アメとムチシングルのムチですからね、申し訳ありませんが一切期待しないでください。
音楽ってやっぱり主観で聴くものですから、好き嫌いが分かれるのは仕方ないです。
好きになれない曲でも良いところは良いと言えるくらいのスタンスで聴いてはいますけど、身体に良くない我慢はしないことにしましたので、そのあたりをご考慮のうえ、読んでいただけるのでしたら8割くらい差し引いてお読みくださいませ。
と前置きが長いときは100%、あんまり良いこと書きませんから。
とりあえずこの曲で最も印象的な部分はどこかと言うと。
圧倒的にイントロのピアノのフレーズだと思います。
動画配信とかで断片的にサビとかは聴いてましたけど、このイントロは今まで聴いていなかったので、かなり「おおっ」と思いました。
光田さんはやっぱりさすがだと思う。
昔を思い返してどうこうっていう曲だと言ってましたけど、サビとか他の部分では全然そんなかんじしないのに、このイントロのピアノを聴いた瞬間にぱっと自分の中学とか高校生時代を連想しましたもんね。
この曲の調はシャープが6つつく調ですけど、そのシャープの感じが鋭く出ているフレーズですよね。
私はロンバケ世代なんですけど、っていうかロンバケ世代ってどのへんのことを指すのかよくわからずに使ってますがとりあえずあのドラマが放送されてたのは私が中学2年の4~6月なんですが。
私は初夏といえばロンバケ、という連想をする頭の構造してるんですよ。
ロンバケって、Long Vacationっていうドラマのことですよ、一応。
「夜の空気がもう夏だね~」
という山口智子さんのセリフがあって、そのセリフがどうにもこうにも印象的で、La La La Love Songのイメージとか夜の東京湾に反射する緑色の光とか、とにかく印象的なドラマだったんですよね。
ロンバケはストーリーよりも、キラキラした空気が好きでした。
あからさまに夏!じゃなくて、季節的にはまだまだぜんぜん夏じゃないんですけど夜の空気に夏の匂いが混じる瞬間っていうのは確かにあって、その空気がものすごく好きで。
ロンバケ好きは同世代には多いと思いますが、いちばん印象的なセリフがこれだというのは私くらいしかいないんじゃなかろうか(笑)
で、イントロのピアノのフレーズから、一瞬で
「夜の空気がもう夏だね~」
に飛びました。
なんでここに飛んだかというとたぶん、シャープの多いイメージが重なったんだと思うんですけどね。
夏風便りはシャープ6つ、La La La Love Songはシャープ5つですし。
レコーディングの段階でキーを3つ下げたと言ってましたが、下げなかったらこんな鋭いフレーズは生まれなかったんじゃないかと思うと、その判断グッジョブです。
他の部分と比べるとこのピアノは明らかに異質なんですけどね。
一瞬でタイムスリップする感覚なのかもしれない。
曲の一番最後にも同じフレーズが入ってますけど、イントロが鋭いのに比べて穏やかにすっと熱を冷ます感じがあるので、それで回想終わり、ですかね。
夏風便りは、ピアノのこのフレーズの勝利。
・・・RAG FAIRの曲に対して楽器の評価をすることにも慣れてきた気がします(素)
あ、だいぶ前からなんですけど、BarksのRAG FAIRのページで「このアーティストの魅力」の3位が「楽器」になっているのを知った時はさすがにショックを隠しきれませんでした。
まぁせっかくなのでコーラスの話でもしましょうか。
とにもかくにもAメロBメロがなぁ。
歌詞もコーラスの入り方もなんですけど、AメロBメロでこの曲の評価をガタっと下げているのがもったいないんですよねー。
まぁ完全に私の主観ですけどね。
この平歌が好きな人もいらっしゃるんでしょうけど。
個人的にはここがこの曲最大の難点なんですけど、2番「いつも通りー」のコーラスはなんでこんなアレンジをつけたのか。
意図的にイレギュラーなコーラスを入れて声を引き立たせようとしているんでしょうけど、ちょっと無理やり感が否めない。
Do it!の2番入りのところの無理やり感と似たものがあります。
「いつも通りー」という歌詞とこのアレンジとの関連性もない。
これが例えば君盾の「天使の羽と~」のところの健ちゃん6度上コーラスだったら、確かに6度上なんていう字ハモのつけ方はイレギュラーなんですけどその感じが天使の声が降ってくる感じで、曲ともその部分の歌詞とも完全にマッチしていて、あれは曲自体の評価をかなり跳ね上げたんですけどね。
うーん、夏風便りもサビだけだったらもっと良い評価できるんですけどね・・・。
そしてコーラスが効果的なのはサビですよね。
特に最後のサビ前のコーラス、これは好きですねー。
このサビは、コーラスの透明感でだいぶイメージが変わりますね。
NHKホールで聴いた時とは全く印象が違いますもん。
ええ、つまり夏風便り最大の問題は、このコーラスの透明感はライブでは再現できないということです。
とか言って、やってくれることを密かに期待しています。
とりあえず、NHKホールで聴いた時よりはずっと印象良いです。
・・・洋輔さんが好きそうな曲だっていうことはわかるんですよ。
たぶんこれだけ拒否反応を示してるのは楽器コーラスうんぬんじゃなくて歌詞だと思うんですけどね。
ていうか楽器とかコーラスとかは第一印象には大きく関わりますけど、曲を飲み込んでしまえば曲そのものの評価はそことは別枠でできるんですけど。
私は明らかに歌詞をそこまで重視しなくて、内容よりも語感が大事なんですよ。
だから礼央さんの詞が好きだったりするんですけど。
彼は語感の作詞家だと思う。
代表例が、ズボ曲ですけどknock!knock!の「あとちょっとの自分が神様のように叱咤激励」です。
なんですけどね・・・まぁ語感なんてほんとうに好みの問題なんでしょうから・・・。
まぁ結局、これは好みの問題ですね。はい。
次はココロ予報の感想書きますー。
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なるほど、もともとはAだったんですねー。
初めからこの調で作られたのかな?とは思っていましたけど。
絶対音感も大した音感も持っていない私ですので
シャープの多い感覚というものが明確に感じられる訳ではないのですが
何となく美波さんのおっしゃっている雰囲気はわかります。
でも男性がこの曲をAで歌うのは少し高くないですか?
個人的に礼央さんのファルセットきれいに出ている時はすごく好きですが
苦手に感じる時もたまに、あります。
いやー、この歌で私が好きだなと思うところを全部否定されてたので、思わずコメントしてしまいました(笑)
私は「いつも通りー♪」もAメロも歌詞も大好きなのです…
いや、好きな気持ちは変わらないし、だからって美波さんの意見を否定するわけでもなく…
いつも「RAGのやることなすこと全部大好きよ!」と盲目になりそうなところを美波さんが引き戻してくださるので、ありがたいです(^ω^;)
これからも勉強させてください!
なんか変なテンションですみませんでした…(汗)
追加公演のときのことはもう忘れてしまいましたが、
3つ上ってあの時そこまで高かったっけ?とは思いました。
私、1人で3つ上げて歌ってみたんですけどね、かなり厳しいだろうなと。
実は礼央さんの裏声がちょっとだけ苦手です。
Fallin' Loveがギリギリセーフ、knock!knock!がギリギリアウトくらいで。
>ちれさん
ほんっとすみません…!
琴線には良い方向のものと悪い方向のものがあって、それが一人一人違うのは当たり前なんですけど、AメロBメロと歌詞といつも通りは見事なまでに悪いほうの琴線に引っかかってしまったんですよね。
いやー、否定的な意見には触れないでいたほうが楽だと思いますけどねー。
お友達に、
あんたのブログの影響でいろいろ考えるようになってしまったから責任取れ、
なんて言われましたよ(苦笑)
好きな気持ちは変わらない、というコメントがとてもありがたいです。
ありがとうございます。
ノベライズやサントラ4枚組BOXも買ったし、ピアノの発表会で瀬名のピアノ(曲名)を弾いたこともあるくらいです(^-^;)
夏風便りのイントロのピアノが、どっかで聴いた感じだなーと思っていたんですけど、そのBOXにおまけで入っていたBEN FOLDS FIVEの「Phylosophy」って曲のイントロとちょっと似てると思うので機会があったら聴いてみてください(笑)そっちの方が鍵盤の右の方使っててキラキラしてますけど。
記事の本筋とズレた話ですみませんm(_ _)m
瀬名のピアノは絶対弾くやんね(笑)
BEN FOLDS FIVEかー、
私が持ってるCDには入ってなかったような。
今度聞かせてくださいー(他力本願)
瀬名ファン&山口智子ファン(当時)でした。
そのセリフ、覚えてます。
雑誌Popeyeが(春が来たばかりの時に)「気分はもう夏!」という特集をノー天気にやったのをパクったと思ってました^^
さて「ココロ」の方が刺さるだろうと思ってたら、「夏風」にknockoutされて、感傷にひたりまくって、次の「ココロ」レビューが書けずにおります(笑
「やんちゃでおバカなクラスメートだと思ってた人に、マジで語られて『好きかも』って思っちゃった」感じ、です。
喜ばしいことです。
私には当時の記憶がまだ生々しすぎて、
あと私いま反抗期で「…ただの感傷やん」って言ってしまいたいお年頃なので、
感傷に浸ることができる方の余裕を
いじいじと眺めております。
ふふふ、世にいう「意外性」ってやつですね!
夜の空気の季節感が先に変わるんですよね!
ロンバケはもう11年前ですか…早い…。
お、有線でかかってましたか!嬉しいですね。
どなたかがリクエストしたんでしょうかね。
CDで聴くとまた印象は全然違いますからねー、ぜひ。