前後が逆になってしまいますが、【塔のある家】の続きです(日付操作しましたm(__)m) 記事中で、テルーの唄の一節を引用しました。手元に歌詞がないので、たしかそうだったという、じつに頼りないあやふやな記憶によるもので恐縮なのですが…。さて、テルーの唄はゲド戦記の宮崎吾郎監督が荻原朔太郎の「こころ」という詩に着想を得て作詞されたという記事を読んだときに朔太郎の詩集ひらいてみて、また今ひらいてみています。
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こころ
荻原朔太郎
こころをばなににたとえん
こころはあじさいの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思い出ばかりはせんなくて。
こころはまた夕闇の園生のふきあげ
音なき音のあゆむひびきに
こころはひとつによりて悲しめども
かなしめどもあるかひなしや
ああこころをばなににたとえん。
こころは二人の旅びと
されど道づれのたえて物言うことなければ
わがこころはいつもかくさびしきなり。
(角川文庫「荻原朔太郎詩集・純情小曲集・愛憐詩篇(1977年発行)」より)
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ひびく詩です。
…かなしめども あるかひなしや
…わが こころは いつも かくさびしきなり
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こころ
荻原朔太郎
こころをばなににたとえん
こころはあじさいの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思い出ばかりはせんなくて。
こころはまた夕闇の園生のふきあげ
音なき音のあゆむひびきに
こころはひとつによりて悲しめども
かなしめどもあるかひなしや
ああこころをばなににたとえん。
こころは二人の旅びと
されど道づれのたえて物言うことなければ
わがこころはいつもかくさびしきなり。
(角川文庫「荻原朔太郎詩集・純情小曲集・愛憐詩篇(1977年発行)」より)
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ひびく詩です。
…かなしめども あるかひなしや
…わが こころは いつも かくさびしきなり
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