忘れられない記憶

　　

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

こんにちわ！今日は、ぽかぽか陽気で気持ちが良いです！
このブログも初めてから今日でちょうど1ヶ月になります。
いつもありがとうございます
今日は、王子とはまったく無関係の話になりますが、
この時期になると必ず思い出すことがあるんです。
今日は、その事を書いてみたいと思います。

宜しければ、お付き合い下さい

「さやか」とは、実は私が昔飼っていたネコの名前なんです。
小学１年の時、担任の先生が生まれたての猫をくれました。
Ｒちゃんという幼馴染の子と2人に一匹ずつくれたんです。
シャムと雑種の合いの子のオスねこだったのですが、
どういうわけか、先生が「さやか」と名付けたんです。
真っ白で、頭の天辺にホンの少しだけ黒い毛が混じった、
それはそれは、可愛いねこでした。
とても、私に懐いていて何処に行くにも一緒でした。


私は、両親が共働きで、鍵っ子でした。
でも、いっつも鍵を忘れて家に入れなかったんです。
上に兄がいますが、ガキ大将で先に帰って来てすぐ何処
かに行ってしまうので、家に入れなくて困りました。
晴れの日は、友達と遊びに行ってましたが、
雨の日は、家の裏のトタン屋根の軒下で人目につかない
ように体育座りで、母の帰りをひたすら待ったものです。
あの頃は、「マッチ売りの少女」の心境でしたよ。
トタン屋根のピチピチ跳ねる音が、
とても侘しかったのを覚えています

と、ここで「だったら鍵忘れなきゃいいじゃん！」
と憤慨しているそこのアナタ！！
仰るとおりでございます。
でもね、朝が弱かった私は毎日遅刻ギリギリで
焦っていたんですよ…
母も、忘れないように首からさげるように紐を付けたり
工夫はしてくれたんですけどね…
だけど、なぜか忘れちゃうんだなぁ～これが

そして、そんな孤独で屈折した時代を暖かく支えてくれた
のが愛猫の「さやか」だったのです！！
いつも学校から帰ると外に出ていて「にゃー」と言って
優しく迎えてくれました
子供心に、凄く助けられた記憶があります。
晴れの日は、お友達とさやかも一緒に遊びました。
母の実家が横浜で、お正月にさやかもネコ用の切符を買って
一緒に祖父母の家にも行ったり、
寝るときも一緒！とにかくいつも一緒でした。
楽しかったなぁ～あの頃は

ところが、私が少２のある日、ちょうど今位の時期だったと
思いますが、雪が降って、ねこのくせに私達と一緒になって
外で雪あそびをしたんです！
「ねこって寒い日はコタツで丸くなるんじゃない？」
と、子供だった私達は揃って首を傾げましたが、
とにかく、元気のいいねこでお隣の犬と仲良く
「ワン、ニャー」言いながらはしゃいでいました。

でも、数日後に風邪を引いてしまって、
しばらく咳き込んでいたんですね、当時は動物病院など
知らなくて、夜に兄と薬局に言って聞いたら
「マタタビを舐めさせてごらん」と言われて買って舐めさせた
んです。そうしたら、良くなったようでしたが、すっかり治った
ある日の事、私が学校へ行く時に一緒に元気よく玄関を
飛び出して行ったさやか。
それが、最後に見たさやかの姿でした。
ちょうど、3月3日の女の子のお節句の日に
オス猫のさやかは、いなくなってしまったんです。

夜中遅くまで、帰りを待ったけど、帰って来なくて
次の日から、毎日、毎日、学校が終わると暗くなるまで
捜し歩いたけど、見つかりませんでした。
「凄く可愛いネコだったから、誰かが連れて行ってしまったん
だろう」と両親は言っていました。

さやかと、お別れしてからは動物は一度も飼ってません。
動物も寿命があったり、色々なことがあるので
お別れする時が必ず来ますから…
別れは、とても悲しくてつらいですからね。

 

さやかが、家にいたのは1年半位でしたが、
沢山の思い出があって、
特におひな祭りが近づくと、必ず思い出しちゃうんです。
今頃どうしてるかな？って。
さすがに３０年以上も経っているので、
もう生きてはいないだろうけど、
優しい人に貰われて、幸せにしてたと信じています！

 

私が、真剣に個人の方のブログを見るようになったのが、
昨年の暮れで、特にはるさんの「初恋山」に辿り着いた時、
コメントをしたくなってしまって、
その時に浮かんだ名前が「さやか」だったんです

多分、さやかのことは一生忘れないと思います。
「ずぅっと、覚えているよ…」

きっと誰にでも、忘れられない記憶があるのでしょうね