カナダのマーティン首相は、24日、アメリカ主導のミサイル防衛構想に参加しないことを表明した。それに対し、セルッチ在カナダ米大使は、カナダは(ミサイルによる攻撃を撃退できるという)主権を放棄した、とカナダの決定に批判的な意見を述べた。
マーティン首相は、本来はミサイル防衛構想に賛成の立場だった。しかし、世界的な軍拡競争への参加を嫌うカナダ国内の世論(最近のMDシステムの実験失敗により、その声はいっそう強くなっている)を無視するわけにはいかなかった。(トロント・スター、毎日新聞の各サイトから)
カナダは、第2次湾岸戦争に派兵市内など、アメリカとの軍事協力に関して、ここ数年ずっと消極的な姿勢をとり続けている。現政権は親米だが、少数与党で政治的基盤は弱いので、強い姿勢をとることは出来ない。アメリカは、カナダに対していろいろな揺さぶりをかけるのだろうが、屈することなく、反軍拡の立場を貫いてほしいと思う。
マーティン首相は、本来はミサイル防衛構想に賛成の立場だった。しかし、世界的な軍拡競争への参加を嫌うカナダ国内の世論(最近のMDシステムの実験失敗により、その声はいっそう強くなっている)を無視するわけにはいかなかった。(トロント・スター、毎日新聞の各サイトから)
カナダは、第2次湾岸戦争に派兵市内など、アメリカとの軍事協力に関して、ここ数年ずっと消極的な姿勢をとり続けている。現政権は親米だが、少数与党で政治的基盤は弱いので、強い姿勢をとることは出来ない。アメリカは、カナダに対していろいろな揺さぶりをかけるのだろうが、屈することなく、反軍拡の立場を貫いてほしいと思う。