保育所つくってネットワーク

保育園をつくって~! 東京都足立区のママたちが立ち上がりました!!

不承諾(「待機」通知)をもらったママたちの声 その3 ―保育園に入れないのは親の責任?

2015-02-22 | 「保活」情報
保育所つくってネットに届いたママたちの声をご紹介します!

入れない人がいることが常態化してしまっているなかで、区の窓口でも親の指数のことや申し込みの仕方について問題視されてしまう現状。

認証もいっぱいで他区へ越境までしての保育園探しを余儀なくされ、保育内容で選べるどころではない状況などが切々と伝わってきます。



**************************************************************************************************************************************************

今回の「保活」で感じたこと(ほとんどグチです)をお伝えしたいなあと思って、長文になってしまったんですが送ります。


まず我が家の状況ですが家は千住で、来年度1歳児、2歳児の姉弟です。現在は同じ認証に二人を預けていますが0、1歳の園なので上の子は来年度は残れません。
私は非常勤で働いていて時短の週3回勤務です。今回、秋に認可を7か所見学して申し込みましたが二人とも不承諾でした。
結局現在の保育園の園長の協力もあり上の子は千住の他の認証に決まり、下の子は現在の園に通うことに決まりました。
二人とも再来年度は残れないのでとても心配な状況です。



今回の保活で感じたことです。

1、圧倒的に保育園の数が足りず、指数での争いになっていて「認可に入ること」が目標になってしまっている面がある。

2、認証に入れるのもかなり熾烈な競争になっている。

3、補助金が出て費用負担の問題が解消されたとしても、環境面ではやはり認可の方がいいと、見学して感じた。

4、認可でも、見学してみて内容や雰囲気で疑問を感じる所もあった。

5、指数で合否が決まることの不平等さ。



1…今回、認可が布承諾だった後、現在の園や他の認証への問い合わせの際に「指数が低い人はいつまでたっても入れない」とか、区への問い合わせの際も「小規模を希望欄に書かなかったのは失敗でしたね」みたいなことを言われ、点数が低い自分がいけないような感じで精神的にけっこう堪えました。そもそも私も働きたいというだけのことなのに、認可に入るのが目標で指数を上げるのが重要だというような錯覚に陥りました。問題は保育所が足りていないことなのに、それを見失って私個人の問題(指数が低い、子どもを預けて働くのが悪い)のように感じてしまいました。けっこう悲しい気持ちになりました。小規模は我が家の選択肢にはなかったんですが区の人の話しぶりだと点の低い人は小規模へ、とでもいう感じでした。

2…認可の申し込みの後、12月から認証も当たり始めましたが千住はかなり厳しい状態で、あわてて荒川を超えた範囲にも拡げて問い合わせました。6か所見学して9ヶ所申し込みしましたが休日や昼休み、仕事帰りに見学や問い合わせをしてかなり大変でした。だいたいのところが先着順で、また認可の結果次第で枠が決まるので入れそうか難しいかは何とも言えない、という所が多く、入れるか不安な中で園の内容よりもとにかく申し込みだけしておく、という状況でした。

3…認証は床面積はいちおう確保していますが柵で仕切ってあるだけでそれぞれの学年の「部屋」という感じではないところがほとんどでした。また散歩車で公園にでかけるのと、園庭があるのではやはり日々の外遊びの機会としては違うと思います。雨が降りそうなときなど、園庭がないとやはり散歩はやめてしまいますよね。見学をした認証の所で同学年の他の子のお迎えが早いために午後のお散歩が無いという所があって、実は自分の娘もまさに同じ状況だと気付いてしまいちょっとショックでした。

4…いくつか見学をして、認可園でも内容に違和感を感じるところはありました。「オムツを持ち帰らなくていい」「親のシーツ交換の負担が軽い」「英語のプログラムがある」などがウリになっているような。個人的にはやはり民間は子ども主体と言うより親ウケする「サービス」という感じを強く受けました。

5…足立区に対して、ということより非常に個人的なことになりますが、夫が忙しく、妻がフルタイムで働けない→点数が低く認可園に入れない→認証などに入らざるを得ないという悪循環に陥っている気がします。我が家は夫が忙しく平日は母子家庭状態で、そのため私もフルタイムで働くことが物理的に無理で、そうなると指数が上がらず認可に入れないという悪循環です。今回は結局千住の認証が確保できましたが姉弟が分かれてしまったし、場合によっては遠い場所の認証に入る可能性もありました。よそのお宅を見ると旦那さんは7時か8時には帰ってきてお風呂に入れたりできて、奥さんはフルタイムで働けて、近くの認可園に入れて、とうらやましい限りです。また非常に個人的なことですが、夫の会社の都合で転勤してきて妊娠中だったために就職していなかったので「3年以上勤務」の点がつきませんが、その点数は「主たる保育者」につくんですよね。勝手に妻を「主たる保育者」として点数をつけるのも私個人としてはどーなのと思いましたが何か重要な理由があるんでしょうかね。



今回の経験から、だらだらと書いてしまいました。

でも本当に、この現状はおかしいんだと外に伝えなくてはいけないと思いました。

経験してみないと待機児童の深刻な状況はやっぱり分からないんだなと思いました。

一人だったら泣き寝入りというか、とりあえず来年退職はしなくて済んだからまあいいやと言ってあきらめていたかもしれません。

異議申し立てなど、何かやる時にぜひ参加していきたいと思います。

よろしくお願いします。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿