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おさんぽみたいなブログ

明日は明日の風が吹く~☆

「月と菓子パン」

2007-09-02 21:33:07 | 本・絵本
9月の1冊目は、石田千さんの「月と菓子パン」

とても読みやすいエッセイです。

どことなく昭和のかほりのする言葉遣いに、独特な世界観を感じるのですが、
それと同時に違和感も…。

向田邦子さんを意識しているのかもしれませんが、
それが単なる真似なのか?石田さん独自の世界なのか?
この本だけでは判断できませんでした。
ん~~

ただこの本に描かれている日常は、とても清清しくて
読者として楽しめるものでした。

そしてどこか羨ましくもあり…
たぶん、郷愁をそそられるんですね。

他の著書も、機会があれば読んでみたいと思いました。

読書の秋には、こういう本があっているのかも…。





「ムーン・パレス」

2007-09-01 16:01:23 | 本・絵本
8月に読んだ本は、わずかに1冊だけでした。

その1冊が、ポール・オースター著「ムーン・パレス」

はっきり言って期待していたほどの感動はなかったのですが、
人生における偶然と必然は紙一重なものなのではないか…とか、
いろいろと考えさせられるような、不思議な余韻の残るお話しでした。

この本を読んで思い出したのが、映画「愛と哀しみのボレロ」

「ムーン・パレス」は、父親を知らずに天涯孤独となった主人公の青年が、
自暴自棄な時を過ごした後で、運命に導かれるような偶然から自分の生い立ちを
知ることになるというストーリー。

そんな都合のいい偶然なんて…とも思えるのですが、
反面出会うべき人とは出会うようにできているんじゃないか…と、
自分のこれまでを振り返っても思えてきたり

親とは違う生き方をしているつもりでも、どこか似たような道を
歩んでいるのかもしれないな~と思ったり…。

自分でも意識していない「連鎖」の中で人は生きているのかもしれないと、
ちょっと超常現象じみてはいるものの、そんなことを考えさせられました。

「愛と哀しみのボレロ」は、20代の頃何度も観たのですが
結局意味がわからずじまいでした。
もしかしたら、今ならわかるかもしれないですね…。


『ハートカクテル』

2007-08-21 22:55:33 | 本・絵本
今日はブックオフで本探し…。

でも考えてみたら、積読状態の本が
家にはまだまだたくさん

コミックでも買おうかな~とみていたら
わたせせいぞうさんの「ハートカクテル」を発見☆

懐かしくなって、2巻ほど買ってしまいました。

懐かしいし、ストーリーもいいのですが、
登場人物が皆同じに見えてしまうんですよね…



ま、それはさておき、ここに描かれている人たちが、
もし実際に歳を重ねているとしたなら…
今はどんな人生を歩んでいるのかなと想像してしまいました。

「ハートカクテル」その後版(?)
ぜひぜひ描いてもらいたいな

暑中お見舞い申し上げます!

2007-08-03 19:18:09 | 本・絵本
毎日暑いですね…。

今日は息子と「暑い!」と言ったら100円罰金という
ゲームなどしてみました(笑)

とはいえ、息子は外に遊びに行ってしまい、
私は家で原稿書き…。
「暑い!!」っていう相手もいないことに気付きました



買ったばかりの本「ムーンパレス」も、読むのはしばらくおあずけです。

でも、こういうときに限って読みたくなるんですよね…。
まぁ、いつものパターンです…


辺境の地

2007-07-08 21:50:36 | 本・絵本
高野秀行著「アヘン王国潜入記」を読み終えました。

高野さんの著作を読んだのは、これで3冊目。
読むたびにその行動力には驚かされます。

この「アヘン王国潜入記」は、1995年の秋から約7ヶ月もの間
ミャンマー(ビルマ)東北部の少数民族居住州・シャン州のなかのワ州に滞在し、
村人と生活をともにしながら芥子の種まきから収穫までを体験してきた全記録です。

シャン州というのは、中国、ラオス、タイと国境を接するいわゆる「ゴールデン・トライアングル」の一角。
そのシャン州内のワ州というのは、かつていわゆる「首狩り族」だったことから、イギリス植民地政府の統治も及ばなかった「有史以来、いかなる国家の管轄下にもあったことがない」という秘境なのだとか。

世界から隔絶されたような地でありながら、世界最大のアヘン生産地として世界からは注目されるような地…。
あくまでも素朴で、人情味に溢れる村人たちの暮らしぶり…。

こういう世界もあるんだな~と、最後まで面白く読ませていただきました。

とくに、ワ語では日本のことを「水中国」というらしいのですが、
高野さんが村人たちに日本のことを説明しても、ほとんど理解されなかったことなど興味深かったです。

まだまだ世界は奥が深いですね



もうすぐ6月

2007-05-29 21:20:45 | 本・絵本
6月になるとまたしばらく、通勤する生活がはじまります。

5月中に終わらせておきたいことが色々あるものの、
これがなかなかはかどらず…。
焦れば焦るほど、空回りしているような気がしています。

そんな中、少しずつ読んでいるのが崎山克彦著「何もなくて豊かな島」

著者の崎山さんは、フィリピン・セブ島の沖合いの小島カオハガン島を買い取り、
島の人たちとともに生活をしているという方です。

島を取り巻く美しい海、島に吹く心地良い風…。
うらやましいな~と思いながら読んでいるのですが、
一番いいなと思ったことは、「一日がなんとなく過ぎて行く。
穏やかに過ぎて行く。」ということ。

「島のすべての人が重要な予定がなく、また、予定を重要と思っていない。
つまり ひま なわけだから、その人たちとの予定のない出会いの中で
一日が過ぎて行くのだ。」

「先のことなど考えず、今のこの時を生きて行くのだ。」

本来人間は、そうして生きていくことが自然なんでしょうね…。
先のことばかり考えて焦っている自分が、なんだか情けなくなってきます(笑)





「ビロードのうさぎ」

2007-05-25 20:46:37 | 本・絵本
「ときが すぎていきました。
ビロードのうさぎは ふるくなり、
ますますよごれて ボロボロになっていきました。
あんまり ヨレヨレで、
ほかのひとには うさぎに みえないくらいでしたが、
ぼうやにとっては いつまでも すばらしい うさぎでした。
うさぎも それで しあわせでした。」
(「ビロードのうさぎ」より)



今日は、今年度最初の絵本の読み聞かせに行ってきました。

子どもたちにとっても、今日が今年度第1回目の読み聞かせの日。
今回は3年生の教室で読んできました。

この予定を入れたときには「ぞうのエルマー」を読むつもりだったのですが、
急遽変更。

2日前に買ったばかりの「ビロードのうさぎ」を読むことにしました。



買ったばかりで読み込んでもいないし、わりと長めのお話。
3年生になったばかりの子どもたちが最後まで集中して聞いてくれるのか、
なにより自分が読みきることが出来るのか、今朝になって急に不安になってしまいました。

この絵本のもとになっているのは、1922年に出版された「ビロードうさぎ」
永い間読み継がれてきた物語だけに、絵本版も酒井駒子さんの絵とあいまって
すごくいい絵本になっています。

家を出るぎりぎりまで「ぞうのエルマー」も持って行こうかと悩んだのですが、
思い切って、読みたいという気持ちだけで「ビロードのうさぎ」を読んできました。

子どもたちも最後まで集中して聞いてくれて、ジーンとする場面も感じとっていたようです。
担任の先生からも「素敵なお話ですね。」と感想をいただき、ホッとしました。

今年は「ビロードのうさぎ」1冊で、全学年・全クラスの読み聞かせをしてしまおうかと思っています。

大人にも子どもにも、お薦めの1冊です


ピクトさん

2007-05-15 22:24:06 | 本・絵本
最近、書店をふらふらしていてとても気になった本があります。

それが、「ピクトさんの本」

ピクトさんというのは、ピクトグラム=pictogram(絵文字)から付けられた名前ということで、いろいろな標識に描かれている記号化された人のことなんですね。

漢字では「被苦人」となるらしく、そのネーミングの妙にも感動しました



詳しくはピクトさん学会を参考に…。



たしかに、ピクトさんってあちこちで目にするんですよね…。
転倒するピクトさんを集めたページを見ただけで、被苦人という漢字の由来に納得してしまいました。

これまで、ただボーっと見ていた標識にも、こういう見方があるんだな~と、著者の視点にはとても驚かされました。

まぁなにより、書店で立ち読みしながらクスクス笑いを抑えられなかった本です。

気分転換によい本かもしれません。


未知なるものを探す旅

2007-04-14 21:08:22 | 本・絵本
高野秀行著「怪しいシンドバッド」を読んでいます。


「ミャンマーの柳生一族」を読んで、高野さんの破天荒な旅行者ぶりにすっかり魅了されました。

もっと読みたいなぁという思いで読みはじめたこの本ですが、インド、アフリカ、タイ、ビルマ、中国、コロンビアと秘境・辺境を訪れたエピソードが、絶妙な語り口で綴られていて、またまたもっと読みたいなぁと思わせてくれる本です。

こうなると高野さんの全作品を読むことになってしまうかもしれませんね…


冒頭に、子供の頃夢中になって読んでいたという『シンドバッドの冒険』のことが語られているのですが、航海に出ては災難にあうシンドバッドを「懲りないやつだなあ」とあきれた覚えがあるのだとか。それが今では高野さん自身も、旅に出ては災難(?)にあい、それでも懲りずにまた出かける…。
その原動力になっているのは、「未知のもの」に出会いたいという思いらしいのですが、その「未知のもの」は幻の幻覚剤だったり野人だったり…
高野さんの旅は、現代のシンドバッドの冒険なのかもしれませんね。

さて、この本を読んで「行ってみたいなー」と思った場所が一つだけあります。
「桃源郷の闇(客家編)」で訪れた福建省永定県。

客家の住居「土楼」を訪ねる旅なのですが、客家の人々の暮らしぶりも土楼も、この目で見てみたいと思いました。

(本の中でもふれられているのですが、有名な客家人の顔ぶれにも驚きました)

未知なるものを探す旅…。ガイドブックに載っていない自分だけの場所探しには、私も若い頃にはこだわったことがあります。
(もちろん高野さんのような秘境・辺境ではありませんが)
ああいう旅行をまたしてみたいな~



『絵本のなかのおいしいスープ』

2007-03-20 21:23:09 | 本・絵本
子供の頃、『三匹のくま』という絵本に出てくるスープに興味津々でした。
でも、どんなスープなのかはわからなかったんですよね…。

シチューやスープ、お味噌汁でも、『三匹のくま』に出てくる女の子になりきってフーフーしていたことを今でも時々思い出します。

そんな私の気持ちにビビッときたのが、この本。


『絵本の中のおいしいスープ』でした。


ここに登場する絵本は、全部で36冊。
こんなにもスープの出てくるお話しがあったんですね…。

さて、この本を見ながら、息子にどのスープを食べたいか聞いてみたところ、

『11ぴきのねことへんなねこ』に出てくるスープを食べたい!!
ということだったので、作ってみました

たらとパセリのトマトスープです。



まだまだリクエストされているので、頑張って作ろうと思っています。

が、ここには出ていないスープ以外のレシピ。
たとえば、『名探偵カッレくん』にでてきたコンビーフのサンドイッチや、
アルプスの少女ハイジに出てきたあれやこれや…。

いろーんなものが気になったりしています。

ま、おいおい自分なりに作ってみようかな…(笑)

『森は生きている』

2007-03-10 20:37:04 | 本・絵本
マルシャークの“12月のものがたり”ではなく、
富山和子さん著の「森は生きている」です。

児童書なのですが、私は仕事をするようになってから参考文献として紹介され、初めて出会った本です。

日本人がこれまで、どのように森と付き合い、その恩恵を受けてきたか。
また、森を守るために何をしてきたか。
そのすべてが、分かりやすく書かれている本です。

本棚に置いてはいるものの、このところ手にすることもなくなり
内容も忘れかけています…。

読み返してみようかな~と、今夜また取り出してみました。


日本列島の地形というのは、いつ自然災害が起こってもしょうがないようなリスクを背負っているようなものなのですが、
そんななかで、自然とうまく折り合いをつけてきた先人たちの知恵を知ると、スゴイことだな…と思った記憶があります。

ちょっと記憶が曖昧になってしまったので、あらためて今夜から読んでみようと思います(笑)






『まゆとりゅう』

2007-02-22 21:33:05 | 本・絵本
先日、絵本の読み聞かせの会の反省会がありました。

私の反省点は何かといったら、それはもう今年度はほとんど読み聞かせできなかったということなのですが…。

反省会では、6年生のクラスでの最後の読み聞かせに「胸にぐっと来るものがあった」という意見がいくつかあり、もうそんな時季なんだな…と、あらためて思いました。

これまで、冬から春へと移るこの頃には『まゆとりゅう』を読むのが私の定番でした。
(今年は、もう無理なのですが)

今の6年生との思い出はそれほどなかったのですが、今の5年生には低学年の頃から絵本を読んだ記憶があり、『まゆとりゅう』も読んだような…?

低学年の頃は反応の良かった子供たちも、学年が進むにつれ反応がなくなっていくんですよね。
これはとても寂しいことなのですが、こうやって大人になっていくんだな~という感慨もあり…。私には良し悪しではかることはできません。

私が子供たちに読み聞かせできるのは、あと2年だけ。
ついつい「寂しいよね…」と口にしてしまったら、「じゃあ中学にも読み聞かせに行こうか?」と友人から言われました。

それも“あり”かもしれませんね(笑)


『地球はグラスのふちを回る』

2007-02-21 23:36:30 | 本・絵本
今日の2時間ちょっとの帰省のお供は、開高健著「地球はグラスのふちを回る」

タイトルにひかれて買ったのですが、朝から読むのには少しヘビーだったような…。
とにかく世界のお酒のエピソードが満載です。

今朝は蛇酒のあたりから気分が悪くなり、ネズミ酒と胎盤酒のあたりでは本格的に乗り物酔い状態。
キオスクでのど飴を買って、気分転換しました(笑)

たまたま病院で見た雑誌のグラビアにも、開高さんの釣りをしている姿を発見し、そちらもじっくり読んでしまったのですが…。

世界中のお酒の飽くなき探求を描いた著書ですね。

ちょうど肝臓を患い、禁酒(断酒?)しているあたりまでを読み終えました。

以前読んだ村上春樹著『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』と比較すると、どっぷり男の世界なのかもしれません。

朝の通勤電車で読むよりも、夜じっくり読むほうがあっている著書かなと思いました。

なので、これから続きを楽しみたいと思います…(笑)






「とぶ船」と「デルトラ・クエスト」

2007-02-17 23:52:02 | 本・絵本
子供の頃よく読んでいた本は、「若草物語」をはじめとするオルコットの著書と岩波少年文庫。

その中でも一番印象に残っているのが、岩波少年文庫のなかの1冊。
「とぶ船」でした。

たぶん自分のこれまでの人生のなかで、最も印象に残る、そして読書の楽しみを教えてくれた本のひとつだと思います。

子供が生まれてから、いつかはこの本を読ませたいと思い探していたのですが、最近まで絶版だったんですよね。
古書店に行っては入荷したら連絡して欲しいとお願いし、図書館に行ってはリサイクル図書として手放すときには連絡して欲しいとお願いし…。
自分の持っていた本は、いつの間にか処分されていたもので…(笑)

「とぶ船」が復刊された頃、息子が読み始めたのが「デルトラクエスト」でした。

「面白いから読んでごらん」と、しーっつこく言われて最近読み始めたのですが、たしかに面白いんですよね。

私が息子と同じ年頃のころに読んでいた「とぶ船」と比べると、スピード感がまず違います。
RPGのようなストーリー展開は、子供にも受け入れやすいのだろうと思いました。

誰に似たのか(笑)「面白いから読んでごらん…」と言う息子の言葉が、言われるたびとても重荷だということがわかったので、このところ息子に「この本を読んでごらん…」とは言えなくなりました。

最近このふたつの本に、ある共通点があることに気付き驚いています。

「デルトラ・クエスト」も「とぶ船」も、本を読まない息子に本の楽しさを知って欲しいと思った母親が書いた物語だったんですよね。

息子も夢中になれる本に出会えたんだなと思うと、なんだか嬉しいものです。

そして、「この本読んでごらん」とは言えないでいるのですが、いつか「とぶ船」の面白さに気付いてくれたなら嬉しいだろうなと思ったりしています。