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人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

密航

2015年09月26日 | 読書
濃密なドキュメンタリーです

でも敢えて

本の名前は伏せておきましょう

ただただ驚いたのは

著者が命を賭けて書いた

というすごさは今日は措いて

このなかでしばしば

出てくる「密航」という言葉・・・

AもBもCも簡単に「密航」して

日本にやってきました

済州島から。

実に簡単に

まるで隣の町へ行くみたいに

書いてありました

今のシリア難民のような

船の転覆なども

ありえないような・・・

そうです

日本はかの国と

それほど近いのでした

そして逃れてきた人にとって

少なくともここは「命の危険」がない

という意味において

「安住の地」だったはず。

改めてそのことに

気付かされました



この本の中身はそんなこととは

無関係に

もっともっと重い

のですが

今日は真っ先に

ことことを書きたかった

のでした。

近くて遠い国ではありませぬ

近くて近い国なのでした

そしてかの国の人たちは

日本でただ住んでいる

人もいるけれど

ここをさまざまな闘争や

活動の拠点として

いるのです。

ダイナミック・ジャパン・・・

このあまりの近さに愕然と気がついた

老婆の私

今更に

お隣とはうまくつきあっていきたい



願わずにはいられませぬ

が・・・

近親憎悪ってやつが・・・

なんとしましょう・・・



自己カウンセリング (2)

2015年08月21日 | 読書
自己カウンセリングは

効果満点!

たとえばこういうことが

ありました、

お嫁さんが

二年生の孫に

算数を教えているのを

目の当たりにしたとき・・・

まあなんともせっかちで

ヒステリックで

大声で

聞いてる方が

耐えられなくなって

逃げ出した・・・

それでも孫はじっと

耐えてがんばっていた・・・

私は一言も発することなく

ただ自分自身に話し続けました

「G{孫}はえらい、よくぞ耐えてる」

そして言い続けたのです

「救いはある、彼女にはいいところがいっぱいある

百点満点の人間なんかいない

私自身を見るがいい。

Gが耐えていられるのは

ママを信じているからだ・・・」

とまあ

ポジティブな言葉を

自分にかぶせ続けるのです。

そして後になって

Gにそっと言いました

「ママに教わったこと、わかったの?」

「うん」

「えらいのね、ばあばにも教えてくれない?」

「いいよ」

みごと、孫は

ママのやり方をきちんと

教えてくれました、

老婆の救いの一瞬でした。

「自然」を愛さない日本人

2015年08月19日 | 読書
富山和子氏の

著書の中で

明治になって

電信柱をつけるというので

日本人はどしどし

東海道の松を

切り倒して

いったそうな、

あまりにひどいと

それを止めたのは

なんと

フランス人だったそうな。

一里塚の名残の松は

ほとんど姿を消したし

街道の景観はきっと

明治の文明開化で

終わったのでしょう、

つまり

「文明」は「開化」など

していなかった

本当の文明と開化は

街道の姿を

そのまま残そうという

そんな意識のはずだった。

ドイツの都会のど真ん中が

中世そのままの姿をとどめ

それも戦後の復興の仕方だったと

聞いた老婆は

はらはらと涙を流す

まではしなかったけれど

日本の文明度には

つくづく「情けなや」

と嘆いたのでした。

太陽光発電

2015年08月18日 | 読書
森が消えていきます・・・

山梨県の

深い美しい森が

無惨にも

裸にされているのを

あちこちで見たら

胸が痛みました、

無惨です

何百年もの森が

あっという間に消えて

むき出しの

太陽光パネルが・・・

菅元総理は絶賛していますが

地元の人のある本音は

小規模のものなんか

途中で(電力は)消えちゃうんだと

ただただ助成金目当て

なので

庭先の空き地にさえも

パネル設置してるんだと

美しい森がどんどん

伐採されても

この地で反原発とか

九条の会とかいう

人たちは

この無惨な森の

伐採には

ちっとも反対の声をあげないと

言ってました、

老婆には

パネルの効果のほどは

わからないけれど

これだけ無神経に

森をつぶしたら

きっと

仕返しがくるのではと

危惧したのでした。

幼稚園大国

2015年08月06日 | 読書
まだまだ内田康夫に

はまっている老婆です

「明日香の皇子」は

ちょっと意外な作品でしたが

奈良、飛鳥地域の

乱開発に怒りを

ぶつけていました。

それでもまだ

飛鳥地域は

守られていると

書いてはいますが・・・

日本国中あちこちの

観光地に立てられた

看板や人形?のたぐい

例えば鬼が島だという

ある島では

洞窟の入り口に

なんとも情けない

鬼の人形がでんと

立っていたり

するのです。

あちこちに

幼稚園なみの

でっかいなにかが

観光客を迎えます。

ああ、お子ちゃま日本

恥ずかしい観光レベル

ディズニーランドに

似せたいのかしら

知的水準は三歳の

お子ちゃま観光日本

なのでした・・・

そして奈良

目を覆うばかりの

乱開発は

内田康夫のこの本で

老婆も改めて

大きなため息

吐きました