NHKチーフプロデューサー異例の記者会見(朝日新聞、毎日新聞)

番組の担当デスクだった長井暁・教育番組センターチーフプロデューサー(42)は、昨年12月に、NHKの内部告発窓口「コンプライアンス推進委員会」(委員長・海老沢勝二会長)に対し、調査を求めている。しかし、1カ月たっても調査が行われないため、会見に踏み切ったという。
番組改変の指示について、長井さんは「これまでの現場の議論とはまったく違う内容。現場の意向を無視していた。政治家の圧力を背景にしたものだったことは間違いない」と述べた。
また、長井さんは「海老沢会長はすべて了承していた。信頼すべき上司によると、担当局長が逐一、海老沢会長に報告していた。会長あてに作成された報告書も存在している」と説明した。その上で、「制作現場への政治介入を許した海老沢会長や役員、幹部の責任は重大です」と訴えた。(毎日新聞のサイト、朝日新聞のサイトから)

とうとう当事者が出てきた。相手が相手だけに、長井CPは、これからありとあらゆる嫌がらせを受けることになるかもしれない。長井CPを犠牲にすることは、権力による言論弾圧を容認すことへと繋がる。
ここ2年ほどの出来事を総合してみると、この国は、まさに瀬戸際にあるのかもしれない。いったいどちらへ転ぶのか? それは市民の思い次第か?