嘘つきの観察記録の続き。
詐欺師や詐欺体質の嘘つきの特徴で、図星を突かれた時ほど、その指摘者の言っている
ことが「取るに足らないばかげたことだ」「相手にする価値のない世迷い言だ」
「バカがなんか言ってる」とふるまうというのを書いておきたい。
嘘つきは、そうやってその場にいる人達に印象操作をすることが生き方から沁みついて
いて、長けている。その瞬発力は卓越している。
その人の言ったど真ん中ストレートな指摘を、即座に打ち消す態度をとる。それはモラハラ上手
であることを意味する。私自身も、その手にずっとひっかかってきた。指摘者としても、周囲で
見ている人としても。でもその即座に打ち消すその様が おかしい と気づくようになった。
それは、紛れもない図星を突かれて すぐに話を逸らしたい その場の注意を引き離したい
屈辱に耐え難い というとっさの強い心理からくる「発作」みたいなものだと気づいた。
もちろん、そのふるまいの演技力は巧みで、発作に見えないように
大人と子ども 深く理解している私と全く理解してないお前さん 達観者とわかってない奴
天上人と凡々人… という構図に見えるように、指摘者の言うことは聴く価値0の妄言だと印象づける。
「ははは」と、子どもが無知で愛らしいことを言った時におじちゃんがするような
乾いた失笑、時には小さき者・つぶらな瞳のおバカちゃんへの愛情、可愛がりさえ
感じさせるような大人笑いなど、身振りジェスチャーを巧みに使って上下関係の構図を
その場で演出したりする。それに私自身も騙されてきたくちである。微笑ましげに見下す
ことで、相手の言ってる何1つおかしくないことを無知で幼稚なものだと印象づける、
極めて悪質な行為なのである。
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(この大人笑いによる、指摘者の発言の無価値化は、2005年12月25日に佐賀県で行われた
「プルサーマル公開討論会」で原発御用学者の東大教授である大橋弘忠氏が、当時京都大学
原子炉実験所の助手だった小出裕章さんに対して行ったハラスメント話法と同じである。
原発事故後、雲隠れした。必死で原発の危険性を訴える小出さんの態度とは対照的に、
失笑を連発して上から目線で大人の余裕をきどった態度だった。youtubeで見れる。)
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でもそのとっさの行動は、嘘つきの発作であった。
その即座過ぎる打ち消しに、図星を突かれていることへの動揺があることに気づくようになった。
ある詐欺師の男性は、当たり前のことを言っている人に対して乾いた笑い(体のいい失笑)で
「いやいや」と穏やかな口調で言う癖があった。とても不快な口癖。
「お前さんわかっていないよ」って上から目線で諭す、穏やかな口調。
でも、全然「いやいや」ではなくて、その人は当たり前のことを言っているだけで、
「何がいやいやなんだろう」(←これがとても大事なシグナルだった !)という疑問は
その都度、あった…。そしてその「いやいや」の先には相手の言う自明の理が誤っている
ことへの具体的根拠の説明はなされず、ただいやいやと口癖で言って
「俺が上で お前らはみんな雑魚。悟り人の俺とお前らいわしの群れ」と印象づけているだけ
なのであった…。その詐欺師よりも遥かにその道に精通したその人が言う、当たり前過ぎることを
乾いた大人笑い(失笑)で否定してみせることで、「私の方が上だ」「お前は何もわかっていない」
とマウントしているだけの、つくづく嫌らしい幼稚な行為である。
「いやいや(笑)」
超越者として振る舞っているけれど、知識、技術、人格、人間関係、ネットワーク、どれを
とっても一般人より遥かに劣っている 卑小な人間 それが彼の実態であった。
この人めっちゃ雰囲気似てるのよね…この人も大橋やけど。
凡人の足元にも及ばない超越者 どの期に及んでも過ちを認めない心理