書斎の本棚から、懐かしい文集です。
郷里を出て、都会で暮らす同郷人が作った「狙半内川筋会」です。
その20周年記念誌です。
発行は10数年前ですが、記念誌に掲載されている写真は
白黒写真、懐かしい昔を思い出せてくれます。
今は厳しい冬の季節。豪雪地帯です。
日々、積もり積もった雪が、3メートルに達します。
ちょっと、季節外れな感じがしますが、
懐かしい文集誌の表紙の写真の事です。
この郷里を象徴する山が「高根山」です。
頂上には「高根山神社」が祀られております。
遠く離れていても、この山が見守ってくれているような気がします。
郷里を離れて暮らす人、皆が共通した事を言います。
四季折々の山の姿があります。
その中の、秋季の紅葉の「高根山」です。
暫し、懐かしさを込めて、見惚れております。
季節外れの話題にご一緒して頂き、ありがとうございました。
これが、私の故郷です。
ついでに、この文集に記載された投稿文です。
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数年前友人から「狙半内川筋会」に出席しないかと誘いを受けた時の事です。
皆がどんな思いで出席しているでしょうか、会場で顔があったら、どんな風に
声を掛けようかと、久々に会う友人やクラスメイトの顔を頭に浮かべながら、
不安と期待が入り混じった複雑な気持ちで参加しました。
それが何と顔を見るなり、開口一番、「おい!〇〇(幼名)」ではじまった。
今までの自分のモヤモヤしたものが、一変で吹き飛んでしまって、
何十年かの空間的距離が、この瞬間に埋まってしまいました。
故郷って良いなという思いを、身に染みて感じました。
それからは、話が尽きることなく、いろいろな思い出話に盛り上がりました。
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都会の虚勢社会の暮らしに慣れつつある自分に、
素直な気持ちを取り戻してくれたような気がします。
そんな、ある日の事でした。