八戸から帰ってきた翌日は、神奈川の山北町と朝から打ち合わせ。
土日で青森に出張してたので今日は休みの予定を入れていたのに、
急遽、緊急で呼び出されてしまった。
役所は時間と人の使い方が荒いもんだから相手の都合なんて考えてない。
こんな遠方で朝一から会議なんて、地理的な事を考慮すればわかるだろうに。
と言いながら、山北か、と少々思案してみた。
打ち合わせは大荒れになることもなく、どうでも良いような話をクドクド聞いて、
こんな話なら、休みの日にわざわざ人を呼びつけずに電話で済んだだろう、
と心の声が叫びましたが、11時頃には業務完了。
そのまま山北町役場に車を停めさせて頂き、
スーツを脱ぎ捨て、ネクタイなんて引き千切り、丹沢湖にサイクリングだ。
これが本当の目的だ。
坂はダムに向かうところだけが厳しいぐらいであとは楽な道のはず。
しかし、八戸での飽食がたたり、体重増加か、思っていたより勾配がきつい。
やっとの思いで丹沢湖に到着すると、いきなりこの紅葉のお出迎えでした。
だいぶ見頃になってきました。
玄倉からユーシン渓谷に向かいペダルを漕いでいくと、道路をチェーンで封鎖して、
そこに警備員のおじいさんに近いおっさんが立っていたので聞いてみた。
「ここから先は自転車で行けますか?」
「だみだ、ずてんしゃはとおれねーだ」
「何か工事とかしてるんですかね?」
「なんもしてねーけんど、なんかずてんしゃと登山者のずこがあったんで、とおさねーよーにしてんだ」
「紅葉の時期ですもんね、登山者も沢山いるようですから危ないですもんね、分かりました、すみません」
人の良さそうな警備員さんだったので無理言えばもしかして、なんて思ったが、
事故したらあの警備員さんが怒られると思うと、ここは引き下がったほうが良さそうだ。
それなら仕方がない、手前の橋を西側に向かい渡って行こう。
上流側
下流側
そんなに距離は走ってないが、そろそろ腹が減ってきたのでどこかで飯を食いたい。
あった、見つけたよ。東や食堂だな。
おぉ、雰囲気良いぞ。おもいっきり秋らしいですね。
飯はこれだ、汗をかいたら塩分補給。
シーフードヌードルとおかかのおにぎり。
そして、食後のコーヒー。
あぁ、このまま逃避したい心境になりつつある自分がいる。
これ以上ここにいると根っこが生えそうなので出発しよう。
そうだ、世附に行ってみたい。確か林道があったはずと思い、根っこが生える前に出発。
これが紅葉という見本のような道、四季がある日本に生まれてよかったと思ったよ。
しかし、ここまでなんとか耐えてた雨も我慢できなくなったようて、ポツポツと落ちてきた。
と、思った瞬間、ザーと降ってきた。
これはヤバい、合羽持ってない。ザーザー降りになる前にUターン。
仕方がない今日は帰ろう。世附はまた今度ね。
帰りは下り基調と言うより、下りしかないので、駈っとんで帰れば実害は最小で済むかな。泥除けあるし。
現実逃避の丹沢湖は、帰りは雨にたたられたものの、楽しいサイクリングでした。
また、次回は天気が良い日に来てみたい。