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NO LIMIT!!

スキー チャリンコ 山登り、いっぱい楽しんでその先がミタイ!

かんむり

2015-02-09 06:31:46 | 山登り







広島県最高峰、恐羅漢山(1346m)の次は広島二番目、冠山(1339m)。

山スキーではなく山岳会の月例山行で。
月例山行とはいってもメンバーは結局1月月例の大山と同じメンバーになりました。(じ~さん二人に私(若手))
見た目、じ~さんですが会長と隊長、山に関してはスゴイ二人なんです。



(隊長と会長)


ログを見てもらったら解りますがいきなり雪原からのスタート。ルートは基本登山道を行きますが地形図を見ながらピークを巻いたりして脛ラッセルも楽しみます。





(杉林もキレイだった)


この日(8日)の天気予報は昼から荒れ模様の予報。
だんだんと吹雪いてきました。しかし大山ほどの緊張を強いられるわけではありません。
厳しい状況には変わりありませんが、心に余裕があります。良いことです、どんどんスキルアップしていきましょう。
とはいっても前回の恐羅漢山山スキー行で滑落を経験をしていますので気を抜くわけにはいきません、あくまで慎重に。

私が先頭でガシガシ行っていると、まさかの隊長が体調不良とのこと。
吹雪の中、三人で協議。

「ここで昼にして下山しよう」



(湯気で真っ白、外は吹雪)


そう決まれば早速テント(エスパース)を出してテントの中で休息&ランチ。
今回は隊長のリクエストでチャンポンです。一式を担ぎあげましたので本格的です。
フキノトウも入っておりメチャウマなビバークチャンポンになった。

隊長も幾分体調回復し撤収後下山。

ピークに立てなかったのは残念ですが無理は禁物、必ずリベンジをと心に誓った。



(トレースがほぼ消えている)



(帰ってきた、スタート地点の雪原。スゴイ吹雪!)


下山時、数時間の間にかなりの降雪でトレースが雪でほぼ埋まっていた。
最後まで慎重に降りながら冠山スキー場跡の駐車場に帰って無事下山完了。




来たときには道路はきれいに除雪されていたのが帰りには20~25cm積もっていた。
真っ白な風景が鹿野のあたりまで続いていた。こんな大雪は久しぶり。
松ノ木峠を慎重に下って、六日市温泉「ゆ・ら・ら」によって雪見風呂に入り身体も心もホッコリ、帰路に着いた。

 

近場で存分に雪山を堪能することができた。敗退したけれども満足だ。



「もっともっと雪山へ行きたい」


そう感じた山行だった。





(パッリッパリ)








 

改めて気づいた

2015-01-13 07:08:03 | 山登り




伯耆大山  (1月11日)



私の所属する山岳会は毎年1月の月例山行はここ伯耆大山。(ほうきだいせん)

私が住む南の国(山口県)で本格的な雪山をチャレンジできる山。






(南光河原駐車場)



かっこエエ~!









我が山岳会の双璧!

今回のメンバー、じ~さん二人と私の三名。(じ~さんですが山のスペシャリスト!頼もしいです!)



前日入り(10日午後)し、南光河原駐車場(ほぼ満車)に車を停め、冬季閉鎖中の下山駐車場にベースキャンプを張り大山寺方面へ偵察へ。






アイゼンを装着して近くの斜面で滑落停止訓練を少し。
薄暗くなってきたのでテントへもぐりこむ。
早々に、ディナーの準備&酒盛り開始。







今回私は食料担当。メニューをあれこれ悩んだ末に鶏豚すき焼きに決定。米も炊きます。
先にきゅうりの和え物、砂ズリ(砂肝)と長ネギの塩炒めを肴にしながらすき焼きができるのを待ちます。
飲んで食べて語って大満足。明日へ備えて早めに就寝。
明日の天気は午後から荒れる予報。う~ん どうなる?甘くはないぞ!(前回(二年前)も大荒れだったぞ)






4:30起床。きれいな月が出ていた。

昨夜のディナーの残りをおじやにして食べ、出発の準備をする。(テントは張ったまま)
キャンプ地とトイレが少し離れていて準備に手間取るが、6:40夏山登山道へ、アイゼンは着けずにクライムオン!









天気はまずまず、標高が上がるにつれて雪が濃くなってゆく。
五合目手前でアイゼン装着。
途中、ソロ2名とスライド。どちらも六合目で引き返してきたよう。



(六合目避難小屋)



(雪の北壁、迫力あります)


ゆっくり上って行き、六合目避難小屋へ到着。(9:00)
まあここまでは樹林帯の中なので多少の悪天候でも上がれます。
問題はここから。
六合目までの静寂から一変、大自然が牙をむいて襲いかかってきます。本当です、大げさではありません。
装備をそれようにセットし直し(ゴーグル、フェイスゲイター、オーバーグローブ装着)、いざアタック!





一歩一歩上がるにつれて風は強くなり視界も悪くなっていく。
時折、耐風姿勢をとりながら確実に進んでいき山頂避難小屋が見えてきてようやく山頂へ登頂。(11:00)





写真を撮って小屋の中へ。



小屋の中は真っ暗。




先客が4~5名。私たちの後からも7~8名入ってこられた。
カップ麺を食べ、しばし休息。


態勢を整え、さあ下山開始。



(ここがあの山頂避難小屋の入り口ですよ、雪でほぼ埋まっています。)


(ここから写真がありません。
気温が低すぎるためiPhoneの電源が落ちてしまい下山後まで電源が戻らなかった。
以前にも同じ出来事があり、今後は対処が必要。)


外へ出てみると猛吹雪です。という事はホワイトアウト。
4~5mの視界しかありません。しかも目の前は真っ白なので上下感覚が変です。
一瞬でも気を抜くとどうなるかわかりません。(事実この日(11日)の午後、山頂付近で二名の滑落事故があった。(その後無事救助された))

道しるべのポールとトレースを頼りに慎重に下って行きます。
約40分で六合目まで下りて来ました。一安心。しかし気はまだ抜けません。
本日の予定コースは元谷経由の下山なのです。「こんな荒天で元谷へ下りて大丈夫か?」と不安になりながら会長がゴーを出したので行者谷別れを元谷方面へ下って行きます。
行者谷は森の中の細尾根を時折尻セードを交えながら下って行きます。今回の山行中唯一ホッとした一瞬でした。

っが、しかし、元谷へ出た途端、今まで聞いたことのないような雷のような轟音と共に今までに経験したことのない猛烈な地吹雪が襲ってきた。(ここでなんとかスノーシュー、ワカンに履き替える)
歩くことができないほどの暴風と雪。元谷避難小屋を過ぎ元谷を越えるまでが核心でした。
天候が荒れていなければなんてことはない場所なのですが、この日は違った。
この恐怖は忘れることはないだろう。

その後は登山道沿いに下って行き、大神山神社、大山寺と通過してベースの下山駐車場へ到着。(15:30)
テントをたたんで荷物を車へ積んで無事下山完了。
駐車場を後にする頃には辺りは薄暗くなっていた。

帰路は松江道の道の駅にて夕食をとり帰宅。
自宅へ到着したのは22:00だった。



長々と書いてしまったが、今回改めて気付いたことがある。

 それは「雪の山が好き」ということ。

山頂直下のあの危うい場面を手探りで降り、立っていられないほどの地吹雪、そしてその轟音。
その恐怖よりも、全てを凍てつかせた真っ白な世界。強靭な意志、体力、技術がなければ見ることのできない世界への魅力が確実にまさっていた。
大変なことである。
妻と育ち盛りの子供三人がいる身であります。自身だけの欲求の追及はできない。
今後は限りある範囲、状況の中で最大限チャレンジしていきたい。そして今はそれができる状況だと思う。
そのために山岳会の門をたたき、四季を通じて山へ行き、山のこと技術のことを学んでいる。

山登りをする者として冬山、雪山へ魅力を感じる人は多いと思う。
西の国、南の国に住むものとして冬の伯耆大山へ登ってみたいと思う。

数年前では考えられなかったが今こうして厳冬期の伯耆大山の頂に立つことができた。
感謝しかない。



山岳会の皆様へ

   「ありがとうございます」




そして家族へ

   「ありがとう」








   













   



囲炉裏端

2014-10-20 07:00:01 | 山登り


「癒しの里中家」

オラが街の最高峰、荒滝山(459m)の麓にひっそりとある古民家。


ここで私の所属する山岳会の創立45周年祝賀会が行われた。











お昼に荒滝山に登り、夕方より祝賀会スタート。
私は所用の為、祝賀会からの参加。囲炉裏を囲んで猪肉をたらふくいただきます。

会のOBの方たちも祝賀会には来られ、総勢二十名以上の盛大な祝賀会となりました。




スライドで45年間の会の歴史を振り返りつつ、昔話に花が咲く。
飲んで語って、そして飲みつぶれた。


翌朝、目の前の田んぼには霜が降りていた。
今日もいい天気になりそうだ。










私が生まれた年、月に同じくこの会も誕生した。不思議な縁を感じる。
五年、十年、二十年後はどうなっているのだろう。



これからも、この会を盛り上げていきたい。















 

ちいさいアキ

2014-09-01 12:10:07 | 山登り



天候不順が続き何度も山行が中止になっておりフラストレーションがかなり溜まっておりました。

こりゃ~もうたまらん!っと、会で沢遊びを呼びかけたところ、六人が集まりました。
場所は、最近入会された方がいらしゃいますので前回行ったお手頃な七分沢です。







一通り準備と説明を終え、8:45 クライムオン!








やっぱり楽しい、沢登り!気持ちいい! ウッキッキ~ッ!!









楽しいだけではありません、ロープワーク、確保の取り方等をしっかり学びます。


そして前回写真を撮るのを忘れてしまった、ランチでの自作アルコールストーブの画。





ほかの皆さんのガスストーブよりは沸騰するのに時間がかかりますが、食べ遅れることはなく許容範囲。
なんせ、軽っ軽っですから。
あとは冬場のハイキングでどのくらい使えるか。あと、風が強い日。これから使い込んでみよっと。
まあ、好天の時は予想以上に使い良く3シーズンでの使用はバッチリでしょう。それだけでも十分よね。












あとは、ガッシガッシ登って終了地点まで。14:10 フゥ~~


前回にもまして今回もミッチリと教えていただきました。
沢登りはメチャメチャ楽しい分、危険も多い。
時には面白く、時には厳しく指導していただき本当に感謝です。ありがとうございます。

どんなに小さい沢でも沢登りは一人では登ることができません、もちろんベテランでも。
しっかりと期待に応えなくてはいけませんね、ガンバリます。





下山はこんなところ(一応、登山道です)をワイワイ言いながら下りていきます。
沢登りなので下山の距離的には短いのです。約40分。





あっという間に下りてきました。15:00
全員無事故で終了です。



近場の小っちゃい沢でしたがとても内容の濃い、充実した山行になりました。
かなり溜まっていたフラストレーションも一気にガス抜きできて気分爽快! ヤッホ~~ッ!

単純ですね。


早くももう9月、、真夏日を下回る日が出てきて、確実に季節は移り変わってきています。
気は早いですが、雪の、あの白い世界を想像するだけで心がザワついてきます。
まぁ~その前にアキ(秋)がありますので、それはそれでしっかり楽しまんとね。


いずれにせよ気温が下がってくるとワクワク、ソワソワするっちゃね。

今日より夏休みも終わり新学期がスタート、宿題の残りにアタフタしている子供たちを尻目に、妄想にほくそ笑んでいる今朝の私です。

七分三分

2014-07-24 06:30:00 | 山登り


7月21日(月)。


YASUHIROさんとチャリンコで走った次の日。
山岳会のメンバーらとシャワークライミング・沢登り。

道の駅 仁保の郷からほど近い蕎麦ヶ岳から流れる七分三分沢。(今回は七分沢のみ)




10:40クライムオン。
ムチャクチャ暑い日でしたので早く浸かりた~いと足早に入渓ポイントまで。本日はベテラン2名おられるので安心です。しっかりスキルアップしましょう。

ヒャッホ~ッ!やっぱり気持ちいい~!










ジャバジャバと進んでいきます。こんなに楽しくていいの?
楽しすぎます。&気持ち良すぎます。

しかしそこは沢登りキンチョーする場面もあります。






そんなに大きな沢ではありませんので(短い)ザイルを頻繁に出してキッチリ登って行きます。
七分沢でメインの滑滝手前の広い場所で少し遅いランチ。
密かに楽しみにしていたアルコールストーブ&バーゴ(風防)のインプレ。
しか~し痛恨のミス!
写真を撮るのを忘れてしまいました。ガックシ。
でも、目分量ですがアルコールを約60ml入れ、バーゴにのせ着火。
屋外ですので炎は見えませんが周りがかなり熱い。カップ麺一杯分の水をコッヘルで沸かしてみます。
約5分くらいで沸騰しました。予想より早く沸いたなという感想。この日は気温がたかったせいもあるでしょうが上出来ではないでしょうか。
沸騰後1分くらいで燃料のアルコールはなくなりましたが燃費は良いのか悪いのかわかりません。
今後は2号機などと比べて完成度を高めていこう。
いずれにせよ空き缶で作る軽量コンパクトなアルコールストーブ、日帰り山行ではかなりのアドバンテージです。
気温、雨、風に影響されやすいので今後はそんな場面でも使ってみてみたい。

ランチ中、涼しくなっていた体も汗だく状態。
こりゃあたまらんとみんなでリスタートしましたがメインの滑滝をやっつければほぼ終了。


40mのザイル1本では足りませんでした。



バックの大岩が重石。遠くに東鳳翩山が見えました。


終了地点。
こんな近場にこんなに素晴らしい沢があるなんて、この滑滝と重石を見るだけでも価値はあります。

さあ下山です。15:30


沢の脇に登山道がありますがこんな状態。
ドロドロノダクダクになりながら皆無事に下山完了。16:00
ありがとうございました。

私が所属する山岳会のメンバーで初めて沢登りに連れて行ってもらった時に、こんなにも楽しいものがあるなんて人生が変わったと言われている方がいましたがホントにそのくらいの衝撃です。ホント楽しい。

そして私ももっと上手になりたい。
ザイルワーク、本当に重要です。どんどん学んでいかなくては。



夏はまだある。