先日、イベントのお手伝いで名古屋城に行っていました。そこはすでに八重桜が満開。(3/19くらいだったか…。
4週目に入り、日当たりのいい、うちの近くでは1番に咲き始めるソメイヨシノもすでに満開になり始めています。
「去年はコロナで撮りに行けなかったから、そろそろ大井川でやろうかな」と思っていたら1日雨降り予報が出てしまったので今週は取りやめにしました。
…来週以降も持ってくれるといいんですけどね。
ということでご機嫌いかがですか?@なかのひとです。
この時期になるとやはりくしゃみが止まらなくなります。花粉症なのか鼻炎なのかわかりませんが、花粉症と判断されるのが嫌なので永遠の謎としておくことにします。
うちの地域でも随分と温かい天気が続いたので桜が満開になってきました。暖かいとどこかに撮りに行きたくはなりますね。
3/12のダイヤ改正直前までに伊豆・七尾・四日市と運良く転戦することができました。
四日市に関してはホントに想定しておらず、撮りに行く気すらしていませんでしたが、動画を残せたのでよしとしましょう(結果惨敗でしたが
七尾線の旅行記はまだ作業すら終わっておらず、カメラからようやくPCに取り込んで整理をし終わったところなのでそのうち連載します。
で、今回のネタはトップの画像にある通りおなじみジャンクのお話。
七尾線遠征でむちゃくちゃ買い込んできました。(これはまだほんの序の口。このあとにレンズが5本増えたw
最近、100円ショップで見つけた折りコンで取っ手の付いた買い物かごがお気に入りで七尾線遠征でも持ち歩きました。
最初は「数本だし、この中に突っ込んどきゃ便利じゃん?」と入れたのはよかったのですが、あれよあれよと増えだし、結局家に帰ってきたときにはかごの耐荷重を超えるキロ数に。
地元はもう買いつくしたので遠征に出たときにハードオフの青箱を漁るのが常ですねw
今回のきっかけはこのM42を見つけたことから始まります。(さらにいえば
去年のお盆に行った東北遠征で見つけたXR-sから始まっているんですが…。
このM42の55㎜、¥1380でした。このお値段なら買ってしまいますね。で、「どうせならM42マウントのボディも1つ欲しいよな」
と見つけたのがYASHICA。お値段¥1000。(ペンタもいたけどヤシカの方が面白そうだったので
このボディはレンズを買った店舗とは違う、ほかのハードオフの店舗で発掘しましたが、表面も緑青を吹いていてかさかさ状態だったのである程度は整備してあります。
半世紀以上前の製品なのに表面を吹くだけでピカピカに。さらに機械式はほぼ電池がなくても動作するので強いですわ…。
来ましたよ。新たな泥沼が。
ということで七尾線遠征の間にKマウントが6本も増えてしまいました。
結局家に帰ってきたらこういう事態になってたw ボディ5、レンズ9、コンデジ1なんて前代未聞ですわ。
一通り整備も完了したので試写と紹介をしましょう。
まずは最初のきっかけであるリケノン50㎜ F1.7 ボディに付いてお値段¥2000。
これはホントきれいな個体で整備がほとんどなしでいけました。
お次はまたまたリケノン50mm F2。ハードオフ長浜店で¥3300。
プラボディ、最短距離が0.6mなので後期型ですね。リケノンレンズの中でももっとも有名な個体。ただ残念なことに”L”と”RICOH”の間くらいのところに割れがあります。
最初は接着で…とも思いましたが、とりあえず写りに影響はないのでそのままにしておきます。
さらに同じハードオフ長浜店でリケノンの35‐70㎜も発掘してしまいました。¥2200。
ぽつりとカビはあるものの、これも写りに影響していなかったので表面を磨くだけできれいに。たぶんどなたかがボディと一緒に放出したんでしょうねぇ。傍らにはXR-1000sが並んでいました(ボディは¥3000と強気に付いていたので身請けしませんでしたが
これも長浜店で。コシナ135㎜ F2.8。お値段¥2200。
いや待って。コシナの単焦点なんて見たことないんですけど?! たぶん80年代後半‐90年代に出たんでしょうね。F2.8の絞りなのにφ58辺りの口径しかありません。
これも若干のカビがあったので分解整備はしましたが、前玉だけの分解で済みました。
お次は純正135㎜ F3.5。お値段¥1100。
長らくKマウントは青箱常連でしたが、最近姿を消しつつあります。カビ特盛だったので完全分解で整備。これでも除去できるのですからジャンクの面白い所です。
そのほかに2本、Kマウントで青箱から発掘しましたがこの2本は分解できずと合わせガラスの中に曇りが発生しているために除去できずでした。
ううむ残念。どちらも数年前まではいわゆるネコマタギレンズで誰も買おうとしないレンズですね。
ということで5本が整備完了。今回もマウントアダプターを介してE-PL2で試写します。
焦点距離の違いはありますが、同じ場所に座り込んでF5.6の同じ設定でみてみましょう。
Kマウントのアダプターはもちろん持っていなかったので今回改めて買いました。まさに泥沼!
ちょうど程よく晴れの日、15時くらいの日差し。ベランダの日陰での試写とします。
まずはリケノン50㎜ F1.7から。
なぜか斜めにフレアが入ってしまいました。(ほかのレンズ、F2の方にはありません
ちょっと条件がわかりませんが、それでもパリッと写りますね。後ろの瓦ぶきの屋根まで大体20mくらいは離れていますが、ディテールがわかるくらい。
比較としてF2の方もいきましょう。
ちょっと座り込みすぎでしたか…。この画像を見ると斜めに同じように光が入っているので差し込んだだけでしょうか。
F1.7 と同じように壁の凹凸まではっきりとわかるので優秀なんでしょう。5.6まで絞っているので後ろのおうちの屋根も同じように見えます。
難点は50㎜なのでm4/3だと100㎜換算になってしまうところでしょうか。
35‐70㎜はワイド側とテレ側とを撮ってみました。
35㎜のワイド側。若干たる型に歪んでいますか…?(水平には気を付けたので、斜めにはなっていないとは思いますが
色味も短焦点と変わらないのでズームレンズとしてはいい出来かもしれませんね。
70㎜テレ側。壁の凹凸、色味ともに表現できていますね。そこまで古いレンズではないので現代のレンズに近い設計なのかも。
35‐70㎜ならお散歩レンズに使えそう。(とはいえ、MFなので速写性の欲しいスナップで使うかといわれるとビミョーですがw
コシナ製135㎜。
手すりのタテの棒、右側は赤系統、左に緑ー青ー紫あたりのフリンジが出ました。
後述の純正135㎜でも出たのでそこはまあ置いといて…。コシナなのに(という書き方は失礼)すごくいい色味と凸凹の表現もきっちり。単焦点ゆえか、意外といいレンズなんじゃ…?
最後は純正135㎜。これもまたネコマタギレンズなんですけどねぇ…。
(若干傾いてしまったので、そこは無視していただいて)同じ単焦点、同じ焦点距離なのでコシナのとほぼ変わりません。
後ろのおうちのボケ方もほぼ変わらず。なので純正とほぼ同じ写り方をするコシナの方がいけてるんじゃ?
いろんなところでOEMを受けている(であろう)コシナのレンズが個人的に写りが良くて驚きでしたが、サードパーティ製レンズはまだまだたくさんあるので発掘も性能も楽しみですね。
□きょうのジャンク
とうとうKマウントにまで来てしまいました。M42を含めてニッコールのFマウント以上に沼なので「…入るまい」と決めていたはずなのに。
ま、分解が面白くて写りも良ければいうことがないんで、それはそれでよしとしましょうw
でも、デジタルに移行するくらいの時期、M42辺りはホントに捨て値で青箱に転がっていたんですが、マウントアダプターとm4/3のおかげでずいぶん値上がりしています。
何がきっかけになるかわかりませんが、これで写真やレンズ、カメラに興味が出るのであれば歓迎すべきでしょうね。
それにしてもMFレンズが利用できる現代はいい時代になったものです。