軟らかな形。

個展会場で必ず言われる事の中で、「石なのに軟らかな感じを受けますね。」と言われますが、この軟らかな印象を作るのには、この段階での仕事が肝心になります。この前の段階までは機械を使って仕事を進めて行くのですが、ここからは砥石を使ってなだらかな曲線を研ぎだしていく作業になります。人の手のぬくもりはやはり最後には人の手から滲みだされていくように思います。じっくりと腰を落ち着かせて地道に仕事を進めて行きます。

まだまだこの先が長い仕事になります。

 

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