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物を作る者にとって、最初にこの世界に入る時はデッサンをこれでもかという程やらされる。このやらされるから、自分で進んでやるに変わらない事には、自分の力にはならない。
家に来る受験生たちは一日に10時間以上はここで絵を描いている。この環境は他の予備校では中々無いだろうと思う。私は彼らに自分から進んで制作時間を作って貰いたいと思っている。だからこの空間を大いに活用して貰いたい。
私自身が物を作り続ける事の厳しさを分かっている分、彼らに少しでもこの姿が映ってくれる事を願う。
一つのデッサンを最初はじっくりと時間を掛けて取り組むのにはかなりの忍耐力が必要とされる。この時点がら気長に取り組む姿勢を養っていかなくてな成らないのだが、それに耐えうる忍耐力が最初から有る人にはどうという事では無いのだが、中にはじっくりと出来ないタイプもいる。一つの作品を仕上げるためにはそんなに簡単には出来ない事を叩き込まなければならない。
石を扱っているとそれを切実に感じる事が有る。
作家の中には様々なタイプがいて、同じ形を何度となく作り続けるタイプと、次から次へ作風を変えるタイプ。
私はどちらなんだろう?作風としては大幅に変化してゆくようではないし、そうかと言って、何時も同じ物を作っていると飽きてしまう。その為に変化も求めるし、何時でも何か無いものかと考え探しているように思う。
作っている時はとことん集中し、作風には何らかの変化を求めている。受験期にはぐくんだ姿勢は今の集中力として活かされ、作風には変化を求め続けていなければ作れない。
気長に一つの物を作り、作風には短気なのかも知れない。どちらもバランスよく持っている事が良いのかもしれない。
日記彫 NO,29
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