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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#401 【紅白戦開始】

2011-01-13 | #13 神奈川 国体編
国体出場のために集められた12名の選手で紅白戦が行われようとしていた。



「赤木君はスコアシートを、相田君は審判をお願いします。」


「はい。」

(湘北のみんな、流川君の分まで頑張って。)


「はい。」

(このメンバーの試合をコートで見れるとは。これはまたえらいことやで。)




「ほな、スタメンは前へお願いします。」



各チーム5名がセンターラインに並ぶ。



ここで安西が一言。


「本番と思って挑んでください。」


「もちろん!」

「はい!!」

「絶対勝つ!!」



「Aチームは青、Bチームは白で始めます!」




「さすが、監督。いったとおり緑川はベンチですね。」

と秀吉。

「ふっ。私は先輩の考え方が手に取るようにわかる。」

(この勝負、絶対に負けませんぞ!)

自信を覗かせる高頭。




「清田弟がベンチか・・・。セオリーどおりだな。つまらんやつだ。」

と田岡。




【青】

G…柳 春風 172cm/2年/湘北
G…山岡 拓真 185cm/3年/陵南
F…天沼 健一 182cm/3年/翔陽
F…桜木 花道 196cm/3年/湘北
C…大泉 大丸 191cm/3年/海南



【白】

G…清田 信長 182cm/3年/海南
F…上杉 海斗 186cm/2年/海南
F…上杉 空斗 186cm/2年/陵南
F…白田 豊 195cm/2年/湘北
C…黒川 大蔵 193cm/2年/陵南




ジャンプボール。

センターサークル内には、桜木と白田。


「師匠にジャンプボールで勝とうとは、百年早い!!」

「勝とうとは思ってませんよ。」

「弟子は師匠には勝てぬことを理解しておるということだな。」

「さぁ、どうでしょう。」にこ。



『シュ!』


彦一がボールを宙に放った。



『バチン!!』



圧倒的な跳躍で、ボールを叩き落す桜木。



「勝ち目がないと思い、逃げたか!!」


「ええ、半分は。」


「!!」



ジャンプボール、白田は軽く跳んだだけだった。


ボールは、山岡のもとへ。


柳は前に走り出していた。


湘北、お決まりのジャンプボールからの速攻。



「山岡さん!」



(おぉ!湘北の速攻パターン!拓真も反応しておる!)

笛をくわえながら、興奮している彦一。



山岡が振りかぶろうとした瞬間。



『バッ!!』


「!!!」


目の前に白田。




「あっ!白田君!この速攻を封じるために、あえてジャンプボールを跳ばなかったんだ!」

と晴子。




(みすみす2点をやるほど、俺はお人よしじゃない。)

と白田。



前線にいた柳。

(ちっ。白田のやつ。)



「フン!小賢しい。」



「やるね。」

(でも、ここからが本番でしょ。)


山岡はゆっくりとドリブルをつくと、セットオフェンスに入った。




(この速攻を抑えたことは大きい。先制点は湘北に数倍の勢いをもたらしてきたからな。)

と高頭。




湘北の速攻の価値を一番理解していた湘北の男が、その速攻を止めた。



『パシ!』


ボールは、トップの柳へ。

サイドに山岡と天沼。

インサイドに桜木と大泉。


白チームは、予定通りハーフマンツーでディフェンスをしている。



「柳、決勝リーグの借りは返すぜ。」

と清田。


「簡単にはいきませんよ。」

と柳。



性格は違えど、プレースタイルは似ている両者。

スキあらば、得点を奪うオフェンシブなPG。



『キュッ!』


『ダムッ!!』



(相変わらず、いいディフェンスっすね!)

抜群のスピードと得点能力を誇る柳春風。


(スピードだけは、認めてやるぜ。)

その柳のスピードを身体能力の高さで止める清田信長。



左サイド。


天沼がVカット。


そこに柳からのパス。



「手加減はなしだ。」

県4位の翔陽を一人で支える万能スコアラー天沼健一。


「当たり前です。」

神奈川の誇るシュータートリオの一角を担う上杉海斗。



『キュッキュ!!』


「!!!」


「巧い!!」


『ダムダム!!』




「海斗君をあっさり抜いた!!」

「ふむ。」

安西もうなずく。




「!!!」



並走する海斗を無視するかのように、インサイドに突っ込む天沼。


そして、遠い位置からの跳躍。


腕を伸ばし、リングを狙う。



「うぉーー!」


「ちぃ!」



『バス!!』



青チーム、3年生天沼の個人技で先制点を奪う。



「まずは2点だぜ。」にや。

「さすが、県3位の得点力ですね。」

「流川がいない神奈川のスタメンSFは俺だ。」

と天沼。


「いや、俺がいただきます。」

と海斗が答える。


(いや、俺だ。)

逆サイドの空斗も思った。



流川不在のスタメンSFの座を狙う熾烈な戦いが今始まった。




「桜木のやつ・・・。」

高頭が続ける。

「大泉の巧さはわかる。だが、桜木まで白田を押さえ込み、天沼のコースを作るとはな。」


(本人は無意識かもしれんが、あの献身的なプレー。IHでまた成長したようだな・・・。)



まずは、3年生主体の青チームが、下級生主体の白チームをねじ伏せる形となった。




青 2
白 0







続く。


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (センドー)
2011-01-14 01:17:40
田岡チームはマッチアップの相手が桜木以外自分より大きいですね
柳の所は10センチも違うからなぁ
PGのマッチアップは注目ですね
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Unknown (しの(普段は2番だが、正月は1番のオッサンが里帰りしてたので1番だった))
2011-01-14 06:26:17
いいねいいね、天沼君自分で持ってったね。
チーム桜木は4番5番が体を張り、1~3で組み立てとフィニッシュができる海南・白金タイプですね。
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Unknown (ドミニカ)
2011-01-14 17:43:59
初コメっすこれからもどんどん書いてください
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おはようございます (うまだんく)
2011-01-15 07:03:32
センドーさん

柳は、自分より小さい相手とマッチアップすることないですよね、きっと。


しのさん

今回のスーパー脇役は、清田弟です。


ドミニカさん

はじめまして。
これからもよろしくお願いいたします。
凄い絵文字ですね。
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