人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

さびしい祭り

2017年10月18日 | 日記

小さな町のお祭りの話です。

わっしょいわっしょいと

元気な掛け声でお神輿が通りを練って

いくのですが

その通り道ーー

だあれもいませんでした

しーんとした道です。

みんな家の中にいるのですね。

お祭りをやっているのは

子供たちと「子供会の親たち」と

古くからのここの住民のみで

新興住宅の増えたあたりは

地元のお祭りなんて他人事 (よそごと)

なんですね。

そして新興住宅の方が多いときてる

ので

しーん、わっしょい、しーん、わっしょい

となってるようで・・・・

まことに寂しいお祭り風景を

ちらりと見た老婆、

昔は「祭り」といえば

都会に出ていた子女もわざわざ

帰ってきたという話を聞いたことが・・・

「有名」ではない無数の地方の「祭り」が

寂しいものになっていくさまは

日本の何かが失われていくのを

垣間見る気持ちでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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