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LIFE IN BLACK~ターボ狂の暗黒の日々

ヘヴィ・メタルを聴き始めて30年。これからも聴き続ける予定、、、

ディープ・パープル来日♪

2016-02-02 12:58:19 | ディープ・パープル
もはやすっかり「リラックス・ハードロックバンド」となってしまった(いい意味で)ディープ・パープル。
2016年5月の来日が決定しましたね~!!

現行メンバーは、
イアン・ギラン
ロジャー・グローヴァー
イアン・ペイス
ドン・エイリー
スティーヴ・モーズ
ですね。

前回の来日ではライブに行けなかったので、今回は見に行きたいと思います。
相方にチケットの手配をお願いし、ひとまず安心
5月というと気候も良いし、楽しみです♪
なんかディープ・パープルのライブはドキドキ感とか緊張感がない・・・
現ディープ・パープルは安心・安全のブランドというか、あの5人に全てお任せしておけば大丈夫♪な安定感がありますね。

そうは言っても70オーバーのメンバーがちらほら・・・
いつ見られなくなるか分からないので、心してライブに行きたいと思います!



昨年からべテランバンドのライブは、スルーしてばかり。
ホワイトスネイクも、クリムゾンも、ユーライアヒープも見ませんでした。
4月のメイデンも行きません。
どれもこれも、余裕があれば行きたかったです(涙)
とくにクリムゾンは行ったほうが良かったなあと・・・
けど来日多すぎ!チケット高すぎ!

とりあえず2016年に見に行く事が決まったのは、

3月 ポール・ディアノ
4月 BFMV(2公演)
5月 ディープ・パープル

となりました!
今後の来日状況によっては、BFMVを1公演減らしてもいいかな・・・と思ってます。
(チケットもったいないけど)

ポール・ディアノは東海市のシンポジウム&ライブ意外にもツアー日程が組まれるのかと思いきや、サイトから日程が消されていました。
となると、東海市だけの来日になるんでしょうかねえ・・・
スタンディングのライブが無いのはちょっと残念。

そして今年中になんとか単独来日して欲しいのが、TRIVIUM です!
なんとかならんか~~~!!!

秋のフェスにも余力を残しておかないといけないし、気が抜けませんね~

虹、揃う

2007-03-24 19:12:46 | ディープ・パープル
たしか、今年の地味~な目標として
「レインボーのアルバムを揃える」ってのを挙げていたっけ

昨日立ち寄ったCDショップで、
・国内盤10%オフ
・6000円以上購入でダブルポイント
・3枚買うと1枚プレゼント

(注※ユニバーサルの期間限定企画で、企画対象商品は300タイトル。返送手数料がかかる。)

・・・という好条件が重なったので、
思い切って残りのアルバムを揃えました。
(ジョーリン期と、グラハム期
ブラックモア・ファミリー好きの私ですが、
やっぱり好き嫌いの序列はあります。

1位:ディープ・パープル第二期(再結成含む)
1位:レインボー(ロニー・ディオ期)
3位:ディープ・パープル第一期(Vo.ロッド・エヴァンス)
4位:ディープ・パープル第?期(Vo.ジョー・リン)
5位:ディープ・パープル第三期(Vo.デビカバ)
6位:レインボー(ジョー・リン期)
7位:ブラックモアズ・ナイト
8位:レインボー(グラハム期)

1位は、同列です
(さすがにどっちか決められなかった)
ああ~っグラハム期のレインボーが、
モアズナイトを下回っている!
そんなにグラハムが嫌か
・・・いやいや、そうじゃなくて、
単に音楽性だけ見るとモアズナイトのほうが好きだから。
二日酔いで死にそうな朝に、
唯一聴くことができた音楽がモアズナイト・・・
以来ちょっとだけ評価が上がりつつあります

ユニバーサル・ミュージックの「3枚買うと1枚プレゼント」企画は
ついつい飛びついてしまったけど、返送手数料がかかるし
メチャクチャお得♪というわけではなかったなあ。
激安輸入盤4枚買うのとトントンぐらいかな?
(ライナーは有難いです
ちなみに、プレゼントしていただくCDは
ディオの「ラスト・イン・ライン」にしました。
ディオもレインボー同様、
今さらCD買いなおすのが辛いグループのひとつです。
だって、もう脳内再生できるくらい聴いたもん

やっと揃ったレインボー・・・
ここまできたら、いつ聴いても同じですね
しばらく棚に寝かせておこう。(ぜいたく~

自虐の詩・・・(違うか)

2006-12-11 01:00:32 | ディープ・パープル
昨日から、珍しくブラックモアズナイトを聴いてます。
・・・・・
これは「試練」ですね
なんで私が今さら、リッチーとその婚約者との、
ロックでも何でもない、
中世ユニットの音楽を聴かねばならないのだ!!!
・・・でも、どうしても気になるんだよなあ~

リッチーの中世音楽も、
もしVo.が入っていないインストならば素直に聴けたと思う。
「癒し音楽」のひとつとして、
就寝前の定番になっていたかも知れない。
結局、ロックではないとは言え、やってる事はロニー時代のレインボーとそう変わっていないわけだし。
なによりリッチーが満足してギターを弾いてるなら、
それを聴きたいなあ・・・と思います。

・・・・が!
どうしても引っかかるのがヴォーカル・・・
たしかに透明感はあるし、嫌味のない心地良い歌声だと思います。
とても素直に自然に歌ってると思うし・・・
でもねえ・・・
アルバム中の2~3曲ならともかく、
ほとんど全曲同じボーカル入りだとつらいです。
しかもパープルやレインボーの超名曲をさりげなく歌われると、
「お願いだから、それだけは勘弁してください・・・・
と懇願したくなります。

なら聴かなきゃいいんだよな・・・
でも、リッチーのギターは聴きたいんだよ~~~

こうなると、もうほとんど変態的なミュージックライフ・・・
心の中で様々に葛藤しながら、
それでもブラックモアズナイトを聴くという・・・
いかに平常心でヴォーカルを聞き流せるか・・・
が、試練のしどころです。
「ギターだけに集中してみる」とか、
「リッチーの気持ちになってみる」とか、
「ヴォーカルのいいところを探してみる」とか色々試しましたが、
いまだ有効な手段は見つからず。

いちばんの方法は、
「酒飲みながら自暴自棄になって聴く
でした。
明日は久々に仕事なんだけど、
こんなに飲んでて大丈夫かな~~~

ブラックモアズナイトのクリスマスアルバム、
このままでは買ってしまいそうだ。
そして自虐のクリスマスになりそう・・・
誰か止めてくれ!

癒し系プログレ

2006-10-21 23:34:45 | ディープ・パープル
あの~、プログレと言っちゃっていいものかどうか分かりませんが、
ちょいプログレっぽい70年代ブリティッシュ・ハードロック、
キャプテン・ビヨンドです!
そのセカンド!


Captain Beyond
Sufficiently Breathless/1973


ファーストのCaptain Beyond/1972は、言わずと知れた名盤ですが、セカンド出してたんやね~。
ファーストの完成度があまりにも高かったので、それ一枚しかアルバム出してないと思い込んでた。

ファーストのCaptain Beyondは、宇宙の闇を感じさせるような、
ディープで鋭い完成度のものすごく高いハード・ロック・アルバムでした。
ところが、こっちのセカンド・アルバムは気だるい脱力感をさそうソフトな癒し系ロック・・・
え?なんで?
1972年と73年の間に、何かあったのか?
いや~、でもこっちもいいよ!
ボーカルはもちろん第一期ディープ・パープルのロッド・エヴァンス。
パープルの頃より歌い方がソフトになってて、
その声がまた気持ちいい~。
この人の声って、かなり色っぽいと思うのですがどうでしょうか。
ちょっとだけハスキーで、紳士的で、安心感あるよな~。
秋冬になると、こーゆーあったかい声が聞きたくなるんだよな~。
密かに「好きなボーカリスト」5位に入ってます。
あ~、オルガンもいいなあ~。
癒される~。

先日、CaravanWaterloo Lily/1972で癒し系プログレの魅力を発見したばかりなのに、
またもや極上の癒しプログレに出会ってしまった・・・
ありがとう、神様。(←こんな時だけ)


ああ・・・それにしても、1970年代のブリティッシュロックってのは、
なんでこうも郷愁を誘うのでしょうか。
メタルメタルって騒いでても、ふと気付くとここに帰ってきている・・・
不思議だよな~。
ほんとは、こんなことしてる場合じゃないんだけどな~。
メイデンの予習しなきゃいけないし、
明日はF1の最終戦なんだけどな~。
あ~、癒しプログレにはまってしまいそうだ・・・

ブラックモア・ジュニア

2006-09-09 00:33:03 | ディープ・パープル
本日、HMVからCDが届きました。

スレイヤーの新譜
プレイング・マンティス/Time Tells No Lies(結局買ってる)
ユルゲン・リチャード・ブラックモア
          /Between Darkness And Light


なんちゅう組み合わせ・・・
けど、マルチバイキャンペーン(輸入盤3枚以上で25%オフ)やってて、最低3枚は買うしかなかったのだ!

とりあえず今日は、あのリッチー・ブラックモア様のご子息、
ユルゲン・リチャード・ブラックモア様のCDを聴く・・・

ジャケットのイラストは、
稲妻が光る暗闇にそびえ立つ城と、火を吐く龍
もうこれだけで中身の説明はいらんような・・・

ギターが、ユルゲン・リチャード・ブラックモア
(長いので、以後ユルりんとします)
キーボードが、Malte Rathkeという方
ドラムも入ってますが、名前がないのでよくわかりません。
インストです。

では、まずアルバムの点数

86点

けっこういいです。
どちらかというとレインボー寄り。(ジャケットでわかるか)
キーボードが、少し映画音楽っぽくて白けるところもありますが、
そーゆー味付けなんだと思うと理解できないこともない。
ユルりんのギターワークは・・・
リッチーから頑固さとヘンクツさを取り除き、
素直さと人の良さを加えた感じ。
かすかに、インギーから速弾きを抜いたような香りもアリ。

えー、私は途中で、アレを思い出しました。

ディープ・パープルのrapture of the deep

なんか、同じような落ち着きと、おおらかさと、
あたたかみを感じる・・・
途端に、目頭があつくなってきました。
こーゆーの聴くと、どうしてもリッチーの面影を探してしまう。
なんでだろう・・・
(なんでだろうっていうか、息子なんだから当然か)

う~ん・・・
リッチーのギターからは、こういう温もりは感じないですね。
どちらかというと、人を突き放すようなところがあるでしょ?
リッチーのギターって。
ちょっと気持ちをイライラさせたり、どこかむず痒かったり、
聴いているこちらも居心地悪くなったりする。
そこのところが好きだという反面、
私なんかは、いつもかすかに寂しい思いをしているわけです。
「あ~、突き放されて寂しいなあ・・・」というような。
(決して、ドタキャンを根に持っているわけではない)
その「寂しいな~」と思ってるところに染み入る、
ユルりんのあたたかさ・・・

因みに、ユルりんは1964年生まれということです。
おい!いくつの時の子供やねん!
お母さんは、ドイツ人。
ユルりんのビジュアルに関しては、
わたくしは、もうしばらく沈黙を守りたいと思います。
(まだまだココロの整理が必要だ~)
オフィシャルHPはコチラですよ。↓
http://www.jrblackmore.de/flames/en/index.php

Deep Purple マイベスト!

2006-06-24 13:07:52 | ディープ・パープル

 1.Hush                      4:24 Shades Of Deep Purple
 2.Listen, Learn, Read On    4:04 The Book Of Taliesyn
 3.Wring That Neck           5:13 The Book Of Taliesyn
 4.Speed King                4:24 Deep Purple In Rock
 5.Child In Time            10:20
Deep Purple In Rock
 6
.Highway Star              6:08 Machine Head
 7.Smoke On The Water        5:42 Machine Head
 8.Lazy                      7:22 Machine Head
 9.Woman From Tokyo          5:51 Who Do We Think We Are!
10.Rat Bat Blue              5:27
Who Do We Think We Are!
11.Burn                      6:03 Burn
12.Sail Away                 5:50 Burn
13.Mistreated                7:30 Burn
14.Mean Streak               4:26 Perfect Strangers
15.Perfect Strangers         5:31 Perfect Strangers
16.Wasted Sunsets            3:58 Perfect Strangers
17.King Of Dreams            5:28 Slaves And Masters
18.Anya                      6:32 The Battle Rages On

来日以来、密かに悩んでいましたが、やっとできました。
Deep Purple マイベスト。
リッチー在籍時のパープル限定です。

マイベストにしたら、ものすごく多い・・・
本当は半分の10曲ぐらいにしてCDに焼くつもりだったのに、
リストアップしていくうちにどんどん数が増えていったのだ。
どれか減らせと言われたら・・・
う~~~~ん。
一曲減らすごとに、体重も2キロほど減りそうなので勘弁して!

しかし、恥ずかしくなるほどの王道ぶり。
ああ、自分がこんなに標準的で素直なパープルファンだったなんて。
なんだか、親ガモの後をついて歩く子ガモにでもなった気分です。

黄金期の超名曲群、
Speed King          
Child In Time
Highway Star
Smoke On The Water
Lazy
なんて、耳どころか全身が腐るほど聴いているはずなのに、
いまでも毎回「カッコイイ!」と思ってしまう・・・
私の脳ミソは、どうにかなっているんでしょうか?
もしかして、機能障害?(あり得る)

え~、iPodにはプレイリストというものすごく便利な機能があって、
パソコンでドラッグ&ドロップするだけで、
いくらでもマイベストが編集できる!
早速、このPurpleマイベストを編集して、聴いてみました。

発表年順に、単純に好きな曲を並べただけなのですが、
これが見事に「Purpleの歴史」を辿っていて、素晴しい!
とくに終盤の数曲なんか絶妙です。(自画自賛)
第二期完全復活のPerfect Strangersからの三曲を堪能した後、
ジョーリン・ターナーのKing Of Dreamsで軽く熱を冷まし、
リッチーの遺作・・・じゃなかったリッチー脱退直前の、
Anyaを聴きながら、静かに現実へと戻っていく・・・

あー、これだと、日常生活に支障なくパープルが聴けるよ。
催眠術の終わりに、よく指をパチッと鳴らして催眠を解くが、
最後のAnyaは、その役目だな。

あと、マイベスト選考中に気付いたのは、
Mean Streakは、ギランのボーカルが、めちゃくちゃカッコイイ。
Wasted Sunsetsは3:58と短いので倍ぐらいの長さがあってもいい。
Burn 最高!
・・・ということでした。Purple万歳!


泣けるPurpleバラード三選

2006-06-18 01:42:25 | ディープ・パープル
最近、Deep Purpleを聴くと、泣きたくなる。
先月のライブ前後が特にひどかったが、
なかなか症状が良くならない。(病気です)

そこで原因を探るべく、
アルバム別に泣きたくなる度合いを検証してみた。
(持ってるやつだけ)
紫の星の数が多いほど「泣きたくなる」ということです。はい。

第一期(vo.エヴァンス)
SHADES OF DEEP PURPLE/1968★☆☆☆☆
THE BOOK OF TALIESYN/1968★★☆☆☆
DEEP PURPLE/1969★☆☆☆☆
第二期(vo.ギラン)
IN ROCK/1970★☆☆☆☆
FIREBALL/1971★☆☆☆☆
MACHINE HEAD/1972★☆☆☆☆
WHO DO WE THINK WE ARE!/1973★★★★☆
第三期(vo.カヴァーディル)
BURN/1974★★★☆☆
STORMBRINGER/1974★★☆☆☆
第四期(g.ボーリン)

再結成・第五期(vo.ギラン)
PERFECT STRANGERS/1984★★★★★
THE HOUSE OF BLUE LIGHT/1987★★★★☆
再結成・第六期(vo.ターナー)
SLAVES AND MASTERS/1990★★★★☆
再結成・第七期(vo.ギラン)
THE BATTLE RAGES ON.../1993★★★★★

現在?期(vo.ギラン)
RAPTURE OF THE DEEP/2005★★★★☆

73年のアルバム以降、
泣きたくなる度合いが急に上がっている。
けど、カヴァーディル時代は、そうでもない。
どうやら、イアン・ギランの脱退と再加入の節目ごとに、
「泣きたくなる」らしい。
・・・そうか。
そんなにギラン+リッチーのセットにこだわっていたのか。

たしかに、もう、このセットは見られないと思うと苦しい。
心臓が痛い。
・・・あの世では黄金期のライブを見られるんだろうか?
などと、バカげた事を考えたりもする。
もし「Purple地獄」とゆーのがあるのなら、
堕ちてもいいとさえ思っている。(意味不明)

人間の心には、
意識から無意識までいくつもの層があると思うのだが、
音楽を聴くときに「心の、どの層で聴くか」によって、
ずいぶん感じ方が変わってくるように思う。
私の場合、何故かDeep Purpleだけは、
するすると心の底のほうまで入ってきてしまうのだ。
そのあたりはもう意識の感知するところではないので、
自分でも何が起こっているのかが分からない。
ただ、妙に感情が揺さぶられるというか何というか・・・
多分、思春期のいちばん多感な時期に、
死ぬほどPurpleを聴いていたというのが原因なんだろう。
あの頃はDeep Purpleが、
心の闇と現実世界との橋渡しの役目をしてくれていたんだから・・・

ではそろそろ、泣けるPurpleバラード三選を。
ただし、客観性は全くなし。思い入れのみの選曲です。

WASTED SUNSETS(PERFECT STRANGERS/1984)
リッチーのギターとギランのボーカルが兄弟のように溶け合い、
かつ引き立てあっている感動の名曲。
そうそう、この二人は、こうあるべきなのだ(涙)

SOLITAIRE(THE BATTLE RAGES ON.../1993)
リッチーのあまりのやる気のなさに、
ギランが可哀相にさえ思えてくるバラード。
いや、リッチーも十分可哀相だな・・・
♪Empty hearts and icy stares~♪って、こっちがemptyだよ(涙)

CLEARLY QUITE ABSURD(RAPTURE OF THE DEEP/2005)
ギランの歌声が静かに悲しみを癒してくれる、大人のバラード。
(・・・しかし、リッチーが去った一因はあんたじゃないか!)
ここにリッチーのギターが入っていたら、
どんなにいいだろうなあ・・・(涙)

以上、涙なくしては聴けない、Purpleバラード三選でした。
(音楽ブログなのに、毎度毎度、個人的すぎる内容だな・・・)

DP問題を考える(来日公演を思い出しながら)

2006-06-06 23:57:07 | ディープ・パープル
問題その1:RBがいない件について
これは、こぼしてしまったミルクがもとに戻らないのと一緒で、もうどうにもならないことです。
ただし、忘れたわけではないです。忘れるどころか、日に日に存在は大きくなる一方。
でも、だからってどうすればいいというのだ?!
それでもDPが存在する以上、今のDPを受け入れる勇気は、持ちたいと思う。

問題その2:ライブで第二期時代の曲を演ることについて
RBが、現在音楽性の違うグループにいる以上、現DPが過去の名曲を演奏するのは「使命」に近いと思う。
私にとって、とても重要な意味を持つ曲ばかりだし、何よりも、それを「今」聴けることが大事だ。

問題その3:過去の名曲で盛り上がることについて
私は、「特別に許されたお祭りの日」に、冷静にバンドの状態を眺められるほど大人ではない。
それが一時の幻で、しかもニセモノに近いものだと分かっていても、幻想を重ねずにはいられないのです。

問題その4:IGの声が出ていない件について
そんなことに気が付かないくらい、舞い上がっていたとしか言いようがないです。目の前のDPを、「間違いなくDPだ」と認識した以上、舞い上がるのは当然。
自分を棚に上げるようでナンですが「私がDPを聴かなかった時期」の重さまで加算されているようで、
「声の出ていないIG」は、まさに「DPの歴史」そのもののようにも感じたのです。

問題その5:現在のDPの楽曲について
今回のライブ、正直私は、新譜メインのセット・リストでも歓迎でした。ライブ当日、二階席で座っていた私が立ち上がるきっかけになった曲も、新曲の「Wrong Man」です。
「これがDPか?」と問われると、「間違いなくDPだ」と言えるし、
では過去の曲はどうなのか?と聞かれると、「すべて間違いなくDPだ」と言えると思うのです。
私には、RBの存在もさることながら、DPというグループ独特の「味」みたいなものがとても大切で、今のDPにも、それは確実に存在すると思うから。

・・・以上、どーしても今夜言っておきたい、DP問題について、でした。

パープルの後遺症

2006-05-23 00:21:18 | ディープ・パープル
先週末のパープルライブ以来、ちょっとオカシクなってます。
毎日普通に生活しているつもりが、日中の記憶がほとんどない。
ん?今日洗濯したっけ?掃除したっけ?買い物行ったっけ?夕飯作ったっけ???
・・・もちろん、全部ちゃんとやってるのだ。
けど記憶にないんだよなー。
「心ここにあらず」って、こーゆーことなんだろう。

そんで、夜になると酒飲みながらパープル三昧。
オランダの蒸留酒で「ジュネーヴァ」とゆーのがあるのだが、
これを冷凍庫でガンガンに冷やして飲むとウマい!(もちろん凍らない)ショットグラスも冷凍庫で冷やし、ストレートでぐいっといくのだ。
このお酒、不思議と次の日に残らないので重宝しとります。

・・・そのジュネーヴァを飲みながらパープル聴いてると、しばしば激情に襲われます。
「・・・リッチー、あのとき(93年)なんでドタキャンしたんだよ!」
「一度でいいから、第二期のメンバーを生で見たいよ!」
「リッチー、HR界に戻って来てくれ~!」
「これから、どうすりゃいいんだよ!」

昨夜は、どうにも気持ちが治まらず、夜中にパープルのビデオを見たあと、レインボーのライブ・イン・ミュンヘンをきっちり全部見て、
それでも落ち着かなくて、最後にジューダスの武道館DVDを見てしまいました。
力強い鋼鉄神の姿を見て、やっと安心して眠りにつくことができたのでした・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あー、リッチーのギターって、いいよなあ。
私はストラトを持ってるわけでもないし、レア音源を集めるでもないし、リッチーフリークでは全然ないのだけど、どうにも気になって仕方がないのだ。
ここしばらくは、レインボー後の再結成パープルにハマっています。
あー、このベタベタな感じのリッチー節がたまらない・・・
今日は、昨夜の疲れもあって、早めに眠りにつけそうな予感。
いったい、あとどれくらいこんな日々を過ごせばいいんでしょうか?

ディープ・パープル行ってきたよ!

2006-05-20 00:55:44 | ディープ・パープル
ディープ・パープル行ってきました。
パープルのライブは、13年ぶり。
リッチーの幻影に悩まされつつも、勇気を振り絞って見に行った甲斐があった!
あのね、正直に言います。

途中、リッチーのこと少し忘れてた。

今のパープルに、リッチーは必要ナシ。
リッチーがいたら、ああ楽しそうにはならないんじゃないかい?
・・・けど、最初は戸惑いましたよ。
頭では分かっていたものの、イアン・ギランの変化についていけなかったのだ。
裸足によれよれジーンズ。
うすーいオレンジ色のシルクかなんかのぶかぶかシャツ・・・
ふつーの短髪。
まさに、『休日のお父さん』スタイルだった。
なんだか、親戚のオジサンちのホームパーティーにでも招かれたような気分でした。

セットリストは、前半あんまり覚えていません。
「あれが、イアン・ギランなんだよ。で、あれがロジャーで、あれがペイスだよ。」
と、いちいち確かめるのに精一杯だった。
とにかく、「いいか?あれがディープ・パープルなんだぞ。」と何度も何度も頭の中で繰り返していました。
あの小さなホールにいる、休日のお父さんスタイルの人たちがパープルなんだと納得するのに必死でした。

まず印象に残っている曲は、新作から"WRONG MAN"。
CDで聴くよりも、かなりヘヴィに仕上がっていてカッコ良かった。
あと、また新作から"JUNKYARD BLUES"。(やってたよね?・・・記憶がかなり曖昧だ・・・やってなかったら、ゴメン!)
「これって、ライヴだとこんないい曲なんだ。」と驚いた。非常にノリやすくて楽しかった。
あと良かったのが、ドン・エイリーのソロ。
無駄なく、うまみタップリのキーボードソロが聴けて満足満足。(もうちょっと長くても良かったかな)
モロ70年代って感じのハードなキーボードって、やっぱりいいね!
あー、それと要所要所のペイスのドラムも良かったなあ~。
モーズのギターは・・・私には思い入れなさすぎなのと、どーしてもリッチーと比較してしまう(とくにソロのとき)のとで、あんまり印象に残らず・・・でも、嫌いじゃないです。
スティーヴ・モーズだけが、唯一、多少ハードロックっぽい”いでたち”だったので救われました。
サラサラのロングヘアーが1人いるのといないのとでは、大違い!
えー、ロジャーは、サービス精神旺盛な、とても元気なオジサンでした。ベースはもちろん文句ナシ!

さて、ライヴの後半は、怒涛のような名曲ラッシュ!!!
"LAZY"は・・・中盤ぐらいだったかな?
カッコいい。「やっぱりパープルは、真のハードロック・バンドなんだ!」と確信。休日のオジサンたちに、炎のオーラが見えました。(大袈裟じゃなくてね)
あと、良かったのが"PERFECT STRANGERS"!!
♪ダダダッ・ダダダッダダダッ♪のリフ(わかる・・・よね?)が脳に突き刺さる!カッコイイですわー。
最後、"SPACE TRUKIN'"、"HIGHWAY STAR"、"SMOKE ON THE WATER"あたりは、狂ってました。
超名曲を、後半に固めるのもアリですね。

アンコールは、"HUSH"と"BLACK NIGHT"。
HUSHは、やっぱりグッときますね。生きてて良かったと思った・・・

今回、ライヴに行くまで、とても不安だった。
リッチーのいない、変わってしまったディープ・パープルを、ちゃんと見る勇気があるのかどうか。
やっぱり最初の数曲はフクザツな思いで見ていましたが、途中からどーでも良くなってきた。
ライヴは、めちゃくちゃ楽しかったです。
メンバーが普通のオジサンスタイルになっていようが、ギターが変わろうがキーボードが変わろうが、パープルはパープルだ。
で、今でも十分ヘヴィなバンドだった。
ギランの声が出ていたか、出ていないかなんて、私には関係ないです。アンコールのときの、素肌にベスト(何故か派手な柄物)も、オーケー、オーケー。
もう、なんでもいい。
今でも、ディープ・パープルというバンドをやっていて、日本にも来てくれる。それだけで感謝・感激です。

いやー、行って良かった。
ライヴって、いいよなー。

ライヴ終了後、つい買ってしまった「マシンヘッドTシャツ」
残念ながらSサイズが売り切れだったのでMを買ったら、やっぱり大きすぎました。
即ダンナに取られたよ・・・
しかし、後ろにはデカデカとSMOKE ON THE WATERのロゴが。
ファンだとこのTシャツはちょっと気恥ずかしいが、知らないと自然に着れるものなんだね。(なんか羨ましかった)

紫色の日々

2006-05-18 14:46:10 | ディープ・パープル
5月18日・・・
それは、私が十年以上も前に飼っていたネコの命日である。
「命日」を特別気にしているわけではないのだけれど、毎年この時期になるとふと思い出す。
で、「五月」とゆー季節も関係して、情緒不安定になるのです。

今年は、さらにここに「パープルの来日」が重なった。
これはもう、平静ではいられません。
数週間がんばった禁酒も解除し、夜な夜な酒をあおりながらパープル聴いてます。
馬鹿丁寧に第一期のアルバムから順番に聴いていくと、再結成のあたりで、だんだん苦しくなってきます。
何故苦しいのか?
前にも書いたけど、リッチーの事を考えて苦しくなるのだ。
今回の来日にあたり、久々にじっくりパープルを聴いてみて思った。
「あ、私ってリッチーが好きだったんだ。」
どの曲を聴いていても、気がついたら耳はリッチーのギターばかり追っている。
うーん。そうだったのか・・・。
昔からリッチーは好きだったけど、またさらに好きになっている気がする。
なんか、好きになってはイケナイ人を好きになってしまったような、そんな後ろめたさがありますね。

ま、現在のパープルをこの目で見れば、考えが変わるかも知れません。それに期待しよう。

・・・そういえば、ジューダスの来日も去年の今頃だった。
あれから、もう一年か。
早いような、そーでもないような・・・

パープルと私

2006-04-30 02:26:27 | ディープ・パープル
ディープ・パープルは、私にとってものすごく思い入れの深いバンドである。
どれくらい深いかと言うと、「無人島に一枚だけCDを持っていけるとしたら、ディープ・パープルかな」
と思ってしまうくらい、深い。
けど、ただ単に「好き」とゆーだけではなく、けっこうフクザツな思いが絡んでいるのも事実である。

先日、「私が惚れてしまったボーカリスト3名」を挙げましたが、ギタリストはどうかな?と考えてみた。
そうしたらなんと、私が惚れてしまったギタリストは、ただひとり。
リッチー・ブラックモアだけだったのだ。

トニー・アイオミ(ブラック・サバス)もグレン・ティプトン(ジューダス・プリースト)も良い。
ストーンズのキース・リチャーズも、めちゃくちゃ好きだ。
でも、リッチーだけ別格なんだよ。

・・・それだけ愛してやまないリッチーに、私はすごーく複雑な思いを抱いているのだ。
それは何故か?
リッチーに、何度も何度も裏切られたように感じているからである・・・

まずレインボー。
レインボーのボーカルをロニー・ジェイムス・ディオから変えたこと。
しかも、グラハム・ボネットやジョー・リン・ターナーというポップな路線に変えちゃったこと。
(音楽的には、悪くないと思いますが)

次、パープル。
再結成後のパープルで、ボーカルをイアン・ギランのあとジョー・リン・ターナーに変えちゃったこと。
そのあとイアン・ギランを戻したものの、あっという間に決裂してライブをドタキャンして脱退しちゃったこと。

そんで、今。
哀しいことに、ハード・ロックの世界からいなくなってしまったこと。

・・・まあ、音楽を聴くのにそんなことは関係ないのかも知れない。
自分の好きな時期の、好きなアルバムだけ聴いていればいいのかも知れない。
けど、リッチーに関しては、どーしても割り切れないものがあるのだ。
なんでだろうね?

リッチーのやるコトを、すべて受け入れられたら楽なのになあ・・・と思う。
中世音楽もアコースティックも自然志向もね・・・
でも、残念ながら私には今のリッチーの音楽スタイルを受け入れることは出来ないなあ。
きっと、一生無理だ。
・・・いや、無理かな?いつか分かるときが来るかな?
50とか、60歳くらいになれば、分かるのかな?
分かりたいような、分かりたくないような・・・

とにかく、パープルを聴くと、リッチーに対する色んな思いが出てきて大変だ!
因みに、私は第一期(Vo.ロッド・エヴァンス)と第二期(Vo.イアン・ギラン)がとくに好きで、
第三期(Vo.デヴィッド・カヴァーディル)は、ちょっと好みとは違うけれど、ものすごく完成されてると思う。
リッチーのギターだけに関して言えば、第三期が一番好きかも知れない・・・

あと、ジョン・ロードもすごく好き(影響されてハモンド・オルガンを買ってしまったくらいなので)ですが、
ジョン・ロードのいないパープルを聴いてもそれほどショックじゃなかったのが不思議。
やっぱり、リッチーの存在は大きかったよ・・・

パープルチケット到着

2006-04-28 16:00:35 | ディープ・パープル
先日ネットで注文した、ディープ・パープルのチケットが届いた。
う・・・こうなったらもう行くしかないんだな。覚悟決めないとな・・・
な、名古屋市公会堂って、どこだろう?
ホームページがあった。
なんだか素朴な感じのホールですな。
いきなり「おむつ交換台」へのリンクが・・・
控え室とか、楽屋の写真まであるよ。
妙に生々しいなあ(笑)

ドキドキしながら、座席表をチェック。
いい席だとは言えないが、も、もしかしてけっこう間近でギランを見ることになるのか!
そりゃそうだよな、ホールが狭いもんな!
ひー。
私の中のパープルは悪夢の1993年以来止まったまんまなので、かなりの衝撃かも・・・
あの時のパープルは、リッチードタキャンのショックで、あんまり記憶にない。
やっと第二期のパープルが見れるんだと、ものすごく期待していただけにショックが大きかったのだ。

いやー、まさかこの年齢になって、またパープルを見ることになろうとは。
リッチーもジョンもいないが、パープルはパープルだ。
相方の情報によると、一曲目からハイウェイ・スターらしい。
想像するだけで、オカシクなりそうだよ・・・

rapture of the deep/deep purple

2006-04-22 22:52:01 | ディープ・パープル

『リッチー不在のパープル』

アーティスト名 deep purple

アルバム名 
 rapture of the deep

発表年      
  2005年

メンバー構成
 イアン・ギラン(Vo)/ロジャー・グローヴァー(B)
                 ドン・エイリー(Key)/スティーヴ・モーズ(Gu)
                 イアン・ペイス(Ds)


ディープ・パープルの新譜・・・と言っても、リリースされたの去年か。
パープルの来日公演まで一ヶ月を切り、
もう見て見ぬフリもできないだろうということで、CD買いました。
でも、なぜだかすぐ聴く気にはなれず、とりあえずiPodにおとして、
夜寝ながら聴くことに。

えー、ベッドに入り、電気を消して、呼吸を落ち着けてからスタート。
最初の30秒で、
「あ、パープルだ」
と思いました。
さすが、ドン・エイリー。
ジョン・ロードがいなくても十分パープルになってる。

だけどね・・・
すぐに、ものすごく苦しくなってきました。
心臓のあたりが、キューっと締め付けられるように痛むのです。
「きゅ、救心くれ!なんでこんなに苦しいんだ?」
と思ったら・・・
この苦しさは、
「リッチーの不在」
によるものでした・・・
ストーンズのライブ以来ちょっと涙腺が緩くなってるせいか、不覚にも涙まで滲んできた・・・

「リッチー抜けてから何年経ったと思ってるんだよ!アホ!」
と自分でも思ったんだけどね。
よく考えたら、リッチー抜きのパープル聴くのは、はじめてだったのです。
(いや、一回だけ、リッチーがドタキャンしたライブで、リッチー抜きのパープルを見たっけなあ)

「あー、リッチーのいないパープルか・・・」
そう思うたび、どんどんどんどん苦しさは増すばかり。
はるか昔、これとよく似た感覚があったなあ・・・
そうそう、失恋だよ、失恋。
まさに今、大失恋しているとこなんだよ・・・

イアン・ギランのボーカルは、そんな私の傷心を慰めるかのように響きます。
「そーだよ、リッチーはもういないんだよ。わかったかい?」
・・・私には、そう言っているように聞こえました。(アホですな)

アルバムは、とてもイイ出来だと思います。
大人の余裕と、円熟したまろやかさと、丁寧な曲作りと・・・
あと、「みんな、ディープ・パープルというバンドを大事にしてるんだなー」と感じました。

「リッチーもジョンもいないのに、なぜまだディープ・パープルなのか?」

その問いに対する、メンバー全員の答えが、これなんだと思いましたよ。

迷ってたパープルのライブも、行くことにしました。
リッチー不在のパープルを、胸に刻み込むために。

リッチーは、あの様子だと(笑)一生ハードロックの世界には戻ってこないでしょう。
うーん、認めたくなかった・・・
私は、なんとなく心の底で、
「もしかしたら、もう一回パープルやってくれるか?」
と思っていたんですね。
1993年にパープルのライブでドタキャンされて以来、淡い期待を、
ずっと抱いてた。
その期待は、砂の城のように崩れ去ってしまったのでした・・・

これ、パープルのライブ絶対泣くだろうなあ。


BORN AGAIN/Black Sabbath

2006-02-16 16:54:21 | ディープ・パープル


          「ギランのサバス」か「サバスのギラン」か        

        アーティスト名      
       Black Sabbath

        アルバム名       
       BORN AGAIN

         発表年                  
       1983年

         メンバー構成       
        Guitar:  Tony Iommi       
                 Vocal:  Ian Gillan
                                                  Bass:  Geezer Butler    
                 Drum:  Bill Ward
                                                                                    

「ギランのサバス」か「サバスのギラン」か・・・・・

どっちでもいいけど。

たとえば、ロニー・ジェイムス・ディオ参加の
ブラック・サバスは、両者がピッタリと融合して、
「これは新しいバンドだ!」と思った。
サバスの持つ重さと、メロディーラインの繊細さ。
(とくにバラード)
それに、ロニーの邪悪な中世っぽさと
ドラマチックな要素が加わって、
それまでのサバスとも、レインボーとも違う、
美しく劇的で、ヘヴィな音楽に生まれ変わっていたと思う。

だが、イアン・ギラン参加のブラック・サバスはどうだろう?
ロニーの時と違い、
両者が「ぴったり融合している」という感じがしない。
「ブラック・サバス的要素」と「イアン・ギラン的要素」が、
それぞれ独立したままで、バンドの中にあるのだ。

「これは、サバスの曲として聴けばいいのか?」
「それとも、たまたまサバスにいる
                            ギランの声を聴けばいいのか?」

ここんとこが、迷うのである。
どっちでもいいような気もするが、こーゆー小さい疑問も、
放置していると、キモチワルイものなのだ。

「あれ?今わたしは誰の曲を聴いてるんだっけ?」
「そうそう、サバスね。で、ボーカルがイアン・ギランね。」

と、いちいち頭の中で納得しながら聴いているんだから・・・

で、私はこのアルバムが嫌いかというとそうじゃなくて、
けっこう好きなのだ。
アルバム10選に入るくらいだから、かなり好きだと思う。
(ただし、アルバム・ジャケットは嫌いだ!
嫌いなジャケット5選を選んだら、かならず上位に入る!)

だって、コレだもん↓

まあジャケットは仕方ないとして、
楽曲は、かなりの粒ぞろいで、
一曲一曲、とても聴きごたえがある。

1曲目TRASHEDは、単純でノリのいいギターリフと、
ギランのパワフルなボーカルがマッチして、
文句無しに心地良い。

3曲目DISTURBING THE PRIESTは、
不気味なトニー・アイオミのギターに、
これまた不気味なギランの笑い声・・・。
でも、オジーの不気味さとは違って、
何故か「元気さ」も感じられるのがギランのいいところ。

5曲目ZERO THE HEROは、サバスっぽい重ーい曲。
終始、重ーく語尾を引っ張るようなギランの歌い方も新鮮。

7曲目BORN AGAINは、サバスお得意のヘヴィバラード。
が、ギランが歌うと「力強すぎる」かも・・・。

さてさて、全体を通して聴くと、
このアルバムは、「とても気持ちの良いハードロック」
なんだということがわかる。
オジーのサバスには
「気持ちの良い」なんて言葉は絶対に似合わないが、
イアン・ギランは、やっぱり
「気持ちの良い」ボーカリストだと思うのだ。

ディープ・パープルでは、
いつもどことなくオヤジ臭さが漂うギランだが、
(私の、個人的な意見ですよ・・・)
サバスの中にいるギランは、ちっともオヤジっぽくない。
私はやっぱり、単純に、パワフルに、
ハードロックを歌うギランが好きだ。