尾崎 慎 の 彫刻ライフ

石彫刻家尾崎慎の作品の紹介や、展覧会情報、これまでに起こってきたエピソードや日記など様々な事を綴って行きます。

東邦卒業作品展

2010-11-26 18:39:40 | 日記
私には今デッサンなどの基礎的な事を教えています生徒が、中学3年生から高校3年生まで数人毎日のように夜レッスンに来ています。
この教室は3年前から始めたのですが、この中に東邦高校の美術科に通っている生徒も居て、彼らはまだ1.2年生なので、この卒業作品展には直接関係は無いのですが、彼らが通っている学校の作品展には是非行かなくてはと思い行っていました。
ここでは商業デザイン科と美術科が有って、合同での作品展でした。
自分が将来目指すで有ろう方向でそれぞれが表現し、まだまだ稚拙とはいうものの、私がこの年の時にここまで表現していたのか考えていました。
私は彼らのように高校から美術科には行っていません。
行っていませんと言うよりも、美術科を見事に落っこちましたので、普通科からの受験でしたので、このような機会も無く、こういった卒業展が有る事すら当時は知らなかったのです。
それを思いますと彼らには恵まれた環境が整っています。
環境と言いますと私も両親を画家に持っていましたので、絵が当たり前のように家庭の中に有って、これが今の自分の中に息づいているのだと思います。
しかしこの環境に甘んじず、何にでも感動出来る事を忘れてしまわないもの作りで有ってもらいたいと思います。
今でもこの若者達の作品に取り組む姿勢は、何時も感動していた当時の自分を思い出させてくれます。
技術的な事を身につける事は、時間と共に有る程度は取得出来るものです。
しかし、そこの感動をしている自分を表現出来ているのか、何時も教室の生徒らに問います。

「物を作る事は魂の叫びだ。」と、彼らに何時も言っています。

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