50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

さらに幸男は小心が大胆に一変している。

2015-11-01 11:13:15 | 小説
さらに幸男は小心が大胆に一変している。何か夏子が狐憑きのような目でにらんできた時、道江がもどり、
「これで今年の桜もおしまいね・・・・・・」
「肩書きよりも人間、その人間がものを言うのだ」
「怖い顔、どうしたのよあなた」

(つづく)