あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

目標を持たない。

2014年10月16日 | 【エッセイ】
目標を持たないこと。ちょっとびっくりする考えかもしれません。
以前の僕は目標を立ててひたすら実行に移していました。
目的も明確でした。




「目標に向かって突っ走れ!」
「達成率は何%だ!」
「まだこの目標をクリアできてない!」
「次の目標は何だ!」

目標に振り回されて「目的」さえも見えなくなっていた日々がありました。
仕事では「イノベーション」やら「自己啓発」を常に求められてきた環境のうえ、プライベートではバス釣りのトーナメントにも参加していたので「結果がすべて」の世界にどっぷりハマっていたわけです。バス釣りは、1本釣れるまでのプロセスが非常に面白いのですが、結果が出ないときが続くとしんどかったのです。逆に、順位が出るのでその日は自分は何点の釣りをしたのか、まわりはどのような釣りをしたのかが解って本当におもしろかったです。実際達成感はふつうに暮らしているよりもあったように思いますが、常にイライラした状態で「もっともっと上」を求め、今ある幸せな時間を感じることは少なかったように思います。
※イノベーション 【innovation】技術革新。全く新しい製品やサービスを生み出すこと。

会社で受けていたセミナーもそんな「目標設定」ばかりの講座でした。
「現状に満足するな」「5年後の自分はどうありたいのか」
これを連呼されていました。

そんな仕事やプライベートに疲れ果て、ある程度目標も達成したので「のんびりやっていこう」と高知にやってきたわけですが、場所を変えても同じでした。
結局は高い目標を立て、それをやろうともがいている自分がいます。

少し前にはっと気づきました。

それが「人の目や数字ばかり気にして生きていく」ことになってしまっていたのかもしれません・・・。






最近、僕の言葉の端々に「どうせ」「てこにあわん」(土佐弁で『どうにもならん』の意)など、ネガティブな言葉が増えていました。

先日、妻に指摘されたのですが
「子供を叱っているとき、ちょっと嫌味に聞こえる時がある」というのです。
これはいかんです。


なぜこのような言葉が出てきているのか猛反省し、原因を追究しました。


それは仕事で「目標」を失ったことが原因のひとつでした。
以前のように「目標を持て!」という環境ではなくなり、自分で目標設定をしてクリアしたとしても評価がない・・・
そう、ぶっちゃけ給料に反映されない。もちろん誰かに誉められることは皆無。
ついに目標さえ思いつかなくなりました。

そんな環境になり、はじめて「目標達成方の生き方」にどっぷりハマっている自分に気がつきました。



「目的」をしっかり持ち、「頑張ること」はすばらしい。「目標を掲げて達成していく」のは良いことだと思います。



一流であれば目標など湯水のように湧き上がるのでしょうが、僕は達成してしまうと真っ白に燃え尽きてしまいます。
「あしたのジョー」が大好きなんですが、まさにあのラストシーンです(笑)



燃え尽きたらジョーのように微笑んで達成感に浸り、のんびりしてもいいかもしれません。
僕は三流でいいのです(笑)


「目標達成型の生き方を辞める」ことをやってみます。

それを目標とします!
。ちがうか(;´д`)

なんだか、どこまでも仕事人間なのかもしれません。

早く脱皮したい・・・・。






◆子供には小さな目標を
育児では、息子と楽しくゲームや運動会など、競争をする中で「目標による苦しさ」から解放される方法をうまく見つけて取り入れていきたいです。
「これができたらハナマル」「上手にできたらシールを貼る」なんかは保育園でもやっていますよね。
「小さな達成感」を、楽しみながら積み重ねると良さそうです。親としては、将来の【vision】を描くヒントを、いろんな形で見せていければいいかなと思います。
※vision=将来の構想。展望。また、将来を見通す力






最後に・・・
完全を求めず、継続するためのコツというか、今の僕にぴったりの緩い言葉で締めます(笑)

がんばらないけど、あきらめない
あきらめないために あきらめる



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