三年越しの約束が果たせた。
私と同じ山岳会所属で現在島根県在住のテレマーカー、K2Cさん。
お互いの都合がなかなか合わず一緒に山スキーに行きましょう!と約束して実に三年。
やっとご一緒することができた。
今回、同じ山岳会OBのFさんも急遽参加、山・山スキーのベテランです。かなり安心です。
宜しくお願いします!
場所は広島県・島根県の最高峰、恐羅漢山。
スキー場駐車場に集合しリフトを二本乗り継いで山頂直下までワープ。
十人くらいの山登りグループもここまで一緒に。
ここから山頂までは高低差50mくらい。シールを付けて山頂まで上がります。
二日前の雨で雪はガチガチ。これは滑るのは厳しそう。
ここで本日の滑るコースの協議。
私は恐羅漢のバックカントリーは初めてですがお二人は何度か滑られています。
一番メジャーなコースは山頂より北西方面の台所原へのコース。しかしお二人は何度かこのコースを滑られているので今日は一つ北側の尾根を滑ろうということに決定。
三人とも地図とコンパスをこまめに確認しながらの行動です。これに加え私はガーミンeTrex30とスマホGPSも併せてチェックします。ガーミンは初投入、楽しみです。
しかし、ここから写真がありません。全く余裕がなかった。
というのもこのコースがミスチョイスでした。
下に降りていくほどに杉の木が密集してきておりとても滑れる状況ではありません。
無理して滑っているとかなり斜度があるところでその杉の木に引っかけてしまい15mくらい滑落してしまった。(左ふくらはぎを負傷。ギリギリ歩ける)
聞けばK2Cさんも5、6m滑落して頭部を強打されたとの事。(行動には支障なし)
なんとか三人集合して協議。
予定では下にある林道に出てその林道を登り返し主尾根に上がり、そこからスキー場トップへ戻る。
でしたがベテランFさんは、この先トラバースもあり滑落のリスクが高い下り(この時点で全員ツボ足)よりもここから尾根を登り返した方が安全だ、といわれ全員納得で尾根を登り返しスキー場トップまでなんとか帰って来れた。
私は左ふくらはぎを負傷していますので慎重に降りてやっとボトムに到着。
この時の安堵感は今まで味わったことのないほどの安堵感でした。
K2Cさんとはガッチリと熱い握手を交わし、お互い「このままでは終われませんね」とリベンジを誓い帰路に着いた。
今回の山行はかなり痛い目にあった。山を舐めてはいけない。
もっと謙虚に、もっと慎重に。
これからの私にとってとても重要な日になった。
必ず次につなげていく。