1on1に、仙道から山岡を経由してのパスが通る。

福田は、力技で、ゴールにねじ込んだ。

陵南の流れるような、プレーで、逃げ切りを図る。


「よし!いいぞ。冷静に陵南のバスケをするまでだ。」

「おう!」

「はい!」



「さぁ、もう1本、いこーか。」



陵南 90
湘北 84






続く。

#235 【通じ合う2人】

2009-12-01 | #09 湘北 県予選編
陵南 86
湘北 78




湘北のオフェンス。

陵南は、ハーフで守る。




「湘北は速攻の巧いチームだ。しっかり、ハーフで守るのが定石。」

と田岡。

「監督。やはり、ここは流川君ですかね?」

「あぁ。そうだ。
精神的支柱の赤木、クラッチシューターの三井がいない湘北では、流川が絶対的なエースだ。」




(花道のやつ。あんなこと言っていたが、どうする気だ。)

宮城が9人の動きを見ている。



『キュ!』


山岡がスティールに向かう。


(あぶねっ!)


「へへっ。考え事していると獲っちゃいますよ!」


(こいつ!ますます良い動きになりやがった。)



柳には上杉の激しいコンタクト。

「さっきの借りは返す!!」

「ちぇっ。ドリブルカットしただけだろ。」



(安定感のありそうなさっきのジャンプシュート、この人は打たせたらまずい人だ。)

(初めて警戒されている。)

黒川は角田に張り付く。



(流川は?)

と宮城。



仙道を振り切ろうともがくが、振り切れない。


『キュ!』



そのとき。


「リョーちん!!」

桜木が、ハイポでポジションを取った。




「桜木さんのハイポや!」

「福田!ディフェンスでも、桜木に勝っているところを見せてやれ!!」

田岡が檄を飛ばす。




(花道・・・。さっきの言葉、信じるぜ!)



『キュ!』



『ダム!』



ゆっくりとしたドリブルから、一気にトップギアにいれる。



(おっ!)


山岡の腰が沈んだ瞬間、左サイドに生じたスペースにボールを叩きつけた。



「花道!!」



宮城からのパスが桜木に通った。




「桜木対福田!!」

「さっきのリベンジだ!!」




『バシ!』


桜木は、福田とリングを背にボールを受け取った。


「来い!桜木ぃーー!!」




「おぉぉーー!!」

「福田さんが吼えたーー!!」

「ディ!ディ!ディーフェンス!!」

福田を鼓舞する陵南ベンチ。




だが。



桜木は、リングに背を向けたまま微動だにしない。




「さっ桜木君!!」

晴子の声にも反応しない。




「桜木!なにやってんだーー!!」

「オーバータイムになるぞーー!!」




観客席からの声にも反応しない。



そのとき。



桜木は、リングに背に向けたまま、福田の足元を通過するバウンドパスを放った。




「パスミスだーーーー!!!」

「桜木がやらかしたーー!!」




「花道!どこ投げてんだ!!」

驚く宮城。


「!!」

思いがけないパスに、福田は反応できない。



ボールは、リング下に一直線に向かう。



そこに走りこむ2つの影。




「なっなんやて!!」

と彦一。




『グッ!』


安西は拳を握る。




『バス!』


ボールを受け取った白いユニホーム背番号7。


(なぜ、わかりやがった!)


流川は、勢いをそのままに、ゴール下で舞った。

遅れて、仙道が跳ぶ。


(まさか、ここにパスが来るとは!!)


仙道の手が伸びる。

流川は、右でボールを掴み、スナップシュートを放つ。



『ザシュ!!』



ネットを激しく揺らした。




「キターーー!!流川だーーー!!」

「桜木のノールックパスだーー!!」

「すげーーパス!!」

「まぐれだろ!!」




「やっぱり、キツネだったか?」

「てめー、なんで俺が走りこんでいるとわかった?」

「耳障りなんだ。」

「・・・。」




「やっ弥生さん・・・。」

「いいたいことはわかるわ・・・。だけど、私には答えらない・・・。」

(コンビプレー?いや、見えていた?そんなはずはないわ。だとしたら、桜木君はどうしてあんなパスを投げれた・・・。)




「安西先生、どういうことですか?2人がコンビプレーを練習しているとは思えませんし。」

と彩子が尋ねる。


「断じてありえない!!」

2,3年生が答える。


「桜木君は、仙道君と同じくらいの感覚を持っているということですね。
そして、桜木君と流川君は、どこか通じ合っているのかもしれませんね。」


「仙道と同じ感覚・・・?」

「通じ合っている・・・?」

「まさかね・・・。」

苦笑いの彩子と晴子。



陵南 86
湘北 80




(花道!お前のまぐれパスのおかげで、流川が点を獲った。
ここでもう1本いければ、流れが変わるかもしれねぇ。)

「よっしゃー!お前ら、もう1本いくぞ!!」

「おうよ!!」



黒川から山岡へ。


山岡から仙道へ、流れるようなパスで繋ぐ。


そして、桜木のお返しとばかりに、仙道のノールックパスが、上杉に。



『ダン!』


柳が踏み込む。

上杉は、素早いジャンプシュートを放つが、柳の動きを警戒しすぎて・・・。


外した。




「プレッシャーか。あの#11、いい動きをしているが、今はまだ柳ってやつのほうが上だ。」

と三井。




『バチィン!』


リバウンドは、桜木。

(誰にも負けねぇーー!!)

流れを引き寄せ始めている。



「走れ!サル風!!」

「言われなくっても!!」


柳は、上杉を置いて、陵南ゴールに駆け上がっていた。

そこに、桜木からの一直線のパス。



『バチン!!!』


(重いっつうの!)




「湘北の逆速攻だーー!!」




『ダム!!』



『キュ!』



柳の前には障害はない。

レイアップシュートを決めた。




「一気に4点差だーー!!」

「わからなくなってきたぞーー!!」

「もう1本だ!!」




「あたれーーー!!」

(いける!!)

宮城が叫ぶ。



だが。



「みんな!!落ち着こう!!」

仙道がメンバーに声をかける。

「焦る必要はない。」


「仙道・・・。」

「仙道さん・・・。」

「先輩。」




「そうだ!まだうちが勝っている!!じっくり1本だ!!」

田岡もベンチから叫んだ。




(ちぃ。仙道のやつ、余計な一言を。奪いかけていたペースをとめやがった。)

と悔しがる表情を見せる宮城。


「湘北のペースにあわせる必要はない。落ち着いていこう。」

「はい!」

「おう!」

そして、仙道は左手の人差し指をあげる。


「さぁ、いこーか。」




「さすが、仙道君。彼の一声が、湘北の得意なハイペースの展開を封じた。」

「仙道君・・・。やっぱり、イカすわ。」

弥生の眼はハートになっていた。


湘北の追い上げムードをたった一言で、断ち切った仙道。


陵南、湘北の最終決戦は、まだまだ続く。




陵南 86
湘北 82






続く。