人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

ファーストフード

2015年05月18日 | グルメ
ファーストフード



日本人が

おいしいおいしいと

食べ始めた

戦後の

GHQ政策は

なんとも偉大

巧妙

なのですが

老婆は

どう転んでも

ふわふわのパンに

肉を挟んだ

あの

ハンバーガー

どこが

おいしいのか

わからない

のでした。

日本は瑞穂の国

瑞穂は水穂で

イネの国

であって

ムギの国では

なかったのに

戦後70年で

日本は

味覚の上でも

すっかり

植民地民族に

なってしまいました。

こんなことを

言うと

大方の日本人から

ばあさんの

寝言と

嗤われるのは

わかっていますが

老婆の

味覚ばかりは

日本という

この国の

アイデンティティを

かすかに

保っている

のでした。




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