尾崎 慎 の 彫刻ライフ

石彫刻家尾崎慎の作品の紹介や、展覧会情報、これまでに起こってきたエピソードや日記など様々な事を綴って行きます。

夏の開田高原

2011-08-17 21:56:07 | 旅行
今年のお盆は、仕事がギリギリまでやっていたし、個展の最中という事も有って、中々気持ちにゆとりが持てないので、開田はパスしようか、と言っていたところへ開田の山さんから電話が入った。
「個展中で忙しいだろうけど来れたら来てよ。」ここの別荘の主から直接電話が入ると中々断われない。断れないと言うよりも、大好きな開田からのお誘いを待っていたと言った方が正解かもしれない。
結局ミューに行った次の日に急きょ開田に入る事になった。
子供達もこの開田を楽しみにしている。

朝9時に出発。順調にいけばお昼過ぎには着く予定。
このお盆の最中にそんなに上手く行くはずも無く、いきなり高速に入って渋滞に巻き込まれた。
子供達が前日に初めたセブンイレブンのポケモンスタンプラリーに付き合いながらの旅。
このスタンプラリー、この日が最終日となっていたので、目に入るセブンイレブンを片っ端から攻めて、最初のステージの4つのスタンプでシールをゲット。ここまでは何の問題なく行ったのだが、次のステージに後4つスタンプが必要となった。
渋滞の事も有ったので、下道に迂回すると子供達には好都合でお目当てのセブンイレブンが現れ、次々とスタンプを押して行く。国道19号線沿いは何回も通っているので、コンビニの有る場所を大体把握していて、最後だと思われる所に入ったら子供達がしょげて出て来た。
同じスタンプがダブってはいけないらしく、最後の最後でダブったらしい。
まあこれも全て上手く行くもんではないという事を少しでも感じてもらえればいい。

そうこうしながらの長旅は約6時間となってしまった。
開田に入ってから、疲れを癒したく、何時も開田で一回は行く小さな温泉けやきの湯に立ち寄る。
温泉と言う物はこうして疲れが有るときに入ると、その効力が良く分かる。
これだけ長い時間運転してきたというのに、驚くほど身体がかなり軽くなったのだ。
温泉はやっぱり凄い。
別荘までの途中に何時も気に掛けていた、石釜パンという看板。その看板に吸い寄せられるかのように、細い道を入って行った。
「タビタ」というこのパン屋さんは品の良い奥さんと中でパンを焼いているおとうさん。そして若い子達が元気に対応してくれた。





パン屋さんの外にはヤギが一頭「メイの小屋」と書かれた小屋が立っていて、メイは一本の木に繋がれていて盛んにこの木の皮を毟りとり食べていた。
子供達は動物園で見たヤギ以外は見た事が無く、大はしゃぎだった。

そして別荘に到着したのが、4時近くになっていたのだが、さっきの温泉のおかげか疲れもさほど無かった。
ここに着くと決まってビールで歓迎されるのだが、ここに通い始めて15年にもなると、自分から冷蔵庫に行ってお気に入りのビールを手にする。
ここの旨い空気と歓迎してくれるこの人たちと乾杯するビールは最高に旨い!
今日の夕食のメニューは大瀬さんの獲って来た天然うなぎだ。
裂き1年、串うち3年、焼き8年と言われる鰻。さて誰が焼くのか問題となって、誰もやりたがらない。
そりゃこの天然物を台無しにしたくないのは誰しも同じ。
そこでこの私目が名乗りを上げた。
裂きは大瀬さんがして来たので問題は無いのだが、串打ちは最初の2匹だけ私がやって、その後は山さんの奥さんのキマさんがやってくれた。
さて肝心の焼き、炭を均等の高さに並べ、じっくりと時間を掛けて、皮から焼く。
ここでマメにチェックを入れないと直ぐに焦げ付いてしまうので、見た感じでひっくり返すタイミングを計る。タレを付けてからが直ぐに焦げ付くので最深の注意を払いながら焼く。周りに鰻屋さんのような良い匂いが立ち込め食欲をそそる。
最初の一匹だけ少し焦げてしまったのだが、この後どんどん上達して、皆さん絶賛してくれた。自分でもかなり行けてると思ったのだが皆は僕の一生懸命焼く姿に口裏を合わせてくれたのかもしれない。
そんなこんなで、夜は更けて行った。


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