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【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

名経営者と会計

2007-08-02 22:31:07 | 最近売れている本など



名経営者といえども会計(借方と貸方)を理解できない人は多数います。
しかし、名経営者は誰よりも数字を追求し、数字を深く詳しく分析します。そしてなりよりも、悪い数字から目を背けずにひたすら改善に努めます。

会計に対する「雑念」、つまり会計をマスターして「上手く楽して儲けてやろう!」とか「ごまかしてやろう!」が消えない人はこの本をおすすめいたします。

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査察(マルサ)

2007-08-02 21:34:11 | 最近売れている本など



1980年代半ばに大ヒットした映画です。先日、このブログで紹介したところ思いもよらぬ反響があり驚きました。
マルサとは査察のことで、脱税の告発を目的とした税務調査です。20年程前の映画ですので、査察の対象や方法自体も極めてアナログです。現代のネット社会における脱税に挑む「デジタル版・マルサの女」を見てみたいものです。
時代は変わっても、税務署の脱税に対する鋭い嗅覚に変わりはありません。ネットで稼ぐ現代人も観るに値する映画であると思います。

右脳と会計

2007-08-02 11:32:19 | 最近売れている本など



●右脳・・・感覚、直感、イメージなど
●左脳・・・論理、計算、分析など→「会計はこれでしょうか?」

会計においては、「会計公準」とう暗黙の了解があります。

(1)エンティティ(entity)の公準
企業が存在するということです。企業の決算書を作成するということです。現金も不動産も企業のものであり、株主や社長のものではありません。

(2)貨幣的評価の公準
決算書に表示される項目、つまりその基礎となる仕訳は貨幣価値で表わされなければならないということです。貨幣価値で表わせないものは会計の対象外です。

(3)会計期間の公準
企業は永続することから一定の会計期間(事業年度)で区切って決算をするということです。

会計の教科書でも上記の会計公準を説明していないことがあります。会計を学ぶ者であれば、直感的かつ感覚的にこれを受け入れ、イメージを確立していることが当然であるからです。

■ある会計期間(事業年度)の損益計算書
売上高1億円-仕入高と諸経費9千万円(内役員報酬2千万円)=利益1千万円(法人税など約400万円)
■上記について社長のリアクション
利益1千万円なんてありえない!住宅ローンも残っているし、老後の準備もこれからだ。
今の取引先ともいつまで関係が続くかわからない。
こんな先が見えない時代に400万円の税金など払えるか!

この人、「右脳」が会計公準を受け入れないようですね(笑)。

この人と同じように会計公準を受け入れられない人は、市販されている「簡単!やさしい!誰でもわかる!・・・」のタイトルの会計本を何冊読んでも結果は同じです。どの本も、会計公準の支持者という「敵」が書いているからです。

財務3表!

2007-07-31 11:05:45 | 最近売れている本など



通常は「財務諸表」といいますが、著者は損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を「財務3表」と呼んでいます。
大人になって、基礎から簿記の勉強なんてしてられません。完成した決算書を読みこなす近道を見つけなければなりません。それには損益計算書と貸借対照表の意味と関係、背後にあるキャッシュの動き(キャッシュフロー計算書)を「短期間」に理解しなければなりません。

最近、この手の「会計本」が多数発売されベストセラーになっています。会計(明瞭に説明すること)に対する関心が高まっているからであり、大変好ましいことだと思います。
しかし、簿記(会計)の習得にはある程度の「適性」が必要ですし、「若い頃」(25歳位まで)でないと無理です。この手の本を数冊読んでも理解できない場合にはあきらめたほうがいいと思います。
名経営者と呼ばれる人であっても「借方、貸方」が理解できない人がほとんどです。それでも、「なぜ、彼らは名経営者になれたのか?」を考えるほうが大切だと思います。

経理作業の心強い味方!?

2007-06-29 09:36:59 | 最近売れている本など



【1996年3月発売】
かなり古い本ですが、探せばあるのですね。
資本(純資産)なんてほとんど変動しません。消費税率は3%を5%と読み替えればいいのです。
10年以上前の本でも十分かもしれません・・・