町内会連携、救援素早く
新潟県小千谷市からの救援物資を運び入れる町内会関係者=15日、仙台市宮城野区の福住町集会所
仙台市宮城野区の福住町町内会に大震災の発生からわずか4日後、尾花沢市と新潟県小千谷市の町内会関係者から救援物資が届いた。独自に締結していた災害時相互協力協定に基づく支援で、町内会同士のつながりが成果を挙げた。福住町町内会は協定相手の素早い対応に感謝している。
届いた物資はコメ計90キロ、飲料水500リットルのほか、大根、白菜、ミカンなどの野菜や果物。両市とも町内会役員や市職員らが調達し、乗用車やワゴン車を運転して運び込んだ。
地区内の福住集会所は市指定避難場所ではなく、公的な救援物資は届かない。町内会役員は「避難住民が100人に達しても、市の物資は来なかった。持ち寄った食材が少なくなったときだったので本当に助かった」と口をそろえた。
約400世帯の福住町町内会は2003年に防災マニュアルを作成。毎年、地区を挙げて防災訓練を実施するなど、積極的に自主防災活動に取り組んでいる。
震災発生時には付近を流れる梅田川に津波が流入し、周辺の道路が冠水する被害が出た。福住町内会は冠水前に高齢者らの安否確認を終え、全員の無事を区に報告した。
町内会の菅原康雄会長(63)は「協定に基づき、すぐに応援に駆け付けてくれた。安否確認も日ごろの訓練のおかげで速やかにできた」と話している。(田柳暁)
2011年03月30日水曜日河北新報コルネットより
素晴らしいことですね 見習いたいものです
新潟県小千谷市からの救援物資を運び入れる町内会関係者=15日、仙台市宮城野区の福住町集会所
仙台市宮城野区の福住町町内会に大震災の発生からわずか4日後、尾花沢市と新潟県小千谷市の町内会関係者から救援物資が届いた。独自に締結していた災害時相互協力協定に基づく支援で、町内会同士のつながりが成果を挙げた。福住町町内会は協定相手の素早い対応に感謝している。
届いた物資はコメ計90キロ、飲料水500リットルのほか、大根、白菜、ミカンなどの野菜や果物。両市とも町内会役員や市職員らが調達し、乗用車やワゴン車を運転して運び込んだ。
地区内の福住集会所は市指定避難場所ではなく、公的な救援物資は届かない。町内会役員は「避難住民が100人に達しても、市の物資は来なかった。持ち寄った食材が少なくなったときだったので本当に助かった」と口をそろえた。
約400世帯の福住町町内会は2003年に防災マニュアルを作成。毎年、地区を挙げて防災訓練を実施するなど、積極的に自主防災活動に取り組んでいる。
震災発生時には付近を流れる梅田川に津波が流入し、周辺の道路が冠水する被害が出た。福住町内会は冠水前に高齢者らの安否確認を終え、全員の無事を区に報告した。
町内会の菅原康雄会長(63)は「協定に基づき、すぐに応援に駆け付けてくれた。安否確認も日ごろの訓練のおかげで速やかにできた」と話している。(田柳暁)
2011年03月30日水曜日河北新報コルネットより
素晴らしいことですね 見習いたいものです