サムソンとデリラ

2007-05-21 15:00:48 | Weblog

洋の東西を問わず人は髪には不思議な力が備わっていると感じていました。
それを示す代表的な物語が『サムソンとデリラ』です。
『旧約聖書』に出てくる紀元前12世紀イスラエルの英雄『サムソン』は
敵ペルシテ人の美女『デリラ』の容色に迷い、自分の怪力の秘密が髪の毛に
あることを明かしてしまいます。これを知ったデリラはペルシテ人に
このことを話し、サムソンはこれによって力の根源である長髪を
切られてしまったため、怪力を失い、敵に捕らえられ盲目にされてしまいます。
                         ~美容文化論1より~
この伝説は1949年に映画化されました。
小泉元首相が2001年6月、NHKホールでメトロポリタン・オペラ「サムソンとデリラ」
を観たことで話題にもなりました。
ヴァン・ダイクやルーベンスが描いた宗教画『サムソンとデリラ』も有名です。

必修科目である美容文化論ではこんな勉強もするんですよ。