「それって、なーに?」
決して、難しい事ではありません。至って、当たり前の事です。
今、問われている公選挙違反事件で、検察当局が公示前に提供された
謎の政治資金1億5千万円について、その目的、決定者などを確認するために
当該党本部の関係者を任意で事情聴取したとのこと。
より詳細に知りたいところですが、本丸に検察の事情聴取が入ったことは
事実である。有耶無耶にならずに進展してることに期待を寄せてます。
選挙陣営がこの謎の資金を使い、広範囲に選挙の買収行為をした疑いが
持たれております。
党の公認候補者に交付される通常の金額よりも10倍もの多額の資金の提供。
振り込まれた事が明らかになった時、その謎めいた実態に驚いた。
政治の裏側の謎めいた一部を知る機会になった。
そして、党員の誰一人として、その事に関し異論を唱える者もないありさま。
大きく報道されることもなく、政治の世界の常識なのか?
不自然極まらない気分、憂鬱さが増すばかり。
時の政権と検察の癒着。数々の謎の部分が不問に処理され事が、
当たり前の如くなり切っている。
誰もが疑ってみても始まらないと諦めてしまっているあり様。
異論を唱えても、全て立ち消えてしまう仕組みが構築されている。
そして、一強と言われる政権は、それを背景にやりたい放題。
でも、世の中の正義の神様は、それを許さなかった。
一瞬の隙を見定めて、忖度社会の終焉を告げるような出来事が起きた。
趣味の麻雀に凝って職を辞することになって、検察そのものが
本来あるべき姿を取り戻した感じがする。
政権からの勇退勧告にも首を縦に振らず、孤軍奮闘し地検の選挙違反摘発を
応援し続ける。その過程で明らかになった政治資金1億5千万円の振り込みの
事実。その明細は不明のまま。検察の特権、事情聴取はあるのか、無いのか?
注目の日々を重ねる。やっと思いが、ちょこっとだが叶った感じ。
そしてそして、です。
辞職された後に、本命とされる人が東京高検の検事長に就任した。
その方の就任会見です。
「適正な検察県の行使には国民の信頼が必要」と強調し、更に
「政治との距離が近くなると国民から、『癒着があるのでは』と公平さが
疑われかねない。検察官は政治と一定の距離を保つ必要がある。」
と言い切った。
頼もしい、検察の正統派の誕生です。
今までの鬱積した気分が、一気に晴れた感じがします。
ここまで来たら、いよいよです。
不問に処されることは無いでしょう。
今まで、のらりくらり逃げ回ってきたあの二人。
今度こそ、その実態が明かされることになるでしょう。
同情の余地はありません。