宅録ミュージシャン雑記「月の裏表・総集編」~trifling beetleブログ~

宅録ミュージシャンtrifling beetle
が書き倒してきた怒涛のブログのバックアップ(笑)

ハンストする巨大生物 

2013-05-23 12:29:27 | 日記
鳥羽水族館にいる巨大深海生物「ダイオウグソクムシ」のことが時々ニュースになります。

何がそんなにすごいのかといえば、この生物は約5年間ハンストしているらしいからw。
ハンストです。
はんがーストライキw。

見た目は明らかに肉食獣っぽい。
世界最大の甲殻類という誉に相応しい外見。

しかし見かけと裏腹に、なんとも微小食な超草食系。
すごすぎる。

6年前に水族館に入館。
その後、5年前に約50グラムのアジを一匹食ってからは、まったく何も食べていないとか。
要するにこの6年間で一度しか餌を食べていないということ(笑)です。

エサ係があの手この手を講じるがまったく食べない。
さらに驚くべきことに、この虫はいっこうに死なない。
1040グラムの体が1028グラムに減っただけで、あとはなんら変わりがないのですね。
燃費超いいのう!!

エサを目の前に落としても前足で放り投げて、後は海底にうずくまって丸まる..
もうね、なんかそこまで反抗せんでもエエのにという気持ちと、あっぱれ男前という気持ちが複雑に交錯して清々しい限りですね。


こういう生き方もアリと言う感じで、僕は好きですね。


光と影 - Polaris MV - YouTube

オリジナルラブ - アイリス - YouTube

ゴスペラーズ The Gospellers For the longest time - YouTube



依り代を見つけたら、なし崩しに

2013-05-22 12:24:01 | 日記
アルジェリアでのテロによって尊い命数多く失われたことは、本当に遺憾の極みだ。
ご遺族の胸中を思えば言葉も出ない。

こういう事件がもう二度と繰り返されぬように、地球の全生物が、同じ高さの地平線上に並び立つことはできないのだろうか?
兵器や武器、殺戮、暴力ではなく、対話や相互理解で、色々なものを、平等に、平和的に共有できる時代がいつか来て欲しい、いつもそう思う。
みんなが、同じ高さで、同じ景色を見るということの素敵さに目覚める時代。
待ち遠しい限りだ。



件のテロ事件は、本当に痛ましい出来事であり、不幸以外のなんでもない。
しかしである。
その一方で、この不幸に便乗しようとしている不謹慎、不届き極まりない輩がいる。
安部政権である。

海外でこういう事故、事件が起こると必ず巻き起こる「憲法改正論」、「自衛隊法改正論」。
まったく無意味、不愉快だ。
他人の不幸を依り代にして、チャンス到来とばかりに畳み掛けようとする。
なぜ、そうなるのか?
よくよく考えたなら、ただの不可解極まりない理屈でしかない。
理論としては無茶苦茶だ。
見せ掛けのトリックを使った、子供だましに手品と同じである。

こういう事件の後、国民感情は怒気や悲しみに溢れ返っていることが多く、つまりは国民が、冷静な判断を欠きがちになる状態にあることを見越して、それに訴えかけ、法改正への支持をたやすく得ようとしている。
まったくもって姑息なやり方としかいえない。
火事場泥棒とは、このことではないのか。

勿論、悪質なテロ行為は許せない。
当然だ。
理不尽な暴力は、最低だと思う。
しかし、ではなぜ、そこから自衛隊法改正へといきなり飛躍するのだろうか?
という違和感は拭いきれなく残ってしまう。

現政権は、単刀直入に言えば「帝国主義懐古政権」だと思う。
古き、悪しき頃の「日本」への回帰を図ろうとしていることは火を見るよりも明らかだ。
洋の東西を問わず、かって帝国主義国家だった国々は、「居留民保護」を大義名分にして侵略の限りを尽くしたと習った。
そうやって限られたパイを奪い合い、忌々しい暴力でもって、徐々に侵略地図を広げていったのである。

かっての日本も例外にたがわず、そういう苦々しい歴史を一度は踏まえてきているわけだ。
同じ徹を踏むことがいかに愚かな行為なのか、また、それが他の国々に対して、特に近隣アジア諸国に対して、どういう意味を持ち、どういう感情を呼び起こすことになるのか。

本当に、冷静に考え、正しい判断をしたほうが、僕はいいと思う。
卑劣なテロに対抗する手段は、決して暴力だけしかないのではないからだ。


腹が立って仕方がない。
志半ばで不幸にも命を落とされた方々に対して、著しく配慮を欠いた、非礼極まりない行為だと思う。


Swing Out Sister - Now You're not Here (1997) ►STEREO◄ - YouTube

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松任谷由実 ふってあげる - YouTube

ダウンタウンボーイ 松任谷由実

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SNEP~たまご・にわとり~

2013-05-20 12:14:55 | 日記
NEET(ニート)につぐ新たな概念とされている、「SNEP」(スネップ)。

「Solitary Non-Employed Persons」(孤立無業者)。

具体的には「20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚者。
就業していない。
家族以外の人と2日連続で接していない」..ということらしい。

この手の言葉は本当に、ネット上に溢れかえっているのだが。
イマイチ本質を付いているのかどうか、疑わしい限りである。

ニートという語句を日本で定着させることに一役買った東大の玄田教授らが、2012年半ば頃から提唱してきた造語である。
この概念の肝である「一緒にいた」とは「普通に会話が出来る距離にあった」ことを指しているそうだ。
つまりは電話やメール、ネットなどでの交流などは一切含んでいないということ。
「孤独度調査」を行うことによって調査したとか。

スネップは総じて社会から隔絶しており、こんな特徴があるそうだ。

1.テレビの視聴時間等や睡眠時間が他の無業者に比べて長く、家族を含めた誰とも一緒にいない一人型の孤立無業ほどその傾向が強い。
2.電子メールなどインターネットの利用も少なく、パソコンゲームやテレビゲームの利用頻度も特別に多いとはいえない。
3.過去一年にスポーツ、旅行ボランティアなどを一切経験していないことも多い。

なりやすいタイプは男性、30代以上、中卒ないし高校中退..といった要素が挙がっている。

調査結果を端折って列挙すると、スネップは2006年時点で100万人超えしており、過去10年間に45万人の増加を見せているという。
すごいことだ。

ニートにしてもこのスネップにしても、昔からあったことだとは思う。
しかしこうも急激に増加していることは、社会が過渡期に来ていることの、何よりもの証なのではないか。
社会構造の変革とか、経済状況とか、規範の変化とか、グローバル化とか、難しいことはよくわからない。

が、しかし、世の中が急激に尻窄みになってきていて、閉塞感が蔓延している空気は肌で感じれる。
要するに、老若男女、概ね「生き苦しい」のだ。
空気の薄い水槽の中で生活しているような社会生活にうんざりしてきているのだと思う。
だから自己を守るために、あえて、ネガティブな空気の溢れかえっている社会に背中を向けて、繭に閉じこもるのではなかろうか。
ほとんどの人が、繭の中は、やはり安全で快適だと思うのではないか。

そう思いたくもなる程、社会は生きづらい。
そう感じる感性は、まったくの正常だと僕は思う。
必然的に、彼らは繭の中へと、何気なく逃避しているのだと思う。

要するにである。
社会的な要因が大いに関係していて、結果、このような顛末になっているだけのことなのだ。
こういうタイプの人が存在しており、さらに年々増えてきている..ことを憂慮するよりも、まずは社会不安の解決の方が先だと思う。

言葉や理論化も結構だが、なんか人の生き様を晒し者にしているというか..
こういう生き方をわざわざ取り上げて、それを面白おかしくショッキングに報道しているだけのような、そんな気がする。



大貫妙子 - ひまわり - Taeko Ohnuki - YouTube

世界の終わり - thee michelle gun elephant -


森高千里 LIVE1997 「ララ サンシャイン」 - YouTube

Nausicaä - Takako Minekawa & Ryuichi Sakamoto - Hosono Tribute - YouTube

嶺川貴子 Takako MInekawa - X'mas Wish - YouTube


CUE / YMO ⇒ HAS - YouTube

空気公団 優しさ - YouTube



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水たまりの中の景色

2013-05-19 12:06:59 | 日記


雨の日が好きになった理由が一つあります。

雨の水たまりに映った風景の幻想的な様に囚われたからです。

本当に不思議な世界、絵画的と言いましょうか。

三次元な世界においては、おそらくありえない画面などがそこに写っていたりします。

面白いもので、ついつい写真に撮ってみたりもします。

自分の姿の映り込みなんかに注意していると、意外とアングルが限定されてしまったり、面白みがなくなってしまったりと、難しかったりするのですが。

こういう景色を専門にとっておられる写真家がいるようで、そういう写真を集めたサイトも発見しました。

非常にワクワクとしました。

いやいや、素晴らしいなぁ~。

雨の日に足元を見ながら歩く癖はもう治りそうもないです。





Off Course 「夏の日 PV」 - YouTube

平賀さち枝 恋は朝に

Chocolat & Akito - Walking In The Park - YouTube

橋口なつこ - club WONDER TVのテーマ @club WONDER - YouTube

CHOCOLAT - ベースボールとエルビス・プレスリー - YouTube

happy ever after/ジルデコ (acoustic ver.)

くまごころ - YouTube

さあ冒険だ/和田アキ子 - YouTube

秋葉原ロック

2013-05-17 12:01:06 | 日記


秋葉原の事件報道を見たときに、まず思ったことは「ロックだな」という、不謹慎を禁じえない感想であったことを告白する。

当事者は社会からの疎外感に悶え、悩み苦しんでいた様がいろいろなエピソードから伺える。
そして、バーチャルの世界にも不適応状態を呈した挙句、件の凶行に及んだのではなかろうか。

あの事件の前後から、現代社会の矛盾や闇、欺瞞性などにいきなり太陽光が当てられたように、突然、色々なモノが、万人にも目に見える形でさらけ出されたように思う。
インターネットを主体とする幻想だらけの共和国の存在というものも、かなり多くの人が知ったのではなかろうか。

そうなのである。
このバーチャルな「セカイ」では、数限りない蛮行が、おびただしいほどの欺瞞に満ちた日常が、数少ない「真実への回帰と認識」などがごった煮状態で溢れかえっていたのだ。
その中に「生きること」に、自らの生きがいを見出した人もいれば、逆に、幻滅してそのセカイを後にした人もいる。
また、その世界から爪弾きにされた人や、不適応状態になった人もいる。
バーチャルでないセカイと比較にならないほどハードで、生々しく、えげつなく、おどろおどろしい。
匿名性の世界だからこそ、人間の本質がさらけ出されまくるという諸説は正論に違いない。
仮想現実なのに、「現実よりももっとリアル」なセカイなのである。

そういうセカイの中であぶれた人、なんと表現すればいいのか。
「バーチャルの世界で異邦人化したヒッピー」とでも言おうか。
秋葉原の事件はそういう当事者によって引き起こされた犯行ならぬ「反抗」、つまりはロックだと、そう思ったのである。

以前、カミュの「異邦人」を何度か読んだ。
が、未だによく理解できない点が多々ある。
すごく難解なのだが、しかし好きか嫌いかといえば、生理的に好きである。
この感覚はうまく説明することができない。

ところで、カミュの言う「異邦人」とはすなわち、「社会不適応者」のことである。
そういう自分も多かれ少なかれ「異邦人」的な要素を持っている「半不適応者」だと思うので、そう意味でとっつきやすい小説だ。
だから生理的に好きなのかどうかは自分でもいまいちよくわからない。

この不適応状態とは、かなり無意識的なものであり、同時に生理的に社会に嫌悪感を持つことによって起こる気がする。
カミュの中の「異邦人」ムルソーは太陽が眩しくて暑いから、不愉快だからという理由のみで殺人を犯す。
裁判所は法に則って彼を裁くことは可能だが、本質的には、人間としての彼を裁くことは不可能なのである。
後味の超悪い作品である。

秋葉原の事件についても、それ以外の事件についてもそうだと思うが、裁判所と法は、犯人たちを裁くことはできても、人間としての彼らを裁くことはできない。
それは「人が人を裁くこと」自体が矛盾したことだからなのではないかと思う。
犯罪の抑止力とか云々以前に、まずは最初の時点で矛盾しているのではなかろうか、人が人を裁き、時に死刑を宣告するというシステムが、である。

生まれながらに原罪にまみれた人間が、原罪にまみれた人間を裁き、時に死を宣告するという、この滑稽なシステム。
それが古代から培われてきた社会のルールなのだという意見もある。
事件報道や裁判での決定などの報道を見たときに、僕は、それらに対して根源的な疑問というか、違和感を感じとり、なんとなく納得、適応出来かねる時がある。
生理的な嫌悪感を感じとることもある。

たんに表面上、「とにかく罰を与えました」というように思えてしまうのだが、それが良いのか悪いのかは、実は僕もよくわからない。






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オフコース 夏の日 PV 撮影風景 1984 - YouTube