私の作る作品達はほとんどが上を向いている。もしくは前を向いた作品ばかりだ。俯いた物などまず無くて、これは昨日書いた「何時も前を向いていたい」という気持ちの表れでも有ると思う。
学生の時に一度だけ俯いた物を作りかけた事が有って、それがしばらく倉庫の中で眠っていた。去年それをおもむろに取り出して、その俯いた首を跳ね飛ばして、新たに生まれ変わらせて、上向きの作品にした。
何故学生の時にそんな俯いた作品を作りかけたのかはっきりと記憶に無いのだが、多分今思い起こすと、その時期に失恋でもしたのだなぁ、と思う。失恋はやはり苦しむものだから、その時の心情が現れるのも当然で、率直に形となって出てきたに違いない。
その後、大学院の修了式の前日に父が亡くなり、その3年後母を亡くした。気持ち的には当然落ち込み、下を向くような状況だったのだが、作品をだけは下を向くまいと思った。
上を向いていればきっと気持ちも向上する、前を向いていればきっと気持ちも前向きになる。そう信じて来たからこそ今の作風を貫いてこれたのだと思う。
きっとこれからも決して下を向いた物を作ることは無い。
何時も前を向いて、未来を見続ける自分で有りたいし、作品達も前を向いて歩いていってもらいたい。
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