50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

小雨が煙る湾の海から湧きでたようにふっと・・・

2015-11-10 20:53:35 | 小説
小雨が煙る湾の海から湧きでたようにふっと襲ってきていた。独りになってはきっといけなかったのだろう。
「夏子」
と不思議に幸男でなくそう呟いた。

(つづく)