今国会で憲法改正について、いろいろ議論されてます。
議論の核心ともいえる憲法第九条について、
じっくりと、読んで見る事にしました。
ここに、一字一句間違いなく書いてみました。
ご一緒に、読んで見てください。
平和憲法の中核をなす条項として、
教えられ、長年親しみを感じ続けて来た。
今も、その気持ちは変わりません。
第9条
一項
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する
手段としては、永久にこれを放棄する。
二項
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
この憲法第9条は、制定以来いろいな議論が積み重ねられてきた。
そして、今の自衛隊の法的位置付けが、かっての姿と大きく質的変化を来しています。
安全保障関連法案の成立で、歴代の内閣が違憲としてきた集団的自衛権の行使が
容認されてしまっているのです。
専守防衛に徹してきたはずの自衛隊が、
いつの間にか米国など密接な関係にある他国を武力で守れる組織になってます。
国民が選挙で選んだ議員の賛同を経て、決まった事だからと
簡単に、納得できるものではありません。
教わった基本スタンスが、いつの間にか変えられてしまったことに対する憤りです。
「右向け右」。
あまりにも、まかり通っている政治の実態。
「あなたの清き一票をお願いします。」
素直に託した結果が、この有様です。
私は聞きたい。あの人たちに。
「党利党略でなく、貴方の本心は?」
・・・・
50年前の若かりし日、憲法講義を拝聴しました。
その教材を倉庫の中から探し出しました。
懐かしさが込み上げてきます。
老教授の熱弁に感動した日々が蘇ります。
そして、仲間との議論。尽きる事がありませんでした。
その教材に、継ぎ足さなければならない事柄は沢山生まれております。
どうして、こうなってしまったのか?
それを紐解く過程の延長線上に、今議論されている改憲問題があります。
自衛隊の存在を最高法規である憲法に書き込むことに際し、
最近の国会答弁で「自衛隊の任務や権限に変更は生じない」と言ってます。
変えてしまってからの話です。何処まで信用していいのだろうか?
気になるところです。
今日の朝刊トップに対照的な政治家の記事が掲載されてます。
敢えて申しません。
政治姿勢が立派だったあの人の、ご冥福をお祈りします。