
夕日の差し込んだ
部屋の壁にもたれて
あなたは膝を抱えて
静かに座り
いつも微笑んでいました
時には 昔覚えたという歌を口ずさみ
歌詞を忘れてしまったと
しわを伸ばして微笑んで
一緒にコーヒーを
ゆっくり ゆっくり飲みました
いつも温かくて
穏やかで
小春日和の温かさで私を包み
さよならの時には この先もずっとあなたなら大丈夫と
微笑む掛けるように
いつもと変わらない様子で
一緒に横になりました
いつかまたどこかで
逢えたら
私もあなたのような温かい人でありたい
あなたの優しい手に空気に眼差しを
忘れない