ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

ショパンの舟歌

2020-09-24 | 音楽

東京に住んでいた頃、渋谷にある「ライオン」という老舗の名曲喫茶に友人と入ってみました。

渋谷はアートとの接点が多い街。さまざまな形で感性を磨く芸術の秋。 | THE SCRAMBLE (ザ・スクランブル) |  素敵が行き交う、渋谷ライフスタイルマガジン


音楽をリクエストできるそうで、してみました。ショパンの舟歌を。

ゴンドラに揺られて人生の様々なことを回想している…ような、極めて詩的な曲です。

ピアノ弾きにとってこの曲は、軽い気持ちで弾いてはいけない、本気で弾く曲、そんな存在です。

私には色んな意味でまだ早いので、手をつけたことはありません。

私のイメージでは、この曲は死を前にした人が人生を回想しているようにも感じられる曲です。

クラウディオ・アラウ翁が弾くのが、私の聴いた中で1番好きで、よく聴いていました。その盤を

聴くと、本当にゴンドラに揺られている光景が目に浮かんで、胸が苦しい程に切ない気持ちになります。


Chopin Barcarolle in F-sharp major Op. 60 - Claudio Arrau    :アラウ翁の演奏


関連記事:安定した演奏が聴きたい時は




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ライオンでリクエストし、流れてきた舟歌は、テンポがとても速く軽快で、

リリシズムが少しも感じられない演奏で、ひっくり返りそうになったのを

今でも鮮明に憶えています。

 

 


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