ちょきちょきハウスのブログ

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革砥 剃刀 かみそり 

2007年03月09日 | 日本剃刀(かみそり)


西洋剃刀を砥ぎ始めてからよく使うようになった革砥
レザーはレザーで砥ぐ    だじゃれか?
そのぐらい密接な関係なのかも
今までは、砥石で砥いでもいい刃が付かないから
革砥を使ってごまかすぐらいの感覚でしかなかった。
穴刀だけしか砥がなかったから、革砥の価値観がわからなかった。
刃が滑らかになるって感じですかね あたりがやわらかくなる。
今まであまり使わなかったのは、刃が丸くなる気がしてた
切れ刃と切れ刃が直角で刃の1番と刃の2番は直線で
つながってることが理想としてました。
参考資料 細研削が刃の2番 微細研削が刃の1番の事です。
微妙に1番と2番は分けて考えたほうがいいのかもしれません。
革砥を使うことで刃先も6万倍で見た時は丸くなり
(丸い刃を『玉刃』と言います。)
皮膚に負担をかけずに剃れるのです。
替刃が良く切れるのは、6万倍で見ても直角を維持しているからでしょうね
替刃を革砥で砥ぐと鋭さがマイルドになります。
砥ぐ時は30度以下にする必要がありますので
刃を付けたままのレザーで革砥に当てても効果を発揮できません
専用のアタッチメントが必要になります。
替刃の素材である鋼は、日立金属のヤスキハガネが多く使われていて
鉄ふき職人(刀職人)の技術がいかされているのです。
ドラマ『華麗なる一族』でキムタクは特殊鋼の社長役
鉄に人生をかけた物語
フィクションではありますが、
高度経済成長の主役は鉄鋼業だったと思っていますので
鉄について熱く語るキムタクが楽しみになっています。
ドラマではあまり重要ではない事ですけど・・・

弘前で刀職人といえば、津軽藩の刀を作っていた二唐一族ですね。
刀を作っているところを一度見てみたい
高校の時、刀職人の親戚が先生でいまして
2.3年前に近所で見かけた時に『一度見せてほしい』とお願いした。
あっさり断られてしまった、高校時代の私のイメージがよほど悪かったのだろう
どうすれば見れるのかな~
玉鋼で剃刀を作ってみたいものだ