エチオピアエチオピア

代田橋からこんにちは

建築(ArchiCAD)

2010-05-17 01:01:13 | Weblog
これは今現在僕が顔を出している先日の設計事務所でやってみた、とあるホテルの案。
ちなみにまだまだデザインの完成には程遠い。
アジスアベバのとある場所に建つことになるホテルで、施主からの要望は、とにかくユニークなものを、とのこと。
この設計事務所の所長は僕の一番仲のよいエチオピア人で、ユニークなものを、と頼まれた瞬間に、エチオピアに居る日本人建築関係者、ということだけでもユニークな存在なので是非、と言ってもらい僕案、そして彼らがもうひとつの案を考える、ということで今まで進めてきている。
念のため言っておくともちろんお金はもらっていない。
配属先が終わったあとに事務所へ行ったり、空いた時間に家でやってみたりしている。
彼らがメインで進めていて、僕は勝手に案を考えて色んな方向性を見られたら楽しいね、という程度に。

そしてこちらが彼らの案。



違いが一目でわかるだろう。
入っている機能は基本的に同じものである。

建築、ということを通して人と接すると、建築を作るということは人の生活や生きるスペースを考えることになるので自ずと文化の違いや考え方の違いが如実になる。
僕が無条件にいいだろう、と思って出した案を彼らが否定し、彼らが無条件にいいだろう、と出してきた案を僕が否定したり。
今までは説明の要らなかったことまで理由を求められ、無意識に決めていた全てのことに理由が求められたりする。
それを自分の中に戻って掘り出すということはとても難しいのだが、色々と発見があってとても楽しい。

僕の案は、アジスの中で一番激しい交通にさらされることになるこのホテルで、宿泊者が建築に暖かく迎え入れられ、守られるような感覚を起こさせるようなもの、ということ。
彼らの案は、訪れた人をびっくりさせること。
僕は彼らの案に実はかなり納得が行っていない。
これについてもっともっと時間があったら話してみようと思っているので、とても難しいであろうがとても楽しみにしている。

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2 コメント

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Unknown (tara)
2010-05-17 12:57:32
これは興味深いですね。帰国後にこうした設計者との対話についてのお話を伺える機会を用意していただきたいです。EVAAの会合でももちろん歓迎です!
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Unknown (トルシヤ)
2010-05-17 14:34:35
タラさん

そうですね。
今は実は相手の様子を伺う、でもないですけれどもちょっとおとなしく意見を聞いてるだけのところがあるので、ここからはそうも行かない段階になってくるのでそれをお伝えできれば、と思います。
そのためにも自分としても納得の行くものを作らないといけないとな、と思っています。
彼自身、来年に日本に来たい、と言っていて多分ほんとに来るのでそしたらタラさんは彼に会わせないといけない方の筆頭だと勝手に思っております^^
またデザインが更新したら載せたいと思います!
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