尾崎 慎 の 彫刻ライフ

石彫刻家尾崎慎の作品の紹介や、展覧会情報、これまでに起こってきたエピソードや日記など様々な事を綴って行きます。

大作 進行中

2010-08-06 22:05:48 | 日記
ここのところ、制作に打ち込む時間が作れて、心地のいい日々を送れています。
作品の発表は、重要だとは思いますが、制作する時間がその期間中は結構削られますし、気に掛って、集中力も半減してしまいます。

毎年この時期は岐阜の中津川の蛭川の「石彫のつどい」といいますシンポジウムに参加していまして、公開制作をしていますが、今年は20年周年で、これまでの形式では無く、作家は一人参加で、石屋さんが協力し合って一つの物を制作するようです。
こんな時に限りまして、今年は大きな制作の仕事が入りましたので、また充実した夏が送れそうです。
この作品の取りかかりは以前にもお話ししていますが、なかなか思うように捗っていませんでしたので、ここでのアップが出来ませんでした。
ここのところ集中して仕事が出来ましたので、少し捗りました。

表は大体こんな感じで形が出てきましたし、これをひっくり返して、裏から今日は門を無事貫通させることが出来ました。

この暑さで少々ばて気味ですが、水分も3~4リットル程補給していますので、汗の量も半端では有りません。おそらくTシャツが絞れそうな程ですが、この感覚が仕事をやっている!と実感出来る時でもあります。


これは表の状態です。


裏返してコの字型に下まで貫通させます。


これを最後にドリルで穴を開けて割落とします。


割り終わった状態ですが、まだ石が下まで落ち切らず引っかかっています。


石が下まで落ちました。ここまで仕事が進めば一安心です。


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