エチオピアエチオピア

代田橋からこんにちは

ブログ(GR)

2010-04-27 05:36:21 | Weblog
あるビルの三階から。この景色を形容する言葉が見つからなかったので、あえて砕いてみたら「ラブリー」、こういう景色を見て最近そんな風に感じる。
俺だけか!?
ブログをしばらく更新せず、そしてメールも送らないで居ると、おかんから「元気にしてますか?」というメールが届く。
大概元気である。元気でないことのほうが自分の人生少ない。
だからブログを書いて、というわけではないけれども、最近いやに更新が多いなこいつ、とお思いであろう。
理由はただ単純、エチオピアが楽しいのである今。
来てから一番楽しいかもしれない、というくらいに。
最近なんやかんやで忙しいけれども、忙しいほうが人生というのは往々にして充実する。
忙しさの中身にも因るのだろうけれども。
とにかく今楽しい。そしてこれを伝えたくなる?のかどうかは分からないけれどもブログを書きたくなる。

こちらで楽しいので、日本に帰ることももっと楽しみになってくる。
恐らく帰るときは名残惜しい、まだやりきっていない、と感じて帰ることだろう。
僕は旅行に行くとき、ちょっと名残惜しさを残して帰るのが美徳であると感じている。
もう時間を持て余しておなかいっぱいで旅先を後にすると、割とそのあとに残るものは少ない。
しかし名残惜しさを残しておくと、また行きたいなとか、また行かないにしても旅先の良い印象がずっと続く気がする。
「あそこは良かったなぁ、ほんとはもっと居たかったんだよなぁ~」と。
「もうあそこはいいわ!もう行きつくしたから!」
そんな事はないはずなのに、そう言ってしまうとほんとにそう感じて美しかった景色や、豊かな人との出会いが薄れてしまう気がする。
美徳、大事である。

昔おかんになぜ人は行儀良くしなくっちゃいけないの?と聞いたことがある。
誰にも迷惑掛けないじゃんか、と。
恐らく小学生の頃。それに対しておかんは、
「だって行儀が良いほうが美しいじゃない」
と言った。立ち居振る舞いという奴である。本人が覚えてるかは知らないが、それが結構心に残っている。
そしてこっちで仕事をしていると、「美徳」ということが日本の根底に流れていることを感じる。
何もかも研ぎ澄まして極限まで技術を磨くことも美徳。
仕事をやりきるのも美徳。
神風特攻隊だって。投降を恥とし、自決することも。
建築だってデザインだってもちろん美徳。
ただ時にはそれが人を締め付けることだってあることも知っている。

ここにはその美徳に関する意識が低い分、日本よりも「ゆるい」という居心地の良さがあるのだろう。
そのゆるさが心地よいと共に、全てを研ぎ澄ます日本への望郷の思いも同時に生まれてくる。
日本でその二つのバランスを取ることが当面の目標である。

Photo: Around Urael church Addis Ababa.

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2 コメント

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Unknown (ジバ)
2010-04-30 19:57:40
「だって行儀が良いほうが美しいじゃない」トルシヤの母なら言いそう!!
すごーく納得。僕はそんな印象的な言葉をもらった記憶がないけれど、僕が理想とする生き方(トルシヤもそうかもしれないけれど・・・)ズバリだね。

「人を締め付けることもある」その通りだ。同じ事を言ったら、うちの家族ではきっと大ブーイング。だけれど、僕にとってそれが心地良いんだから仕方ない。でももし、家庭を持つ事になったら僕は子供に同じように言ってやりたいと思う。

残りのエチオピアライフ楽しんでくれ!
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Unknown (トルシヤ)
2010-05-01 15:07:44
お、久しぶり!
そうそう、そんなこと言ってたのよ~、本人からメール来たけど覚えてなかったけどね^^
そういえばうちのおかんに会ってるんだもんね、20年前も、この間も、それ凄いな^^

人を締め付けるってのは事実だと思うな。
ストイックってのは時には苦しいもんです、って思うな。

で、いつエチオピア来るの?^^
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