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しのや仕入日記

季節の味を大切に今が旬の魚や野菜料理をご紹介します。

「クエ」の煮物。煮魚の美味しい作り方。

2015年04月26日 | 旬の魚

今日は、「クエ」を仕入ました。鍋ものが定番ですが、600グラムのちぃっちゃいものですから

姿のまま煮魚にします。

まず、ウロコと内臓を取ってきれいに水洗いします。沸騰するちょっと前のお湯にくぐらせ

氷水にとって、残りのウロコゃ内臓をきれいにします。

水と酒を2対1の割にしたもので魚を炊いていきます。酒は、料理酒ではなく、おいしく飲めるものを使います。

沸騰してきたらアクをこまめに取ります。しばらくすると、細かい透明のあぶくが出てきます。これは、旨味なのでとってはいけません。

ここで、いちど味をみます。魚がもっている旨味が味わえます。その味をのこすように砂糖、醤油、みりんをいれていきます。

味つけはお好みでいいのです。甘辛いもの、うすい醤油味、大事なことは、魚の旨味がでてきたサインを見逃さないことです。

海からの贈り物を大切にしたいと思います。魚料理には日本酒がよく合います。あっ今日も飲み過ぎました。





もうすぐ春です。

2015年02月28日 | 旬の魚

左から、ふきのとう、島らっきょう、タラの芽、こごみ、葉わさび、菜の花、山ウドです。

やっぱり、天ぷらがいいでしょう。カラッと揚げるには、ちょっとコツがいります。

薄力粉をふるってください。卵の黄身だけをいれて、冷水でさっくりと混ぜます。

だまがのこっているぐらいで、しゃばしゃば位に手早く混ぜます。

素材に、薄力粉と片栗粉を混ぜたものを薄くまぶし、

油の温度が180度より下がらないように、少量づつあげます。

素材を油に入れるとき、投げ入れると、天ぷら粉が散ってカラッと揚がります。

すぐに火が通るので、手早く揚げ、すぐ食べることです。

のんびり晩酌しながらは、いけません。

ビール片手にサクッといただきましょう。それでは、よい週末を。


マトウ鯛(的鯛、馬頭鯛)、フランス料理では、高級らしいのですが?

2015年02月19日 | 旬の魚

今が一番の旬です。バターで焼く、ムニエルが美味しいようです。肝は、蒸してポンズで、子は、生姜を入れてちょっと甘辛に炊きました。

私は、はじめて仕入れたので色々試してみました。昆布締めにしたり、ちり鍋、唐揚げ、塩焼き、やっぱりムニエルがいいようです。とくに皮をこんがり、

パリッと焼いて、フライパンに残ったバターにレモンをしぼってちょっと醤油をいれてソースにすると、ホロッとくずれる身とカリッとした皮がいい感じです。

めったに市場でも見ませんが、たぶん安く手に入ると思います。さばき方がちょっとややこしいのでインターネットを参照してください。

魚は、身だけを食べるともったいないですよ。肝や子も食べましょう。骨からもいい出汁がでます。

海に感謝です。


「うちわえび」、伊勢海老より美味しくて安い。

2015年02月06日 | 旬の魚

ちょっと変な奴ですが、とっても美味しいです。

ごくまれに、見かけますので、見つけたら是非買ってみるといいです。

生きているもので、手のひらぐらいの大きさで500円ほどです。

刺身にしても、かるく塩ゆでして、身を取り出して色んな料理につかえます。

私は、蒸して、マヨネーズで食べるのが好きです。

さばき方は、インターネットを参照してください。ネット販売もあるようですが、市場の相場よりずいぶん高いようです。

海には、いろんな生き物がいて、美味しいものがいっぱいあります。

たまにちょっと魚屋さんをのぞいてみるといいと思います。美味しくて、安いものと出会えますよ。

 

 


「ズワイガニ」、同じように見えるのに値段が違うのは、どうして??

2014年11月10日 | 旬の魚

11月6日から3月20日まで日本海でズワイカニ漁が解禁になりました。

でも、新潟より北の海域では、10月1日から5月31日まで、北海道に隣接するロシア海域では、年中獲っています。

松葉ガニ、間人ガニ、津居山ガニ、越前ガニなどいろんな名前で呼ばれています。

値段もいろいろです。今日、私が仕入れたのは、一匹が8000円程でした。ロシア産なら2000円位でした。

もちろん同じズワイガニです。味と身の入りは、間違いなくこっちがいいだろう?と思い仕入れました。

でも、ロシア産もいいものでした。美味しいのは、同じです。

さて、どちらを選びますか?

なんでもブランド化するのは、消費者にとっていいことなんでしょうか?

良いものを簡単に選べますが、ちょっと高い買いものをしているように思います。

それでは、お買い得ないいものを選ぶコツを教えたいのですが、私もずいぶん失敗したので確かなことは、言えないのです。

ふつうのスーパーマーケットで買うのであれば、茹でて、冷凍されていないもので、重たくて、良い匂いのするもの、オレンジ色がきれいなものを選んで下さい。

海からのとっても美味しいプレゼントです。私たちに出来ることは、乱獲しないように、ちょっとだけ、大切な海からおすそわけしてもらいましょう。

 

 


「てっちり」「トラフグ」実は、安いのです。

2014年11月07日 | 旬の魚

 

寒くなってきましたね。鍋物が美味しいです。

お家で作る鍋物って、豚しゃぶ?鶏すき?牛すき?近ごろは、色々な鍋スープが売っていて、便利ですよね。

「ふぐ」もスーパーで売っていますよね。ひと昔前ならずいぶん高かったのですが、今年の相場を見ると、アンコウと一緒ぐらいです。活けものの皮ハギより安いです。

「ふぐ」は、できるだけ大きいものを買ったほうがお得です。美味しいし、可食部が多いですから。

「ふぐ」は、アラから食べる分づつ炊いて、「ふぐ」から美味しい出汁が出てから野菜などを炊いていきます。〆の雑炊は、塩だけで味をととのえます。

熱燗の本醸造酒を用意して、大切な人とご一緒に、大切なひと時をお過ごしください。

 


「おすすめ!わが店のヘルシーメニュー2014人気コンテスト」にエントリーしました。

2014年09月15日 | 旬の魚

「まぐろホホ肉ステーキ弁当」(要予約)             

総カロリー 842キロカロリー

脂質     23グラム

塩分      3グラム

野菜量   220グラム

食品数    19品目

値段    1200円(税別)

魚の目の下に、三日月の形の身があります。ここの部分が美味しいのです。

お頭つきの魚を買ったら、頭の身まで是非食べてください。

私は、刺身で食べる所の身より、頭やカマの所が好きです。

水から炊いていくと、滋味深いいいお出汁ができます。

塩だけで調味してみると、素材の旨味がいきてきます。

涼しくなってきたこのごろは、温かい魚料理と、良く冷やした吟醸酒があいます。

「海からの贈り物に、カンパイ!!」

 

 


今が旬!エゾバフンウニ、海から、最高のお中元です。

2014年07月14日 | 旬の魚

私が、いままで食べた物の中で一番美味しかったものは、北海道利尻で獲れた「エゾバフンウニ」です。

利尻昆布を食べて育ったこのウニは、他の産地のウニより美味しいです。木箱にきれいに盛られたウニは、市場でも3000円以上します。それでも今が旬で安いです。

ときどき、活きたまま売っています。棘の短いのがバウンウニです。棘の長いのは、ムラサキウニです。一個300円ぐらいで売られているようです。ちょっとめんどうですが、こちらのほうが甘く、濃厚な味で海の匂いがします。ただし中身がどれぐらい入っているか解からないので、魚屋さんに尋ねてください。出来ればちょっと割ってもらえればいいのですが?

この時期、ロシアのものが安く出回っています。これも十分に美味しいです。こんもりとオレンジ色のものを選びます。

チリや中国のものが安かったりしますが、苦味があったりします。これは、日持ちをよくするためにミョウバンというものを添加しているためです。木箱にはいったものは、かたちを維持するためにほとんど使われていますが、量が多いのでしょう。

塩水に浸かった状態で売られているものがあります。これは、ミョウバン無添加です。

今が旬のバフンウニ、なにもつけずにそのままお召し上がりください。海からの最高のお中元です。

 


食べるなら、今でしょ!!今が旬の「ヨコワ」大きくなったら、OO百万円

2014年06月25日 | 旬の魚

「くろまぐろ」の幼魚「ヨコワ」が旬です。

スーパーマーケットで1000円以下で売っています。一匹買っても、5キロで一万円までです。

子供でも脂は、しっかり乗っています。大人になったらめったに食べられないので、今、食べるのがオススメです。

皮と身の境目が白っぽいものを選びます。そこがおおいほど脂がのって美味しいです。

腹身のカマに近いほど脂がのります。いわいる「大トロ」です。

皮つきで、手のひらぐらいのかたまりで売っていたら、そのまま「まぐろステーキ」にしてください。皮を強火で一気に焼いたら

ひっくり返して3秒ほどでOKです。一口大に切って、ワサビを多めにのせて醤油でも美味しいけれど、

オリーブオイルとポン酢を1対1で混ぜたものも試してください。あれば粗ぴきの黒コショウとスライスニンニクをオリーブオイルで揚げたものを添えて。

これには、赤ワインがオススメです。

海からのプレゼントです。是非チャレンジしてください。