ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

国分寺市北町のピアノ教室のご案内です。鷹の台駅より徒歩8分、創価小学校より徒歩3分です。

バッハのレッスン

2019-11-08 22:44:00 | ピアノ教室
インベンションをやっている生徒さん。
今週は8番。
バッハはちゃんと楽譜が読めないと弾けません。

楽譜を読むとは、ドレミの音程や
リズムだけではありません。


音楽の形を読むこと。

バッハは、1つの小さなモチーフを
拡大したり、縮小したり…
逆から始めたり、逆さまにひっくり返したり…
ちょっとずらして追いかけっこをしてみたり…

楽譜を見ているととても面白いことに気づきます。

1つのモチーフで色々やっていて、
それだけでも楽しいのに、
さらに右手と左手で掛け合っていたりするし、
きれいにハモっていたり、
こんなパズルの組み合わせみたいな作りなのに、
左右一緒に合わせて弾いてみると
とても美しい音楽になっているって
すごすぎる〜♬

なんでこんな素敵な音楽を
こんなふうに遊び心満載の手法で
紡ぎ出せるのか…

バッハって有名だけど、何がすごいの?
って思っていた人も、
実際に演奏しようと楽譜を見たら、
そのすごさが分かると思います。

すごい、すごすぎる…❗️

そして、楽しい❣️

最初に提示されるモチーフが
どう変化しているのか、
楽譜の中で見つけていく
面白さに夢中になる人も。

さて、それではそのように弾いてみましょうか。

となると、話はまた別。

シンプルなモチーフを使っているけれど、
複雑に絡み合って、しかも絡み合って
めちゃくちゃにならないように、
すっきりと、くっきりと
そのモチーフを弾かなければ、
何がなんだか訳の分からないものになってしまう…

面白いことが書いてあるけど、
どんなふうに面白いのか
わかるように弾くのはとても難しい…

でも、楽譜が面白すぎて、
そして描かれている音楽があまりに素敵で、
うーむずかしいー
と唸りながら?も頑張る生徒ちゃんたち。

今週の8番のレッスンは、
そんな曲の分析を終えて、
ちゃんとそれぞれのモチーフを意識して
弾けるように準備してきました。えらい!


でも、もっと主張しても良い感じ。

控えめに弾いていたので、
グイグイ引っ張って、
前面に出すようにレッスン。

音はどんどん消えていくものだから、
後からもう一度見ることはできないので、
聞いた瞬間に印象に残るように、
しっかりと言いたいことを主張しないと、
何が言いたいのかわからない演奏に
なってしまいます。
音が流れているだけでなく、
どんな曲なのか、
弾く人の考えや想いが伝わるように…

楽しいバッハのレッスン。

幸せな気持ちになれるけど、
エネルギーがすごく必要で
なかなかハードな時間でした。😊🎹