あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

フェイクのリアルさと色のついた透明感の共存を描く~大野洋平先生絵画教室@いの町CafeClef(カフェ・クレフ)

2019年05月06日 | 【絵を描くこと】
いの町在住の画家「大野洋平」先生によるクレフ絵画教室に毎週土曜日に通うのが日課。
ヨーロッパ独自の技法を基礎の基礎から教えていただいております。


いままでの絵画教室の模様はこちら




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※営業時間などはこちらでご確認ください。

「ZEYO」さんによるCafeClefのご紹介ブログ記事はこちら
※記事は少し前のものです。イベント情報、営業時間などはカフェクレフのFacebookページでご確認ください。







【2つのエンカハール(箱)】


今回の課題



宇宙戦艦ヤマトの波動砲を撃つアングル感のバナナ(フェイク)と、鮮やかな透明感ある青瓶。

さあ、困りました。どう描き始めたらよいものか…。




大野先生:
「基本はスパスパ描き。位置関係は、取りやすい机の角を先に描くとやり易いですよ」




学生時代と違って、先生の言うことをよく聞くおんちゃん生徒の僕。なんとかここまで2時間。

基本のエンカハールと、位置決めの机の角を取ることができました。

一人で描いていたらこの時点で挫折です。ここまで描けるのは先生と仲間の励ましのおかげです 笑





【眼を細めると見えてくる濃淡】




テカりがあったり反射していたり、青瓶に映りこんだバナナなど、なんとなく見えますが…

どうも目は嘘をつくというか、ちゃんと見てるようで、実は思い込みで歪んで見てしまうのです。


「目を細めて見てください」


先生は必ずおっしゃいます。

いつもすっかり忘れてしまうようです 笑




例えば、カフェクレフで大人気のイタリア産オーガニックソーダ「GALVANINA(ガルバニーニャ)」の様々な色。

これを白黒で描くには色の濃淡で表現しなければなりません(゚ω゚)


大野先生から問題:
「この色の中でどれが『いちばん明るい色』でしょうか?」

2年間基礎を習っている生徒さんたち…

間違う訳にはいきません 笑





じーっと目を細め
「曇りなき眼で見定め、決める」と、もののけ姫のアシタカばりにみんな凝視…





司会の大野先生:
「正解はこの『レモン』です」


みなさん、当たったようでほっとしてました 笑







一見すると、透明のソーダが明るく見えますが、目を細めるとレモン色が明るかったのです。








【マンチャ(よごれ)からの白抜き】




さっぴつを使用し、汚れを入れる。手の油や会話しているときの少しの唾でかなり色ムラ…これもマンチャということで 笑




消しゴムで明るい部分を消し、濃い部分は8Bの鉛筆まで入れてみました。だんだん立体化してくるけれど…

なんだか変…。




ちなみに正面から見るとこんな感じ。

バナナが長い!

アングルが変わっても「長さを伝える」ようにもっとちゃんと描きたいです。

ちょっと限界を感じました。




【色を実際に入れていく】


ある程度?形が取れたので、色の勉強を開始。

今回は色鉛筆を使いました。



こだわりのステッドラー製の36色を購入。

写真のものは、比較的安価なのですが缶ケースが付いてないのです(;´д`)
ちょっと後悔。




さて、色入れです。
ずっとモノクロ画だったのでかなり戸惑いました。


大野先生:
「色鉛筆は色が混じらないので、色の勉強の基礎としては一番です。ここから始めないと、水彩画や油絵ですぐに描けなくなり、いわゆる『我流』になって煮詰まります。色を混ぜるのが困難になります。」




先ずは青瓶から。青といっても色鉛筆レベルで数種類もあります。課題なので片っ端から試していくしかありません 笑




色鉛筆は消しゴムで消えにくいのでドキドキでした。

鉛筆で濃く描いた部分を消して、青を濃くしてみたり。それなりに透明感を出してみました。

透明感、まだまだ勉強不足を感じます。




フェイクバナナの黄色、緑をも入れて完成。

色鉛筆の黄色、緑も数種類あったので、薄い色から試していきます。

色を入れるときは、色鉛筆、パステルを使う前提で下書きしてみます。







今回は、鉛筆画に色を乗せたのですが、これはこれで雰囲気ありますね。

これが精一杯ですが、カタチがしっかり取れていればなんとかなります。

とにかく基本!です。

今回も長々とした文を読んでいただきありがとうございました。






【大野洋平×洋画サークルのご紹介】







昨年2016年に大野洋平先生の個展がClefで開催したときのイベントページ

高知新聞の記事はコチラ。大野先生の素晴らしき経歴も記載されております(*^^*)


【先生の作品】








ClefのFacebookページより





以下、CLEFのFacebookページより抜粋♪

【Clefで開催中の教室②大野洋平絵画教室】

基礎の基礎からしっかりと教えてくださる絵画教室。
講師はスペイン・マドリッドで絵画を学び、国内外で数々の個展を開催してきた大野洋平氏。日本ではあまり教えてくれないヨーロッパ独自の技法を惜しみなく伝授してくださいます。わかりやすい教え方で、受講生の皆さんが均一に上達していき、確実に基礎を身に付けることができることで評判を呼び、現在生徒さんが急増しています。人数が増えた場合には別の日も設定していきますので、お問い合わせください。



◆受講料:4500円/月(4回〜5回)
 毎週土曜日 9:00~11:00
(イベント開催や生徒さんの都合の悪い時には相談の上変更あり)
 ・場所代などはいただいておりませんが、教室の日は
 お一人ワンオーダーをお願いいたします。
 ・教室後、営業のために、テーブルセッティングを直すのを
 お手伝いいただけましたら大変助かります。



文化の西の拠点Clefでは各種教室も開催しております。ぜひあなたにぴったりの趣味を見つけて見てください。

お問い合わせはこちらにコメントかお電話で。(088-850-1870)


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