日々是後悔也 ver.3.60

備忘録代わりのちょっとした旅行記と書き物

古豪の終焉

2017-12-18 23:05:42 | Weblog
この時期になると暇になってその年のまとめや没ネタでお茶を濁していた@なかのひとですが、意外と仕事があって忙しい今日この頃でいかがお過ごしでしょうか。
ホントは午前中で仕事が終わっていたので週末に行っていたネタの写真整理をしてブログを書くつもりでしたが、結局昼寝してしまいました。
年々体力は落ちていく一方ですねw



さて。この週末、イベントが連続して開催されたおかげで久々に土日ともに外出をしていました。まずはその1つめ、近江鉄道ネタです。

つい先だって、公式にこんな告知が載りました(リンクはpdf注意
「当社保有の電気機関車を解体します。これに先立ち、特別公開をします」
え。がちゃこんといえば(ほぼ)解体しないで放置保存してるじゃないか。またなんで・・・?

どうやらあまりに状態がひどく、今後も積極的に保管はせずに順次解体していく、とか。
確かに動いてるものでないと同業者は積極的に集まりませんね。置いておくだけで金がかかり、それに見合う収支がないと企業的には首を絞めかねません。

博物館入りできなかったED311,2,5は特に状態がひどく、今月12月にも解体を始める、のだとか。
ということで、遠鉄51Fのさよなら運転をガン無視して見に行くことにしました。






当日は11:00からED31の汽笛を鳴らせる整理券を配るとかで現地着10:00を目標に家を出ます。



の、つもりでしたが、おきたら10時を回っていました(既に大寝坊

早く起きれば車で移動して帰りにハードオフを覗いて・・・なーんて言う野望は簡単に打ち砕かれてしまいました。
とはいえ、10時に家を出て車で行けば高速を使わない限り15時に彦根、なんて着けるはずもありません。めんどくさくなってJRで行くことにしました。


東海様ご自慢(?)の青空フリーきっぷでいけば米原まで¥2570で往復できます。
地元の駅を11時過ぎの新快速で大垣へ。30分ほどの乗り換え時間があってので一服するためにいったん改札を出ます。
学校が大垣にあったので通学も大垣までしていました。そのころと比べるとずいぶん様変わりしたように思えますね。南口にコンビニなんてなかったのにロッテリアの後にコンビニが入っていました。
学生時代になにかと「打ち上げだー!」と入り浸ったチェーンの居酒屋や水まんじゅうや柿羊羹を売っている和菓子屋さんはそのままでしたが・・・。
(ちなみにその居酒屋、あまりに騒ぐので出入り禁止になったとかならないとか・・・

米原には13時過ぎ。「たまには彦根にもがちゃこんでいってみるかー」と乗換えをしようと東口に入ってみるとタッチの差で出てしまいました(あれ?!これ、この前もやられたよね?!
しかたないので一服した後、もう1度JR側に戻り乗り直し。(がちゃこんで行くことも考えましたが、次が1時間後、既に13時半を回っていたのでこんなとこで待っていたら写真を撮る時間がなくなってしまいます。

彦根には14時過ぎ着。当然既に整理券なぞは配布し終わった後なのでのんびり見て回ることにしましょう。


入り口ではずっと跨線橋の下で放置してあった500型が。

この日だけ特別に駅構内に立ち入りが許されているので

車庫の前を横切って入ります。


今回見たかったメインのED31。この3両は跨線橋が邪魔をしてどこからもうまく撮ることができませんでした。こんなに近付いて撮るのも観察できるものこの日だけ。
遠鉄にED28がいますが、飯田線が国有化されたときに一緒に召し上げられたのは有名な話。なので、このED31と遠鉄のED28は浅からぬ関係があったりします。





3両が3両とも細部が違ったりしますね。


5号機は台車が怪しいのを履いてたり、とか。

1号機のヘッドライトレンズは放射能ガラスで作ってある、なんて薀蓄が隣の休憩所代わりの電車のボディに貼ってありました。(カメラのレンズにもありますね。ペンタのとか。



ミュージアムの敷地のほうに戻り、今まで展示してあった機関車も見て回りましょう。


ED144は2軸チキと。


ED314は現行チキ車と。


ED141は2軸有蓋車と。


ED313はホキ車と繋いであります。

以前来たときにはまだずいぶんと有蓋車が保存してありましたが、今回はED141に繋いだ2両しか見ることができず。せっかくきれいに直したのに後はどこにいってしまったのでしょうか。

おっと。こいつも忘れてはいけません。

がちゃこんのなかでは異色の存在。旧阪和の1101。

これらすべてで10両。今回公式に発表になった解体対象が10両。・・・ということはここにいるすべてが解体対象、ということになります。
ううむ・・・やはり、というべきか、もったいないというべきか。
2000年5月の鉄道ピクトリアル増刊に「関西地方のローカル私鉄」という題材で刊行された雑誌が手元にあります。(これも既にかなりの古さだが。
これによれば2000年頃までは1101を除いては工臨、団臨などで使用していた画像が掲載されていました。これから20年。やはり使わなくなってしまうととたんに痛み出すのは家と一緒なのかもしれません。



14時半くらいにO氏が合流。どうやら同じように51Fのさよならには目もくれずにこっちに飛んできたようでw
雑談をしながら撮っているうちに15時になりました。今回の公開は15時で終了。とりあえずの眼福、ではありましたが、早く着かなきゃ、の一心で来たので来る途中の電車の中でパンをかじったくらいでほとんど何も食っていません。O氏とともに東口に出て近江ちゃんぽんを食べに行くことにします。

ここのちゃんぽんは長崎の白湯と違い、澄んだスープ。豊郷に遊びに行くようになってから滋賀に来るたびに寄るようになりました。
O氏とは改札で分かれ、そのまま米原へ。米原⇔彦根はICカードで往復したのでいったん改札を出なくてはなりません。すぐに接続がありましたが1本あとの新快速で帰ることにします。(1回出て履歴をつけないとあとで面倒なことになる


一服したあとに新快速で戻ってきたのは19時でした。

































□今日のがちゃこん


ED314に繋いでいたチキ車ですが

こんな豪華な台車でした。

本来は貨車に属するチキ車ではありえませんが、どっから引っぺがしてきたかがよーくわかりますよねw
















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