宅録ミュージシャン雑記「月の裏表・総集編」~trifling beetleブログ~

宅録ミュージシャンtrifling beetle
が書き倒してきた怒涛のブログのバックアップ(笑)

アカニシガイ

2012-07-30 22:08:27 | 日記
松井秀喜が、かって甲子園で5打席連続敬遠されたことがありました。
明徳戦ですね。
かなり有名なエピソードなんですが、そのルポを読んでいたら、作者が能登七尾の松井のチームメイトを訪ねた際、アカニシガイという高級な貝の刺身を食べたというくだりがありました。

ちょっと聞きなれない名前だったので、興味を持ってしまい調べました。







この貝は「赤西貝」と書きます。
能登七尾でしか捕れないもので、市場にはほぼ出回らないとか。

貝の周りに海面がついていて外見は相当不気味。
食べるところも、外見の割には少なく小指の先程度。
シジミの世界か。

しかし、これが、食べてみるととても美味しいらしいですね。
サザエほど磯臭くなく、コリコリとしていて。
刺身が一番らしいです。
肝は相当苦いらしいです。

つぶ貝のところでも書いたけど、巻貝を食べるのは、それ相応の知識と技術、そして肝っ玉が必要なようですな。

旬は初夏から夏にかけてとか。
そうそう、夏といえばスイカ(笑)。
スイカに塩をかけることありますよね。
僕はかけませんが、あれで甘さが増すとかかんとか。
本当なんでしょうか?
いや、ホンマなんでしょう。

しかし、いまだに信じられません。
と言うかしたくない。

そんなことしたら、また虚言癖の妄想ネットストーカー女・[まに]に、ライブドアのブログで「オシオ男」と罵られそうな気がしますぅっつ~~(笑)。



YouTube - Sweet Baby - Carnationhttp://www.youtube.com/watch?v=F4aEg2OqHZ0&feature=related



ビンテージ

2012-07-29 22:47:59 | 日記
3年前まで京都市の西南端の田舎町に住んでいましたが、その時近所に在り来りなリサイクル屋がありました。

しかしながら、ここはちょっと変わった店で、特に楽器なんかのすごいビンテージものがバカみたいな廉価で売られていたりしました。

フェンダーUSAのBASS(ボディはボロボロ)が1万円とか(笑)。
リペアしてでもぜひ使いたいものだったなぁ。

店主に楽器についての知識はあまりないのかな?

その割に何故かすごい楽器が持ち込まれる。変な店である。

僕がびっくりしたのはローランドのTR-808やTB-303が、アホみたく安い値段で売られているのを発見したとき。




いやぁ、もうね、もっと欲を出せよと思いました。

808は「やおや」という通称のあるリズムマシンです。
一方303はアナログシンセサイザー。
どちらもビンテージものとしてすごく人気があります。
ヤフオク見ていてもかなり素晴らしい値段ついてるもんなぁ。

これらの楽器が捨てられるように、埃まみれになって横たわっていたのです。

まあ、経済的な理由で(笑)購入はしませんでしたが、今なら確実にGETしているやろうな。

まだあるのかな??ホンマにもったいない。

今ではかなり精巧なプラグインなんかも発売されているようですね。
でも本物にはかなわない。

名器と言われるものには、やはりそこはかとなく、何とも言えない味がある。
アナログシンセなんて本当に、80年代のポップスをリアルで体験した身には何とも言えない温もりを感じてやまないのだ。
デジタルの持つ温度感というか。

あの感覚というものは貴重だし、バックボーンにもなっている。

世の流れに逆らって残る物って、やっぱいいよね。



リッケンバッカー4001S

2012-07-27 22:40:28 | 日記



1965年からポール・マッカートニーがスタジオで使いはじめたリッケンバッカー4001S。 
その後、各数の名曲に使用され、それらの曲とともに、ヘフナーとはまた違ったベースの音色をわれわれの記憶に刻み込んだのであった。

がしかし、実際、ポールマッカートニーはあの扱いにくいベースをどのようにセッティングして音作りをしていたのであろうか?このような問いにはなかなか答えが出ていないのが現実である。

そこで、画像として残されているものから、ポールマッカートニーの当時の音作りを推理しようと思う。


「リボルバー」録音当時のリッケンバッカー画像から、彼の音つくりの工夫を読み解こうと思う。

彼のリッケンバッカーは1964年1月、アメリカに初めて渡ったビートルズにプレゼントすべく(もちろん、大きな見返りとしての宣伝効果を含めて)FCホール氏らリッケンバッカー社の人々が送り込んだ刺客である。

ジョンは古くなってどうにもならなくなった325を注文し、ジョージは12弦の360/12を受け取りご満悦。
だがポールははじめこのベースの受け取りを拒否。
どんな理由か知らないが、広告塔代わりに利用されるのが嫌だっただけかもしれない。
後に結局は受け取ったのだから、音が気に入らないというような根本的な理由ではなっかのであろう。


セッティングに戻そう。
この写真から読み取れる彼のベースの状態をまとめると、以下のとおりになる。

①ピックアップセレクターは下向き。
②リアのピックアップのボリュームとトーンはフル10(と推測される)
③フロントのピックアップの上側のポットはフル10・下側のポットは半戻し程度。

これを、右利き用の4001だと仮定して説明すると、こうなる。

①ピックアップはリアだけを選択。
②リアのピックアップのボリューム(下側)とトーン(上側)はフル10。
③フロントピックアップのボリューム(下側)は半戻し、トーン(上側)はフル10。

しかし、ここで根本的な疑問が出てくる。
まず、リアのピックアップをセレクトしているのに、フロントのボリュームをいじっても、何の効果もないということである。
この写真がたまたま…というのであれば偶然で片付けられるが、実はこれと同じようなセッティングで写っている写真はほかにも多数あるのだ。

そこで、わが師「スタンダード様」の所有なさっている70年の左利き用4001の例を当てはめて考えてみよう。
つまり・・・ポールの4001sは、右利き用の回路をそのまま左利き用の楽器に取り付けている、という説だ。

ネックすら左利き用のテンプレートがなく、右利き用をそのままさかさまに取り付けたくらいである。ボディーは裏表をさかさまにすれば簡単にできるが、ポット・スイッチの類は取り付け前にすでに配線されたアッセンブリーとして在庫されていたであろうことを考えると、可能性としてはかなり高い説である。

そうすると、先ほどの解読は実際にはこのように変わるのである。

①ピックアップセレクターはフロントだけを選択。
②リアピックアップのボリューム(上側)とトーン(下側)はフル10。※さっきと上下が逆。
③フロントピックアップのボリューム(上側)はフル10、トーン(下側)は半戻し程度。

これならば、画像と機能が矛盾のない形であることがわかる。

実際にリッケンバッカーで弾かれたと思われる曲を聴いてみると、音作りは以外にもやわらかめで太い音を狙っていることがわかる。

フロントのトーンを絞りながら、指弾きやピック弾きでアタックに変化をもたせる、このような感じでヘフナーからリッケンバッカーへの乗換えをうまく乗り切ったのではないだろうか。

実際、ヘフナーでさえセレクターをフロントのみにして、「太くてベースらしい音がするから」と言い放った御大である。
リッケンのリアピックアップだけではきっとトレブリー過ぎてお気に召さなかったのではないだろうか。



キンモクセイ ‐ 二人のアカボシ – YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=AugdjIk2kbc&feature=related

ポケット・ミュージック

2012-07-26 22:37:28 | 日記
達郎の作品「FOR YOU」「MELODIES」「ポケット・ミュージック」「僕の中の少年」辺りの流れがとても好きです。

この頃はざっくりといえばアナログからデジタルへの過渡期であり、よって達郎自身も相当試行錯誤しながら製作に没頭したというエピソードが良く伝えられてます。
デジタルに温もりを..と言うコンセプトだったんでしょうね。

これは本当に大変だなと。
特にこの頃はデジタルにしても今よりかはるかに環境的、技術的にも、物量的にも乏しいし。
そんな中で作られたアルバム、特に「ポケット・ミュージック」は特筆に価する出来だと思う。

今聞けば、音圧至上主義な耳には、すごくのっぺりと、頼んなく聞こえるのかもしれないけどね。
温かみという点ではやはり一味違う。

達郎が以前なんかの雑誌で「DAT」について語っていました。
かなり音質に関して一切の妥協を許さない完璧主義者らしいので、当時主流になるかといわれたこのDATシステムがかなり気になったんでしょうね。

達郎的には録音からCD化のあいだに必ずアナログの過程を挟み込むのがベストだと語っていた気がします。
確かにそう思います。

今、手元にあるアナログのカセット式MTR で録音した音源を聞くと、やはりアタタカイ。
シ-ケンサーで打ち込んだものをカセットテープにステレオで落とし、そこにライン録音の生楽器やエレキギター、ベース、コーラス、キーボード、歌なんかを重ねたものです。
酷いノイズとかもあるし劣化による音質低下もすごいけど、なんともいえない温もりが感じられます。

このニュアンスはなかなかデジタルオンリーでは出せないのでは?

音楽に求めるものは人それぞれ。
この温もり感を求める人もいるんでしょうから、やはりその辺りのテクノロジーは、今後発達して欲しいもんだなと思います。







山下達郎 風の回廊 コリドー - YouTube

ポケットミュージック/山下達郎 - YouTube


100本

2012-07-25 22:10:50 | 日記


ついに高校通産100本を超えるホームランをかっ飛ばしたスラッガーが現れたらしい。

時間の問題と思われましたがね。

結局、夏が終わってみたら107本とか。
いや、なんかすごいな。

で、それまでの高校通産記録は以前ブログに書いたように、兵庫・神港学園の伊藤諒介が持つ94本。
それを塗り替えた山本大貴もまた神港学園。
伊藤の二年後輩。
両者ともに神港というのは何か理由があるのかなとふと思い調べました。

神港は年間の練習試合数がとても多いそうです。
それにつけてホームグラウンドが両翼85メートル、センターまで94メートルしかありません。
狭いんですね。

あと野球部の独特の打撃指導があって、アッパースイングを奨励しているそうです。
掬い上げて高く打ち上げれば風に乗って伸びる..みたいな。
叩きつけて飛ばす方式とは真逆ですよね。

山本選手が今年五月の春の県大会の対滝川二戦で放った97号のホームランの動画を見ましたが、腰の入った見事なアッパースイングです!!
いやすごい。
しかもこの100号は真ん中低目を見事に掬い上げて、そして高く舞い上がったものです。
滞空時間も超長く、しかもバックスクリーンを直撃。
美しいホームランでしたこと。
失投といえば失投なんですが、それを逃さず掬い上げてあそこまで飛ばした山本選手はすごい。

100号をかっ飛ばす選手がこの先ぞろぞろ出てくるのかな。
まあ何にしてもここ5,6年、高校生球児の能力の高さには、ビックリさされますわ。