うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#374 【深体大の心】

2010-10-18 | #12 大学 新人戦編
深体 49
名稜 57




「反撃だピョン。」


深津の一言で、試合は大きく変わる。



『ダムダム!!』


駆け上がる深津。

だが、名稜の戻りの速さは尋常ではない。



「そう簡単に速攻は許さない。」

PG小関の強気な発言。


「わかってるピョン。」


「!!」


名稜もハーフマンツーで、深体大を迎え撃つ。


「やられたら、やり返すピョン。」



『ビィ!!』



深津から徳永へ、3Pライン内、絶妙な位置。


対峙する市原。



「きやがれ。」


『キュ!』



フェイントもなく、勢いそのままに、ドライブを発動する徳永。



『ダム!』


『キュッ!!』



「!!」


喰らいつく市原。



『ダム!!』


市原の逆をつく、力強いフロントチェンジ。



(俺の真似!!)



「!!」にこ。




「抜いたーーー!!!」

「徳永がさっきのお返しとばかりに、市原を抜いたーー!!」

「うめぇーーー!!」




『バッ!!』


里中がカバーに出た。


想定内とばかりに、ボールを落とす。


先程の名稜と全く同じパターン。


受け取った河田。


ジャンプシュートの体勢。


膝を曲げる。



『バッ!!』



再び、立ちはだかる里中。



そして。



「囲め!!」

C瀧川。


2人がかりで、河田を止めに入った。



「ぶはっ。」



『ビュン!!』



「!!!」


「!!」



シュートフェイクから、ゴール下へ強いパスを投げ放つ。



「!!!」


「ぶち込め!」



『バシ!!』



河田からの剛速球パスを受け取ったのは、ノーマークの辻。



(決める!!)



『ダン!!』



大きく膝を曲げ、ボースダンクを狙った。



「貴様に入れさせるか!!」


瀧川が、辻に体を寄せるように強引にブロックに跳んだ。




「瀧川のブロック!!」

「危なーーーい!!」




「叩き込むピョン。」


「いけ!!」


「決めろ!!」



『ダン!!』



「うぉーー!!!」


「だぁーーー!!!」



『ドン!!』


『バチィ!!』



「っつう!」



(決めるんだ!!)



「うぉーー!!!」



『ドガァァァ!!!』



叩き込んだ。


瀧川のファウルを物ともせず、辻はボースダンクを成功させた。




「わぁーーーー!!!」

「すげーー迫力!!!」

「瀧川を吹っ飛ばしたーー!!」

「バスカーーン!!」




「辻!」


「河田。」


『バチン!!』


ハイタッチを交わす。


「やるじゃん!!」

と笑顔の徳永。

「最高だよ。」

牧瀬も称える。

「まだまだ、辻はこんな実力ではないピョン。」


「みんな・・・。」



「ちっ。あのやろう・・・。」

苦渋の表情を浮かべるのは、瀧川。


「彼を少し侮っていたようだな。」

と里中。


「・・・。」

無言の瀧川。


「もう前半のようにはいかないかもしれない。」

里中の目つきが変わった。




「最高のメンバーが、辻君のプレーの幅を広げ、素質を引き出しているわ。」

「なんか、深体大って、ひたすら勝利だけを求め、冷徹みたいなイメージがあったけど、そうでもないですね。
意外に人情味溢れているっていうか、みんなで盛り上げているっていうか。」

「そうね。確かに、先輩たちはそうかもしれない。だけど、彼らは違う。
山王、博多で歴代最高の代といわれた彼らには、バスケの実力以上に、素晴らしいハートを持っている。
はっきりいうわ。彼らを倒すのは、至難の業じゃないわよ。」




ボーナススローも手堅く沈めた辻。


その心の中には、若葉のような自信が芽生え始めていた。




深体 52
名稜 57







続く。


3 コメント

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Unknown (センドー)
2010-10-18 08:41:05
じわじわと深沢大がきますね。次かその次あたりで逆転かな?
Unknown (しの)
2010-10-19 05:54:03
辻君は女装(あ、漢字間違えた)もなしに垂直に跳んでダンクしてるのか。
えらい脚力だな。ま、日本一の大学の選手ならやるか。
おはようございます (うまだんく)
2010-10-20 07:09:07
センドーさん

次で決着です。
予想通りの結果になると思いますよ。


しのさん

確かにボースは女装なしでは難しいかもしれないですね。