堤ヶ岡柔道スポーツ少年団

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審判員研修会

2016-03-27 10:56:38 | 国際柔道試合審判規定

平成28年3月5日に講道館でおこなわれた審判員研修会に行ってきましたので!≡≡≡ヘ(*゜∇゜)ノ

2016年における国際柔道試合審判規定の変更点及び解釈についてお知らせします。

なお、自分が聞いてきた範囲の解釈ですので、訂正部や欠落部などあれば教えていただけると幸いです。

少年大会特別規定

1)少年大会申し合わせ事項→「少年大会特別規定」に名称変更。

2)逆背負いによる反則負け(「韓国背負い」→「逆背負い投げ」)

   その後の試合に出場できない。

   ジェスチャー⇒両手拳を上下に重ね右から左に頭上を通す。

3)危険と思われる場面は直ちに「まて」をコールし,止める。

審判員としての心得

1)礼法の厳守

  礼をしっかりやらせること。(世界一の礼と技の切れは日本人の誇り。)

2)試合場を確認すること

  畳の状態・場外など選手に危険が及ぶ状態の除去。

  危険防止の「まて」は早めに掛けること。(審判会議での申し合わせが必要) 

3)「はじめ」のコール

  お互いがしっかり向き合ってから「はじめ」のコールをする。(一方の選手が不利になるようになってはいけない)

ブリッジの目安 

  頭と足が畳についた状態。

試合終了のブザーと同時の技

  合議+係員に確認が必要。

※ ブザーと同時の技で投げた後,直ちに抑え込みに移行した場合は抑え込みも有効(抑え込みの状態で「そのまま」で試合を止め合議の後「よし」を宣告)

固め技(寝技)

1)三角固めからの抑え込み

  尻が上がって相手を覆っている状態。

  尻が上がっていなければ抑え込みにならない。

  「抑え込み」コール後尻が畳に着いたら「とけた」となる。

2)外側からの足絡み

  しっかり絡んで相手を制しているか確認。

 ※ 抑え込みに入る際,外からの足絡みをされていた場面においても足絡みが相手を制していなければ「抑え込み」になる。

反則

1)ベアハグ

  技を掛ける選手が柔道着を持っていない状態でベアハグを掛けると反則「指導」となる。

  技を掛けられる選手が持っているだけではダメ。

2)反則のコール

  「指導」を与えるタイミングを考える。

  硬直状態から道着を持ってすぐ「まて」は×

  技を掛けた選手に消極的「指導」は×

  技を掛けた際,なんでも偽装攻撃というのは×(見極めが重要)

  「そく」又は「ただちに」の定義→1・2・「まて」「指導」が目安。

  罰則を与える際はポジティブかネガティブかの見極め。

  (ポジティブ⇒スルー ネガティブ⇒「指導」)

  「首抜き」をしたように見せる組手があるのでしっかり見極める。

3)蛙掛

  立ち姿勢において,足を絡めた状態での大内刈り・内股など,技を掛ける選手に対して前方に投げる技は技の効果を認めるが,後方に投げた場合は「反則負け」となる。

4)帯から下への攻撃

   捨て身小内刈

    道着を持っていれば「反則負け」にならない。

    捨て身小内を掛ける選手が柔道着を持っていない状態で肘が帯から下に触れれば「反則負け」

5)脇固め

    脇固めの際,手首が決まっている状態でも脇固めとみなし「反則負け」。

    肘を極めた状態での背負い投げや袖釣り込みなどの担ぎ技も「反則負け」となる。 

6)肩三角

    立ち姿勢・寝姿勢において,一方の選手が脇の下で相手の選手の首を抱える状態(通称:肩三角)は,危険な状態とみなし「まて」。

    「まて」を掛けても片三角の状態で後方に投げた場合「反則負け」。

場内外の判定

  場外指導か押し出しの見極め

  押し出しの目安⇒押している選手の肘が伸びているかどうか。

  ※ 押している選手の肘が伸びている場合押している選手が「指導」ただし,押されている選手が反応なしで場外に出た場合押されている選手が「指導」。 

負傷

    軽微な医師の診察(出血など)IJF公式試合においては試合場の外で行う。

    国内においては試合場内で行っている。

これで全部ではありません。

わからないことや質問などありましたらいつでも先生に聞いてください。

 正しい組み手で、正しい技を掛け合って一本を目指す

 ダイナミック柔道を心掛けて練習がんばりましょう

団員募集中 堤ヶ岡柔道スポーツ少年団


平成24年度審判講習会

2012-04-01 17:27:20 | 国際柔道試合審判規定

4月1日日曜日

今年も

平成24年度審判講習会に行ってきました

Dsc03589

ぐんま武道館第一道場に集まって、柔道のルールを勉強する会です

大きな変更点は、

1・試合場におけるコーチの振る舞い

 コーチの場所

(1) 原則として、各試合場の正面と反対側あるいは試合場の横にコーチ1名のみ入ること 

   が許され、用意された椅子に着席しなければならない。

(2) 伝統的にコーチを認めていない大会においては、主催者側の判断による。

 コーチの言動

(1) 試合中の選手に対する指示などは、試合が止まっている間(「待て」から「始め」の間)のみになります。

   試合続行中は、選手に対して指示を与えることは出来ません。

(2) 禁止事項

 ① 試合が続行している最中に指示を出すこと。また、試合中に立ち上がること。

 ② 審判員の判定に対し、コメントや批判、あるいは訂正を要求すること。

 ③ 相手選手、審判員、役員、一般客、及び自分自身の選手を侮辱するような行為。

 ④ 広告看板や器具に触ったり、殴ったり、蹴ったりすること。

 ⑤ その他柔道精神に反する行為。

 (3) 原則として、コーチは審判員に準じた服装とし、IDカードをつけるものとする。

 罰則

 1回目は、審判員が合議の上、口頭による注意をする。

 1回目の注意で改善されない場合は、審判員が大会委員長又は審判長に報告の上、

 大会長又は審判長責任のもとにその試合が終了するまで試合場フロアの外へ退去させる。

 但し、試合はその後も続行するものとする。

 次の試合からは、またコーチの席に戻ることができるが、その後も改善が見られない場合は、その大会期間を通して試合場フロアへの入場を禁止する場合もある。

 なお、一般の観客でもあまりにもひどい野次やクレームの人はご退場願うそうです(/_;)/~~

・・・自分も試合中けっこう大声で言ってしまっていましたので

  気をつけなければ・・・・・

2・場内外の判定が緩和されています。

 試合場内で技をかけ始めて、場外で投げてもその技が継続していれば、場内になります。

 つまり、いままでのグレーゾーンは、ほぼ場内になります。

Dsc03588

・・・場外際に気を抜かないようにしなければいけません

3・少年大会申し合わせ事項

(1) 「相手の後ろ襟、背部又は帯を握ること」関係

 内股に限らずケンケンで入る技(たとえば大内刈り、大外刈り等)は、連絡、変化が途切れるまで認められる。

・・・今までは、背部を握って内股などの技を掛けた場合は、内股から大内刈りなどに変化したら「待て」でしたが、技を変化してもになりました。

(2)「関節技及び絞め技を用いること」関係

 立ち姿勢のとき、「腕返」(俗称)を施した場合は、「反則負け」の罰則を与える。

・・・関節を決めながら体を捨てて掛ける技です。

(3)寝技の攻撃・防御において、頸の関節及び脊椎等の故障につながると審判員が判断したときは、「待て」の宣告をする。

という条文が厳しくなりました。

 今回特に厳しくなったのは、いわゆる『春日ロック』の禁止です。

 「春日ロック」に入るか入ろうとした時は、「待て」がかかります。

(4)絞め技においては、「技の効果が十分現れた場合」を適用し、審判員の見込みによる「一本」 の判定を下すことができる。

という条文もよく見極めて取るというものでした。

 絞め技については難しいものがありますから、危険だとか技の効果が見られないと判断されれば早めに「待て」がかかるかも知れません。

・・・少年大会申し合わせ事項に関しては、安全配慮という観点が色濃く出ている変更です。

4・ベアーハグについて 

上半身にいきなりの抱きつき(いわゆる「ベアーハグ」)により攻撃した場合は、

 1回目「待て」

 2回目「指導」

 3回目「指導」

というふうに反則を与える。

 しかし、片手が組み合っている状態から奇襲的に覆いかぶさる等の方法は反則ではない。

 この反則といているものは、「組み手を嫌がって首抜きをする選手には1回目は反則としないが、2回目は「指導」を与える」がある。

※この取り組みについては規定の改正ではない。

 変更点ではないのですが、

 襟に髪の毛がかからないように髪を結うことは、最近かなり厳しくなっていますので髪の長い人は、上のほうで縛る、団子るなどして柔道着の襟にかからないようにしましょう。

 IJF公認試合ではすでに義務付けられている「IJF公認マーク付の柔道着」ですが、全日本選手権大会でも今年から義務化されるそうです。

 新しく柔道着を購入する人は、新企画の柔道着(IJF公認マーク付)を購入することをお奨めしていました。 

その他については、昨年とほぼ同様でした。

これで全部ではありません。

わからない事や質問などありましたらいつでも先生に聞いてください。

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23年度審判講習会なう

2011-05-01 21:14:44 | 国際柔道試合審判規定

審判講習会に行ってきました♪

柔道の先生たちがぐんま武道館第一道場に集まって、柔道のルールを勉強する会です(^^;

堤ヶ岡柔道スポーツ少年団 代表 藤川先生が、少年大会申し合わせ事項の講師として参加されました。\(^o^)/

主な変更点と、注意事項は、

 消極的「指導」は、なるべく片方に与える、副審もサポートし、なるべく両者には与えない。

 標準的組み方でない場合5秒で「指導」繰り返す場合は、最初5秒、次は3秒、次は即。ただし、攻撃している場合は、5秒以上でも良い

 同じ動作の繰り返しの場合(組み際に技を掛けつぶれる等)は、掛け逃げ「指導」

 いきなりの足取り関係

  標準的な組み方(両手でえりか袖を持っている)でない場合は、反則をとる。

  標準的な組み方をしているかがポイントとなる。

  相手が、標準的でない組み方を誘発た時に足を取るのは反則としない。(見極めが大切)

 ベアハグ(いきなりの抱きつき)1回目「待て」2回目「指導」

 首抜き:1回目「待て」2回目「指導」

 クロスグリップ(肩越しに逆側の背部をつかむ)は、肩の線から手首が出るように握る場合から。この状態のとき、すぐに(1~2秒程度)攻撃しない場合「指導」

 出血の場合、1回目の処置を確実に行う。粘着テープ、鼻血のときの詰め物は、自分で行わせる。

 嘔吐があった場合は、相手に棄権勝ちが与えられる。

 歯の矯正のために固定された金属をつけることは認められるが、出し入れ可能なマウスピースは禁止。

 試合者は、試合の前に「柔道着測定器」によって柔道着が規定に合っているか検査しなければならない。試合の途中で審判員から疑義をもたれて計測された場合、規定に達し低ないときは「反則負け」が与えられる。

 主審が試合開始の位置に戻らなくても、また試合同士が開始線に戻らなくても双方が向き合って公平な場合は、「始め」を掛けてもよい。

 副審の場外際の動作について・・・速い動作はだめ、一呼吸おいて動作を行うのがよい。

 スパッツを着ける場合は、膝より短いものに限る。

 女子のTシャツは白もしくは、白に近い色で、半袖、襟なし、マークなしのもの。

 アンダーシャツについて・・・ひどいアトピー、やけどの痕などの場合男子でも、申し合わせにより、着用可

 監督コーチの振る舞い

 あまりに誹謗中傷(野次等)がひどい場合は、1回目注意し、2回目退場してもらう。

少年大会申し合わせ事項

 柔道着の背部をたぐり寄せて、後ろ襟に親指を入れた状態は、背部とみなす。

 背部や後ろ襟を握った状態でのケンケン内股等は、連続技に変化した時点で「待て」だったが、連続技の変化も、技が途切れるまで認める。

 帯を持つ動作は、1・2秒以上で「指導」

 相手の頸を抱えての大外刈り、払い腰などを施すことの解釈

 ※組み際、けんか四つの場合は、ほとんど巻いていることが多いのでよく見て3人で判断す   る。    

    「指導者には、正しく組んで技を掛ける指導をして欲しい。

 寝技のとき、試合者が危険な状態になった時は、「待て」でたたせる。

 ※両膝が畳に付き腰が浮いた状態では、「待て」ではない。危険と判断したときに「待て」

指導者には、腕や肩を抜く、鉄砲返し、など正しい逃げ方を指導して欲しい。

質問

三角締めの形で抑え込み、相手が参ったをした場合は、抑え込んだ試合者を反則負けにするのか?

本当に絞まっているのか良く見て、絞まっている場合は、「待て」反則負けはない。

袖口の「指導」について、最近袖口を持つ人が多いが、どこからが「指導」となるのか。

袖に、小指がかかっていれば当然「指導」逃げていたり、守っている消極的な姿勢で、手のひらの3分の1くらいが出ているようなら「指導」となる。しっかりと試合の状況を判断すること。

最後に、少年申し合わせ事項は、正しい柔道を身につけることを目標として、けがの予防を優先して運用して欲しい。指導についても、正しく組んで正しい技を掛ける、寝技も頸や脊椎をけがしないように、正しい抑え込み、正しい逃げ方をしっかり指導して欲しい。

ってことで、閉講となりました。

これで全部では、ありません一部です、わからない事や質問などありましたらいつでも先生に聞いてください\(^o^)/

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