中学3年生、部活で忙しかった人も
合唱コンクールなど行事で活躍していた人も
受験を見据えて、全員が一斉に
取り組んでいく時期になりました。
公立が第一希望の人は、
2学期の成績はとても大切。
ピアノを続けていた人は
音楽の試験は楽に
取り組めるのではないでしょうか…
日頃から音楽の記号や、
楽譜の約束事に触れているので、
使い慣れているというのは
大きなメリットだと思います。
滅多に楽譜は見ない、読まない人には
非日常なこれらの記号や言葉。
毎日少しでも関わっていると
生活の中の小さな約束事として、
常識の範囲の知識となっています。
実技教科の内申点は、東京都では
昔より大きく評価されているようです。
昔は5教科に対して、1.3倍でしたが
今はなんと2倍?
5を取ったら、内申点は10
5教科だけに偏らず、
そして勉強だけでない評価は
理想的なようにも見えますが、
ちょっと危険も含んでしまっている気もします。
でも、受験のシステムは
当事者が決めることではなく、
決まったことに従って
その中で結果を出さなければならないのが現実…
音楽の成績は、実技試験もあるし、
平常点もあり、試験の成績だけでは決まりませんが
試験勉強にあまり時間を費やさなくても解けるというのは、大きな強みかもしれません。
9教科のうち、どれも時間をかけて
勉強する必要がある人。
一方で日頃から使い慣れている音楽記号や、
音楽の決まりごとなどは
新たに覚える必要かない人の
音楽の試験勉強に必要な時間は
より少なくて済むでしょう。
その分で他の教科の勉強をすることができると
音楽のテストができるだけでなく
他の教科の助けにもなります。
趣味で続けたピアノが、
趣味を超えたメリットになりますね。
この時期に決定出来る人は
まだ少ないと思いますが、
将来を考えた時にある程度ピアノが弾けると
ピアノか必要な職業も選択肢の中に入れられて
選べる幅が広がります。
もちろん、必要なら大人になってから、
それを目指してからの勉強でも良いのですが
すでに手に入れて有れば、資格試験の際にも、
ピアノ実技で悩むことがなくなりますし、
高校受験と同じように、
他の教科の勉強に時間を当てられます。
ピアノを習う目的は、音楽を楽しむためで、
役に立つメリットを最初から狙っている人は
あまりいないと思いますが、
続けていればついてくる
大きな強みかもしれません。
損得で考えてピアノを始める人は
いないでしょうが、
脳に良い影響があったり、
知らず知らずのうちに身についた
知識が役に立ったり、
大きなおまけもあるのですね。
子どもが音楽が好きそうだから、
ピアノを習わせてみようかな?
と思っている保護者の方たちは、
将来音楽が人生の中で、楽しみや癒しや、
支えになったりしてくれたらいい
と考えると思います。
でもそれ以上に、
学ばないと得られない音楽の持つ深い喜び
を知ることができたら…
お金にはかえられない財産になると思います。
そしてそこにはもれなく、
音楽以外のことに及ぼすメリットも
ついてくる…
コツコツ続ける大変さはあるものの、
その経験もまた大事なこと。
発表の場においての経験も
将来的に良い経験となります。
得られることの大きさを考えると、
上手にサポートして、
長く続けられるようにしてあげることも
お子さんの将来にとって
有益なこととなると思います。