
中村銅器製作所 玉子焼鍋。
ついに手にした。
プロの料理人も使う、中村銅器製作所の玉子焼鍋。
出汁巻きをほぼ毎朝焼き続けて数年が経つ。
テフロンの安い玉子焼き器を使っていましたが、くっつくようになってきていました。
「ヨッシャッ!今じゃ!!」っと 以前よりこれに決めていた。

(今朝の出汁巻き)
全て手作りで、内側の錫(スズ)はメッキではなく焼き付け。一生モノです。
扱いは多少気を使いますが、当然です。自分色に育てていきます。
使用前の儀式のようにしっかり油をなじませて(鍋にたっぷりと油を注ぎ 弱火で数分煮る)から、ドキドキの一本目。
「あれっ!?」 くっつきます。「ウッソ~~ン!!」
そぅ~とぅ~焦りました。なっなぜだ!?
その後、2、3回(2、3日)はうまく焼けません(ますます焦る)でしたが、今朝やっとなんとか納得の一本が焼けました。
完全に油がなじむまでにはまだまだかかりそうだ。
卵液が鍋肌をスルスルと滑って焼けていく様は、メチャメチャ気持ちよくウレシイ。
・卵L 3個、出汁(昆布、サバ・アジ削り節)100ml、砂糖大さじ1+1/2、塩小さじ1/2、片栗粉(弁当用は入れる)小さじ1。
・出汁は一週間分(500ml)を日曜日に引いている。(昆布約10cmを水600mlに一晩浸けておき弱火にかけ沸騰手前で昆布を取り出す、その後カツオの入っていないサバ・アジ厚切り削り節を一つかみ入れ2、3分後に濾し粗熱が取れたらペットボトルに入れて冷蔵庫へ)
カツオ節を使わずサバアジ節を使うのは、単に私の好み。
現在はこのレシピ。しかし日々試行錯誤で変化している。
自分で出汁を引くと料理が格段に美味くなる。
文章で見ると面倒のようであるが実際慣れるとなんてことはない。しかもそれで格段に美味くなるのだから。やらいでか。
あと問題なのが、出汁ガラ。
私は気が向いた時だけつくだ煮やふりかけを作る。
以前はもったいない、再利用しなくてはとの思いが強く出汁を引くたびに苦痛になっていたが、今は割り切っている。メチャメチャ気が楽になり毎週必ず出汁を引く。
そして毎朝、出汁巻きを焼く。
家族たちは毎朝の出汁巻き玉子に閉口していますが、かまいません。
まだまだ焼いてもっともっと美味いヤツ、作りたい。
今朝は、わっぱ弁当ではないけれど断面も写真にと思って。
ど~でもい~ことだけど、卵料理はおもしろい。やればやるほど難しい。
朝から創造力をフル動員して渾身の一本を焼こう。