宅録ミュージシャン雑記「月の裏表・総集編」~trifling beetleブログ~

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脂肪税って…

2011-11-04 23:20:24 | 日記
デンマークで脂肪税導入、バターや牛乳、精肉も対象に
2011年10月から、デンマークで脂肪に対して課税する「脂肪税」というかなり風変わりな課税制度が導入されました。

「脂肪税」はバターやチーズ、牛乳などの乳製品や肉類、食用油、そして加工食品など、飽和脂肪酸が2.3%以上含まれる食品に対して、飽和脂肪酸1kg当たり16クローネ(約220円)の税金を徴収するというものやそうです。
課税対象品目は自国生産品のほか、海外から輸入された食品も含むとしています。

英語では「Fat tax」と表記されるため、日本の各メディアの報道には「肥満税」「脂肪税」など訳語にややばらつきがありますが、課税対象は食品中の飽和脂肪酸で、肥満体の人に対して何らかの徴税が行われるというわけではないため、どちらかというと「脂肪税」の方が実態により近い表現であると思われます。
どうしても肥満の人に課税するって感じがしますもんね(笑)。

飽和脂肪酸の多量摂取は心臓疾患やガンなどを引き起こす原因になるとされているため、デンマーク政府は「脂肪税」の導入理由について、国民の健康を改善し、平均寿命を伸ばすのが目的だと説明しています。

その一方で、同国の経済状況はあまりよい状態にはなく、11年~13年にかけて集中的に財政再建に取り組んでいる最中であり、その一環として税制が導入されたとみられています。
この課税によってバターの消費量は約15%減少すると予想されています。

加工食品も対象になるということは、クッキーのようにバターや牛乳を含む菓子類も、徴税のために成分を細かく分析しなくてはいけないのでしょうかねぇ?

他方ハンガリーでは、ポテトチップスをはじめ炭酸飲料や栄養ドリンクといった嗜好品を中心に課税する「ポテチ税」があります。
導入の効果についてはいまだ議論を巻き起こしていますが、やはりハンガリー政府もデンマーク政府と同様に経済状況はかんばしくなく、「健康増進」という建前よりも、税金による税収アップが主眼にあるのだと考えられます。

社会生活を送る上でいろいろな所にかかってくる税金ですが、「何もそんなものにまで税をかけなくても……」と思わせるような内容の税金がいろいろと紹介されていました。

1:トランプ税
2:キャンディー税
3:アスリート税
4:臆病(おくびょう)税
5:帽子税
6:窓税
7:ヒゲ税
8:コカイン税

9:おなら税
2003年にニュージーランドで京都議定書にならう形で温室効果ガス削減のために提案されたのが、牛などの家畜のおならに課税するいわゆる「おなら税」と呼ばれるものです。
ニュージーランドでは家畜によるメタンなどの温室効果ガス排出が全体の50%を占めていることから発案されたアイデアだったのですが、当然ながら反発は大きく、農業が国の産業として重要であったことから、労働党政府はこの税の実現をあきらめたそうです。

10:オシッコ税
尿に含まれるアンモニアで羊毛のトーガ(衣服)の漂白や殺菌をしていたため、織物業者などは公衆トイレの尿を利用するのに税金を支払わなくてはならなくなったそう。



さてここ最近の気になる税制なんですが、音楽や映像といったコンテンツを購入した場合に「ダウンロード税」が導入されつつあるそう。
「ダウンロード税」が導入された背景には税収不足があるとされていますが、空前の不景気で税収不足に悩まされている日本でも同様の施策は導入されるのでしょうか。
詳細はこの記事↓を。

State to start charging sales tax on online digital purchases Oct. 1 - JSOnline




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